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TV(BS・CS)で観た映画(海外)を5本

2017年10月22日 | 映画(海外)

 

 

 

「オデッサ・ファイル」
原題 THE ODESSA FILE
1974年 イギリス、西ドイツ 

原作:フレデリック・フォーサイス

原作は高校生の時に読みました
覚えているのは
ウクライナにオデッサという都市があること
「ジャッカルの日」のほうが面白かったと思ったということ
くらいで内容は忘却の彼方…

 

ドイツが東西に分断されていた時代の話
西ドイツを中心に暗躍するナチ残党による謎の組織“オデッサ”を追う若いルポライターの活躍を描きます
殺し屋はイマイチ間が抜けているしアクションシーンなど古臭さは否めませんが、何ゆえ若き青年がそこまでオデッサを追うのか、その真実が分った時の驚きといったら!
原作の内容を覚えていたらこの衝撃も無かったですネ
半ば退屈と思いながら観続けて良かったです

 

 

 

 

 

「不機嫌な赤いバラ」
原題 GUARDING TESS
1994年 アメリカ 

元大統領夫人(シャーリー・マクレーン)とシークレット・サービス(ニコラス・ケイジ)のやり取りをユーモラスに描くヒューマンドラマです
我儘で傲慢な夫人に振り回されるシークレット・サービスたち
いつも誰かが傍にいて自由に行動できない夫人も気の毒ではあります
働きやすい職場とはいえない夫人の警備
例の如く、我儘三昧の夫人にウンザリのシークレット・サービスたちの油断から夫人が誘拐されてしまい大事になりますが…
仕事以前に、相手を尊敬し思いやり大切にする姿にほっこり
心温まる作品でした

 

 

 

 

「いつか眠りにつく前に」
原題 EVENING
2007年 アメリカ、ドイツ 

人生の最期の時を迎えようとしている老婦人を見守る二人の娘
老婦人は娘たちの知らない男の名前を口にし、うわ言のように昔の話をします
彼女の人生は辛いことが多かったかもしれないけれど悔いはなかった、と考えて良いのでしょうね
それぞれのパートナーと上手くいっていなかった娘たちも前を向いて生きていってくれそうです
ほのぼのとしたラストが良かったです

 

 

 

 

「プレイス・イン・ザ・ハート」
原題 PLACES IN THE HEART
1984年 アメリカ 

1935年、テキサス州
保安官の夫を突然に殺害され、残された妻が家族を守るために必死に闘う姿を描きます
専業主婦で世間のことを何も知らなかった主人公でしたが、たまたま家の仕事を手伝ってもらうことになった黒人男性のアドバイスを受けながら綿花畑の経営を始め見事に成功させます
主人公の奮闘努力は観ていて気持ちの良いものでしたが、まだ人種差別が激しかった時代のこと
最後に黒人男性が町を離れなければならなくなるのには何とも複雑な思いが残りました
聖書の言葉もイマイチ分らなかったです

 

 

 

 

「奇跡のひと マリーとマルグリット」
原題 MARIE HEURTIN
2014年 フランス 

三重苦で生まれたマリーと彼女を教育したシスター・マルグリットを描いた実話がベースのヒューマンドラマ
一切教育を受けず言葉も知らず人と関わることも無く育ったマリーはまるで野生児のようで誰にも心を開こうとしません
彼女の教育を担当したマルグリットは自分が不治の病に冒されていることを知り残りの人生をかけてマリーに献身的な教育を施します
結果、言葉を覚え両親と心を通わせることができ、人間らしさを獲得するマリー
強い絆で結ばれたマリーとマルグリットでしたが、やがて二人に別れの時がおとずれます
マルグリットの墓に花を供え、空=マルグリットのいる天国へ向けての手話にいたく心を揺すぶられました
南フランスの美しい自然風景も見どころのひとつです

 


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