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おうち映画(日本)・岸辺露伴 ルーブルへ行く/岬のマヨイガ

2024年01月03日 | 映画(国内)
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
2023年
【Amazon Prime Video】

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力「ヘブンズ・ドア」を備えた漫画家・岸辺露伴(高橋一生)
青年時代、露伴は淡い思いを抱いていた女性(木村文乃)から、この世で最も邪悪な「最も黒い絵」の話を聞きます
時が経ち、その絵がフランスのルーブル美術館に所蔵されていることを知った露伴は新作執筆の取材と、かつてのかすかな慕情のため、担当編集者・泉京香(飯豊まりえ)と共にフランスを訪れます
しかし、美術館に「黒い絵」の存在を知る者はなく、データベースによってヒットしたその保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」でした

かつて露伴が思いを寄せた女性と露伴の御先祖様との関係に驚き
人を後悔と罪の念で殺す絵を何とかして欲しいという女性の思いが露伴を巻き込んだミステリーの結末は?


露伴と京香の関係性が面白く、ドラマ当初はウザイとしか思えなかった京香がいい感じになってきました

ドラマ版の延長で悪くはないけれど、あえて映画にせずともドラマ拡大版でも良かったのではないかしら
自分は「ヘブンズ・ドア」をもっと観たかったです
またドラマで露伴と泉に会いたいです

     





「岬のマヨイガ」
2021年
【チャンネルNECO】

原作 柏葉幸子
アニメーションです

父親との確執から家を出た17歳のユイ(芦田愛菜)と、両親を事故で亡くし、親戚を大震災で失ったショックで声を失った8歳のひより(粟野咲莉)
それぞれ居場所を失った2人は、不思議なおばあちゃん・キワ(大竹しのぶ)と出会い、岬に建つ古民家「マヨイガ」で暮らすことになります
そこは、訪れた人をもてなす、という岩手県に伝わる伝説の家でした
マヨイガとキワの温もりに触れ、ユイとひよりの心は次第に解きほぐされていきます
穏やかに過ぎる日々の中、「ふしぎっと」と呼ばれる優しい妖怪たちがキワを訪ねてマヨイガにやって来てしばらく滞在することになります
物語のピークは、大震災で封印が解かれた、心に余裕のない人の苦悩を取り込んで成長する妖怪・アガメと遠野の河童を中心にした「ふしぎっと」たちの戦いです
でも、大方予想通りで心配ご無用
その後、ユイは父親と決別し、ひよりは声を取り戻します
いつか2人が成長し、マヨイガを出ていく日まで3人は仲良く暮らしていくのでしょう

大震災で傷ついた心を抱えて生きる人々の再生の難しさがわかりやすく描かれています
人の心を癒すことができるのは、同じ人間の温かい心以外には無いのです

     

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