「僕だけがいない街」
2016年
【日本映画専門チャンネル】
原作 三部けい
売れない漫画家・悟(藤原竜也)は、ある日突然「リバイバル」という特殊な現象に見舞われるようになります
それは、周囲で悪いことが起きる気配を察すると自動的にその数分前に戻り、事件や事故の原因を取り除くまで何度でも繰り返すというものでした
ある日、上京してきた母(石田ゆり子)が悟のアパートで何者かに殺されます
悟にリバイバルが起きますが、なぜか数分前ではなく18年前の故郷、北海道で、悟の同級生が被害者となった蓮続誘拐殺人事件が起こる直前の世界でした
巷の評価で原作の良さが生かされていないというレビューが多くみられました
自分も原作は知らなくても、イマイチなのは同じく
18年前の事件の犯人が誰なのかはすぐ分かってしまったし、犯人によって川に落とされた悟が現在で無事に生きているのは良いとしても、どうやって生き延びたかくらいは描いて欲しかったです
全体にリバイバルの面白さや説得力に欠け、北海道での林遣都さんや千葉での有村架純さんの使い方も勿体なかったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f8/49689a322e6080458f68477cf03af85a.jpg)
「こはく」
2019年
【GYAO!】
長崎県に暮らす広永亮太(井浦新)は、幼い頃に家を出て行った父が営んでいたガラス細工の工場を受け継ぎ、何とか毎日を送っていました
妻・友里恵(遠藤久美子)に妊娠がわかり喜ぶ亮太ですが、前妻との間にできた2人の男の子と会えずにいる自分に父の姿を重ね合わせています
ある日、定職に就かずブラブラしている兄の章一(大橋彰)から、町で偶然父の姿を見たと連絡がきます
兄と2人、父の昔を知る人を訪ね歩き探し回りますが杳として行方は掴めません
兄の虚言ではないかと思い始めた矢先、母(木内みどり)に病気が見つかりほどなく亡くなってしまいます
母の葬儀にやってきた、父と何か関係があったらしい女性(鶴田真由)の口から父の居場所を聞き出します
幼い頃に負った心の傷を隠しながら生きて来た兄弟が本音をぶつけ合い、意を決して父の暮らす海辺の町へ向かうドキドキがたまりませんでした
昔の若い父親を井浦新さんが2役、現在の年老いた父を鶴見辰吾さんが演じます
これが良かった!
亮太の記憶と意識の表現として秀逸です
憑き物が落ちたかのようにスッキリとした表情を見せる亮太と章一
亮太は前妻との間に出来た子らとも会えるようになりました
父親に捨てられた子ども、前妻との間の子どもを捨てた男
自分が悪いと思いながら生きてきた亮太が父の真の姿、優しさ、愛情を知り、生き直す姿が温かく心に沁みました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/aa/531b31ce2661c4fce4d3fea49c8cf6c1.jpg)
「劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班」
2021年
【東海テレビ】
ドラマがものすごく面白かったので観てみました
謎の無線機が現在と過去の2人の刑事をつなぎ、長期未解決事件を解決していく姿を描きます
批判的なレビューが多いです
映画という時間制約の中では端折ったり無理やりだったり、仕方ないと思いますが、主人公・三枝(坂口健太郎)と過去に生きる大山(北村一輝)とのやり取りが少なかったのは残念
ありふれた刑事ものっぽかったです
頭脳派三枝のアクションはカッコ良かったですけどね
またまた大山に会えなかった桜井(古瀬美智子)が気の毒~
どこへ行ってしまったのでしょう
だけど、もう続きは無し、これで御終いにして欲しいです
記者役の奈緒さん、早々と死んでしまって「!?」が、ちゃんと未来が変わっていて無事でした!(^^)!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8d/fc449eb9587c887fa0f344cd657c5781.jpg)
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