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心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~風に乗って,風になる~

2015-10-12 | パソコン画
   
 どこからか 風が吹いて

 山並みの裾野 

 野原に広がる コスモス畑

 ピンクや黄色、白で着飾った花びらを

 揺らして 通り抜ける

 畦道から穂を まっすぐに伸ばした ススキ

 束ねられた勢いで ゆらゆら風に乗り

 大きくため息ついて


 少しだけ陽射しがあると

 温もりが 辺りを包み

 そよぐ風が 心地いいのか 

 花たちは

 風を待って 揺れて戯れ

 野草や雑草まで 一緒になって


 いつも歩く散歩道 

 どことなく 空気感が変わり 

 漂いはじめた 風の波 

 梢に 幹に 緑葉に 木立に  

 不思議な吐息

 ざわめき 軋み 風の音 虫の声 梵 

 空に雲も遠慮がちに 飛んでは広がり

 浮かんで 呼んで 

 風の季節がやってくる


 もうすぐ 
 
 風に乗って 風になる
  

 
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~秋祭りだ!~

2015-10-11 | パソコン画
   



 もうすぐ 

 太鼓の音が聞こえ

 威勢のいい掛け声とともに

 町を練り歩く ちょうさ(だんじり)

 獅子は かん高い太鼓の音や笛に 舞い 

 八栗山の麓は 祭り一色で染まる

 今日は地元神社の ”秋祭り”

 
 いつだったか遠い昔 幼い頃

 お小遣い貰って 友達と神社へ行ったかな

 綿菓子 林檎飴 アイスマン 籤引き お面

 いいえ 玩具の人形だった気がする 買ったのは 

 手の大きさぐらいで 目がでっかくて 可愛い

 人形を買うと もう何も買えなくなり

 それでも満足して 嬉しかった

 
 いまや
 
 田園や野山は様変わりして

 お店や住宅地に変貌した

 農道だった小路に 稲穂はみえず
  
 舗装して電車や車が走り 行き交う

 
 時や 季節の流れはあっても

 変わらない 守られて 続くこともあり

 伝統 歴史 風土 神事 奉納  

 次の世代に受け継がれていく 確実に

   
 さあ、花火が打ち上げられ

 盛り上げる音が 賑やかに空に響き

 熱気と声援に包まれる 祭りの幕開けだ

 
 子供の頃に戻れるか?

 



  
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~何もない世界、無に~

2015-10-09 | パソコン画

   
 
 いま、この時が

 何もない 無の世界

 静寂で 誰もいない部屋 

 薄明りだけ 鈍くひかり

 吐息だけが あたりに靡く 
 
 黙って 声を殺して ひっそりと

 ただ、白いページに向かう

 何もない 何も考えたくない

 わずかな時間に 
 
 風にお喋り

 雲に聴いて

 お伽話の絵本を あけて

 そんな そんな とき

 梢も 小枝も 野草も 

 薄い絹を巡らした あかね色の空も 

 空想も 想像も 思い出も

 何もいらない 何も欲しくない

 ただ この時を待っていただけ
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~さがしている言葉~

2015-10-03 | パソコン画

     

 言葉をこぼしたいのに 

 何かを伝えたいのに 

 どう云えばいいのか わからなくて

 さがしている

 いつもどこかで ひっかかっていて

 出て来ない あなたへのひとこと

 「どうしたの」「どうしたい」

 あとがわからなくなり 黙ってしまう


 お茶を入れて

 雑誌を手に取りながら 朝になる

 朝焼けか 

 オレンジ色で糸を引いたような

 薄い雲が散らばって 

 それでも ふんわりと

 はるか遠くまで 広がって

 出窓から 何気なく眺めている

 聴こえない声

 聴いていない声が あるのかも知れない 

 このままでと 息をのむ瞬間


 でも、やっぱり言葉をさがしている
 

 

  
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~真っ赤な彼岸花~

2015-10-02 | パソコン画
     

  風が吹いて
 
 鮮やかに染めた野辺に

 咲いた 彼岸花

 乾いた空が薄雲を呼んで

 見慣れた雑草にもまれ

 お洒落色の赤が濃く 映える

 季節の花なのに

 線香花火のような繊細さ
 
 実も葉も香りもないけど 変化して

 違った表情をもみせる怪しさ 雰囲気

 多くの呼び名を持ち どう呼ばれても

 ひたすら 楽しませてくれる 強さ


 あたりいちめん 秋色で包んで 燃える

 寒空のころになると 終えるさだめか

 真っ赤な彼岸花よ!
 

  
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~雨のしずく~

2015-09-25 | パソコン画
   

 今朝も雨
 
 まだうす暗い部屋の窓から 

 雨のしずくが流れ落ちて どこへ向かうのか

 ホトボト ポツポツ シトシト ぽとぽとシャン

 雨音が聴こえて 何かを揺らしている

 響いても 奏でても 表現できないもどかしさが

 言葉にできない 伝えられない もどかしさが

 微かに残り恨めしく 雨とニラメッコ 

 窓辺には

 滴り落ちる水滴が 少しずつ増えてきた木斛

 欅や樫まで びしょ濡れになりながら

 あたりをみつめて 恨めしそう

 いつまで 降るのか秋の雨

 どこかで雨雲 取り払って欲しいけど

 もう少しだけ 雨音を聴いていたい
 
 雨の響きを感じていたいから.....

 



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~幸せとは~

2015-09-21 | パソコン画
    

 幸せとは何だろうか
 いつも限りなく潜み
 ひとつを得たら またひとつ
 毀れた何かを探すような
 向かってくる何かを 拒むような
 とりとめのないものか

 この部屋から漏れる レンガ色の
 鈍い灯りや 微かな笑い声
 窓辺の風音 素焼きの置物
 どうしょうもないものでも 生きてきた証
 何かしらの欲望とか傲慢さで
 いつの間にか忘れていた

 量ること
 比べることが出来ず
 毀れたり 毀れたり 無くしたり
 さまざまな形や色で染まり 崩される
 解っていても どうにもならない
 
 振り返りながら進み
 周りを気にしながら 生きて
 辿りつきたい家路があり
 待っている家族がいる

 幸せとは
 答えのない答えを探して 追い求める
 永遠なものかも知れない
  
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~虹色のシャボン玉~

2015-09-20 | パソコン画
    

  風もないのに
 風に吹かれて
 シャボン玉が飛んでいく
 
 ふあふあ ゆらゆら シュラシュラ
 飛んで 消えたら また飛んで
 浮かんで 沈んで 遊覧飛行

 いつだったか
 遠い昔 幼い頃
 虹色のシャボン玉を 追いかけた
 どうにかして 掴もうと
 必死に追いかけた   虹は淡い 
 夢 希望 あこがれ 未来 
 消えてしまえば 何かが
 失われるのが怖かった

 いま
 無数に吹き出され
 勢いよく空に舞う 淡い玉
 飛んで飛ばされ 
 賑やかな歓声があがる
 一瞬の輝きに 子供たちの笑い声

 
 いまなら
 いまなら どうにでも
 受け止められる
 儚い瞬間にたくして..... 


    
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~雨が降る~

2015-09-06 | パソコン画
  

  また降っている 今朝の雨 

 どこから来て どこへ向かうのか

 向かった先に 何が待つのか

 誰か知っているかい?

 見上げた空 とてつもなくでっかいけど

 山や建物に邪魔されて 先が見えない

 訪ねて 向かっても 行き着けないほど遠い

 
 この雨 今日は邪魔だ

 いくら降っても 喜ばないよ

 さっきから また大降りして

 いつまで どこまで 続くんだい 

 樹木や植木もしっかり水を得て

 花壇の花も瑞々しい

 畑のトマトやキュウリ 枯れてしまい もう受け付けない

 雨が好きな私でも毎日降るのは お手上げ

 さあ どうする?

 それでも降り続けるのか

 もういいから

 もういいよ 

 雨元に 呼びかけてみる

 爽やかで穏やかな ”陽ざし”が欲しいよ いまは

 
 何故か 雨音が強くなってきた

 雨が降る・・・・

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~花 火~

2015-09-05 | パソコン画

    

 こんなにも煌びやかで 鮮やかに

 夜空を彩り 光を放つ花火

 幾重にもキラキラきらめき  己だけの世界を

 見せつけ どん欲に 投げかけて 何かを放つ

 受け止めても 知らぬふりでも 何だっていい

 そこにあるのは夢舞台

 着飾った大輪の花が咲乱れ 

 宝石をちりばめた 玉手箱が開く

 花びらを散らして 金色の玉

 ジェット気流に乗って飛交う 火の粉か しぶき舞い

 輪を描いて 飛び上がり まわって開き 飛び散リ

 消え去るさだめに はかなさはあっても 寂しさはない 

 
 ああ......

 もしもここに絵具があったら

 塗り重ね ド派手に 華麗に描けるだろうか

 いいえ、とても表現できない凄さがここにある

 興奮 歓声 爆音 船灯り 華やかさ

 今年も見に来た 花火大会

 大勢の見物客で賑わう 異次元の世界

 少しだけ夢に浸って 夢に沸く
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~朝のはじまり~

2015-07-24 | パソコン画
  
  ~朝のはじまり~
 

 窓を開けると

 「早く起きろ」と言わんばかりに

 蝉がやかましく 泣いて
 

 昨日のにわか雨が嘘のようで

 ひさしぶりの青空が遠くにみえる

 すじをひいて薄い雲がゆったりと流れ

 眩しく照りつけるだろう陽射しを

 風を呼んでも吹かない乾いた空気を

 いま 感じながら 

 お茶を飲む ひととき 
 
 
 いつかの風で欅の葉が垂れ下がり

 木斛が小さな葉っぱを散らして

 もう紫陽花は終わって

 マーガレットかわからないけど

 緑葉が咲き始めている 花壇


 朝の光

 朝の風 

 朝の音


 もうすぐ聴こえてくるだろう 

 お喋りしながら通う 子供たちの声

 通勤の車や 玄関の戸が開く音

 みんながそろそろ動き出す時間が 来たかな
  

 窓から

 朝のはじまりを受け止めて

 今日が始まっていく


 そう

 いつまでも泣き止まない 蝉の声


  
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「春の雨」ようこそ、私の部屋に!

2015-06-07 | パソコン画
オハヨー
  爽やかな朝ですね。梅雨だと言うのに忘れてきたかのような空
  
  青空ではないけど、雲が広がりどんよりしていて陽も射してきた。今日は晴れそうだ!

  
 
  昨日AKB48の総選挙があり、フアンにとっては興奮した夜だったのでは?

  ちなみに私はほとんどわからないし興味がない。

  ただ、たまたまつけたテレビで泣きじゃくるワンシーンを見て、凄い戦いに驚いたわ。

  頑張っても報われない厳しさ、辛さ

  わかっていてもどうにもならない成績

  夢とか希望は願っても思い通りにならないし、努力しても報われないことが多い。

  でも努力しないと、頑張らないとやってはこない。自分でつかみとるもの。

  諦めないで!

  いい成績の人は輝いていたけど、継続するのも至難の業で日々元気に頑張れですよね。


     ~私の世界へようこそ~

   
  
     春の雨

  いつの間にか 降り出した雨

  桜花を濡らしながら薄い霞に隠れ
  
  風が吹かずとも花びらを散らし

  音も立てず密やかに降りそそぐ
   
  絹糸にも似て細くちぎれてしまえば

  どこへ流されていくのだろうか

  シトシト しんしん ひたひた

  あたりいちめん風を呼んでざわつくと

  弾けて飛んだしぶきと水玉の精が

  透明な水彩画のように鮮やかに映えて

  散ってしまった薄桃色の花びらが

  見せ場を失ったと嘆いているか


  いつまで降るのか春の雨
  
  硝子窓を流れて落ちて拭っても
  
  どこまでも群青色で染まった空に雲は隠れ
  
  雫が桜葉を幹に残して揺れている
  
  散って花びら 濡れて小枝 濡らして雨が
  
  心に語りかけるように沁みて 
  
  沁みていく、、、
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