新潮文庫
2007年 8月 発行
257頁
「世界の果てにある食堂」を舞台にした物語を書きあぐねる吉田君は奇妙な連作小説を予告して消息不明となった謎の作家=ジュールズ・バーンを知る
「物語」の入り口を探し求める吉田君がいつしか迷い込んでいたのは、バーンが企んだ連作の世界なのか…
吉田君が主人公でその辺りを描いたものかと思いきや、然に非ず
16の短編と「あとがきのかわりに」の1編
ザ・ビートルズの〈ホワイト・アルバム〉を軸にしてシンクロする過去と現在
なんとも心地よい、いつもの吉田さんの世界です
残念なことに自分はビートルズにも〈ホワイト・アルバム〉にもさほどの思い入れがありません
その辺りに詳しい方が読んだらさぞや面白かったことでしょうね~
羨ましいです
月舟町の辻にある食堂でクロケット定食を食べたい…
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