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★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

ドーナツを狙え!!

2011年06月10日 | 徒然なる日常



ドーナツを狙っているチェブラーシカ。
ちょっと身を乗り出して、手を伸ばしているようにポージングしてみましたが・・・分かるかな?(^m^)



さて。

相変わらず、ドライアイと花粉症(初夏の雑草系の花粉にヤラれてます)で、たまに、目が痛くなってしまう私。
今日は、お天気が悪いからか、比較的調子が良いのですが。
暑くて晴れ間のあった、昨日・一昨日は、めっちゃ、目が痛かったのです(><)
PCとかケータイとかテレビ画面を直視出来ないくらいに(;;)

で。
抗アレルギーの目薬も残り少なくなってたし。眼科行かなきゃなぁと想いつつ、メンドイし~~と先延ばし先延ばしにしてたんですよ。
とはいえ、12日の日曜日は、実は、ネッ友さん達とおデート(←その言い方ヤメレ)なのですよ。
そんな訳で、せっかく楽しみにしているおデートに、「目が痛い痛い」では勿体ないと想いまして。
本日、行ってきました、眼科。

前回行ったのが、GW明けということもあってか、おっそろしい混みようだったのですよね。それもあって行きたくな~いと想っていたのですが。
今日は、めっちゃ、空いてて。
待ち時間すらなく、受付済ませたら速効呼ばれたっっ。

無事に、目薬もゲット。

これで、快適に12日のネッ友達さんとのおデートが迎えられます★
あとは、お天気が良いことだけを祈ってます(^人^)

楽しみすぎて、早くもソワソワ(笑)




さてさて。

今日も、少しですが、サイトの映画レビューを更新しました。

●ヒア アフター
●マクロスF 恋離飛翼 サヨナラノツバサ
●塔の上のラプンツェル
●ツーリスト

以上、4本の感想をUPです♪♪



サイト更新・「Movie」コーナーにレビュー6本UP!

2011年06月09日 | 徒然なる日常
昨日は、日記にも書きましたとおりね久々にビルダーしました。
ボディビルではなくて、ホームページビルダーね(←何)。

で。
久しぶりにサイトの映画鑑賞記を更新しましたです。


という訳で。

●チェブラーシカ/くまのがっこう
●バーレスク
●シュレック フォーエバー
●GANTZ
●ソーシャル・ネットワーク
●白夜行

の6本のレビューをUP。

今日も、また時間があったら、レビューを追加したいですっ。






『624~購入者あり~』

2011年06月08日 | 徒然なる日常
今日の日記のタイトルは、映画『252~生存者あり~』をモジってみました。
件の映画との関連は、一切ございませんm(__)m
変なタイトルでスミマセン。


という訳で。
一体、何が、624で、購入者ありなのか・・・というと。

実は、6月24日(と、その前後)に、おっそろしい程、いろいろなブツの発売日が重なるのですよ。


全部、密林さんで事前予約しているので。
おそろしくデカイ箱に1つにまとめられて届くのか。
はたまた、それぞれが個別に届くのか。

どっちにしても、恐ろしいことになりそうです・・・。

っていうか、それぞれを予約した時期は、全部、バラバラの日だったのですよ。

今年の初めだったり、春先だったり、GW辺りだったり。

でも、あとからよくよく考えると、発売日、全部同じじゃね!?みたいな(^^;

んで。
何が発売されるのか・・・と言いますと。


CD   玉木宏 NEW ALBUM『START』。

DVD   映画『タクミくんシリーズ最新作「あの、晴れた青空」メイキング 「タクミとギイ 永遠の誓い」』

DVD  映画『チェブラーシカ』

DVD  ドラマ『世にも奇妙な物語』(←玉木さんがご出演のヤツ)

DVD  アニメ『世界一初恋』1巻

PSP  『シュタインズゲート』




(@A@;; !!!!!!!!





いや、厳密に言うと、最後のPSPソフトは、オットのなんだけど。
でも、『シュタゲ』は、私もPC版にハマって、凄く好きなゲームなので。やっぱり、私もPSP版で遊ぶと思うし。
そういう意味では、私の欲しい物でもあったりする訳だけど。

これは、当分、大人しくしていないとイケナイですね(^^;
まあ、これらがあれば、当分、引き籠もっていられそうですし。
大人しく出来そうです(笑)



さてさて。

これから、またまた、超久しぶりに、ビルダーします。・・・って言うと、なんだか、私、ボディビルやってるみたいじゃん(笑)
じゃなくって。

ホームページビルダーね!


映画レビュー中心になりそうですが、今日か明日くらいに更新できると良いなぁと思っています。

映画『星を追う子ども』

2011年06月07日 | 映画鑑賞記
今日も、映画感想を♪

先々週くらいに見に行った、映画『星を追う子ども』。
ファンタジーなアニメです。


幼い頃に父を亡くし、母親と2人暮らしの主人公・アスナ。
生活を支えるため、昼夜を問わず働く母親に代わって、家事などをする彼女には、友達が居ません。
けれども、彼女は、1人で秘密基地を作り、そこで、父の形見の鉱石ラジオを聞くこと、自分を慕ってくる猫を可愛がることを楽しんでいました。

そんな、ある日、父の形見の鉱石ラジオから不思議な歌が聞こえ・・・。

その歌をもう一度聴きたいと願い、山の上の秘密基地に向かう彼女は、謎の巨大モンスターに襲われ、殺されそうになります。

そんな彼女の危機を救ってくれたのが、シュンという不思議な雰囲気を持つ少年。

シュンと心を通わすアスナですが、やがて、シュンは彼女の前から姿を消すのでした。
そして、河原で、シュンと思われる少年の遺体が発見された・・・という知らせを知ることになります。

どうしてもシュンの死を受け入れられないアスナは、産休代理でやってきた、モリサキという教師の、「死者を復活させる秘法」という言葉に、強く関心を寄せるのでした。

そんな時、彼女の前に、シュンと瓜二つのシンという少年が現れます。
シンはシュンの弟で、しかも、シンもやはり、「シュンは死んだ」と言うのでした。

そして、シンもシュンも、アスナ達が暮らす地上世界の人間ではないというのです。

彼らは、地底世界アガルタの人間だ・・・と。

かつて、神の力を持つアガルタの民達は、人間と共に地上世界で暮らしていた。
けれども、アガルタの民の力を利用し、闘いを繰り返す人間達に失望し、彼らは地底に隠れ住むことに決めた。
しかし、アガルタの民の力を恐れた人間達により、地底世界は激しい攻撃を受け・・・。
アガルタは、今や、もう、滅び行くのを待つだけの運命にある・・・・・と。


アガルタに行けば、死者を復活させる秘法がある・・・。
それを知ったアスナは、シンと共にアガルタへ行くことを望みます。
そして、産休代理の教師モリサキもまた、長年、アガルタへの扉を探し続けていたのでした。
なぜなら、彼は、病気で若くして死んでしまった妻を蘇らせたいと切に願っていたから・・・・・・。


アガルタの扉が開かれたとき、アスナとモリサキは、「死んでしまったけど会いたい人」を求めて、旅立つのでした。


一方。
アガルタに地上の人間が入って来たことを忌み嫌うアガルタの長老達。
シンは、アスナとモリサキを仕留めるよう命令を受けるのでした。





どことなく、ジブリ作品っぽさを感じさせるアニメ映画でした。

主人公のアスナと、産休代理の教師モリサキが、地底世界を旅する・・・という物語。
神々に愛され、神々のすぐ傍にあるかのような、地底世界アガルタの風景は、時に荘厳で美しく、また、時に残酷で怖かったです。

ストーリーは、この2人の冒険なのですが、いわゆる、エンターテイメントなファンタジーの冒険・・・というのではなくって。

テーマは、かなり重かったと思います。

「人は何のために生きるか? そして、死んだらどうなるのか?」

という、言ってみれば、人間にとって永遠の命題のようなものを、2人は探求していくわけですよ。

そして、死んだ妻を蘇らせたいモリサキにとっては、死者復活の秘術を得るための執念の旅でもあったかもしれません。
一方、まだ子供なアスナにとっては、死者を追う旅だけでなく、自分探しの旅でもあったのではないかなぁと思います。


時に。

この物語。
時代設定って、どれくらいなのでしょうね?

もちろん、鉱石ラジオとか、不思議な物が色々とある世界なので、私達が暮らす、この「日本」ではなく、ファンタジーな日本なのかなぁとは思うのですが。
でも、描かれている人達の暮らしなどを見てみると・・・昭和30年代くらいな印象を受けました。

そして、舞台はドコなんだろ?

山が近くにあったり、単線の列車が走っていたりで。
少なくとも、都会でないことは確かです。

そんな世界に暮らす、主人公アスナ。

学校の友達と付き合うこともなく、1人でいることが多いので、成績優秀なのも相まって、クラスメイトからは「友達付き合いもせず、ガリ勉してる」と言われたりするのですよね。

でも、彼女は、別にガリ勉をしている訳ではなく。
友達に誘われても、遊びに行ったりしないのは、母親の代わりに家事を色々しなくてはいけないから・・・というのもあったと思います。
そうしている内に、段々、一人で居ることに慣れて。
自分だけの秘密基地を作ったり、父親の形見の鉱石ラジオを聴くことを楽しみにするようになったのでしょう。

彼女が、何の躊躇いもなく、アガルタへの旅に出たのは・・・。

きっと、そのような自分を取り巻く環境に、自分の居場所を見いだすことが出来ず、「自分の居場所はここじゃない!」という想いがあったからなのではないかなぁ~と。

もしかしたら、彼女自身は気付いていなかったのかもしれませんが。
本当は、独りぼっちで淋しかったのではないかなぁ~と。

アガルタ世界こそが、自分の居場所・・・と思ったからこそ、冒険に出た彼女は、とても活き活きとしているのですよね。

でも。

アガルタ世界で、危険な目にあったり、また、アガルタの人に親切にして貰ったり、いろいろな経験を通して、地上世界でも、自分は1人じゃなかった・・・ということに気が付たのだと思いました。

自分が元々居た世界に、自分の居場所は無いと思い、そして、死者に会ってみたいと願っていたアスナ。けれども、死んでしまった人達も、ちゃんと目的を果たして生を終え。生を終えたからと言って、決して終わりではなく、自分のすぐ傍に居てくれる。

それに気が付いたからこそ、ラストの彼女の選択だったのだと思います。

生と死について、考えさせられる、深いお話だったですね。
そして、実は、自分は独りぼっちじゃないんだよ~というメッセージも有ったのかな?

独りぼっちのように思えても。
実は、自分もどこかで誰かに支えられている、守られている。
逆に、自分も誰かを支えている、守っている。
それに気が付いていないだけ。

そんな風に思えました。

綺麗な背景、不可思議な世界観。すっごくファンタジーでした。
でも、ちょっとテーマは重かったかな(^^;

そうそう。
個人的には、モリサキ先生役の井上和彦さんのお声が、めっちゃ、格好いいと思いました(//▽//)



映画『プリンセス トヨトミ』

2011年06月06日 | 映画鑑賞記
今日は、先週の土曜日に見に行きました、映画『プリンセス トヨトミ』の感想を♪♪



この作品、ドラマ『鹿男あをによし』、映画『鴨川ホルモー』の原作小説でお馴染みの万城目学さんの小説です。

『鹿男あをによし』や『鴨川ホルモー』を見て以来、すっかり万城目作品のファンになった私は『プリンセス トヨトミ』も、原作小説は既に読了!!

小説がとても面白かったので、映画も楽しみにしてました(*^^*)



という訳で、物語。


会計検査院の調査官である、松平元、鳥居忠子、旭・ゲーンズブールの3人は、出張で大阪を訪れます。

彼ら、会計検査院の仕事とは、国家予算が正しく使われているかチェックすること。その調査対象は、各省庁をはじめ、国が出資している団体、助成金を受けている地方自治体などなど、多岐に及びます。

大阪府庁での検査を終えた3人は、次なる調査対象・財団法人OJOに向かいます。
大阪城址整備機構という名のこの機関は、大阪城の歴史に纏わる様々なものの管理や整備を行っているとのこと。

特に問題なく検査を終え、3人は、OJOの入っているビルのすぐ近くのお好み焼き屋「太閤」で昼食を摂るのでした。

そんな時、OJOの応接室にケータイを忘れたことを思い出す松平。

彼は、すぐにケータイを取りに、ビルに戻るのですが。

つい先ほどまで、20余名の職員が働いていたOJOのオフィスは、もぬけのカラ。
対応に出た、長曽我部なる男の姿すら見当たりません。

ほんのついさっきまで、確かに、ここで20余名の職員が仕事をしていたというのに・・・。
不審に思った松平は、オフィスの電話の受話器を取ってみるのですが、なんと、電話は繋がっていない。
更に不審に思い、オフィスの机の引き出しを開けると・・・・・・。
どの引き出しもカラッポ。

このオフィスはダミーだったのか・・・・・?

ならば、20余名の職員はどこに消えたのか?
このビルには裏口などはなく、正面玄関のみ。そして、その正面玄関は、松平達が昼食を摂っていたお好み焼き屋「太閤」から丸見えで。
20人以上の人間が、ゾロゾロと出ていけば、絶対に気が付くはず。
しかし、松平は、そんな光景見ていない。

ならば、忽然と消えた職員達は何なのか?
ダミーの事務所は何のために?

不正の匂いを感じた松平達は、翌日、再度、OJOを調査。

しかし、責任者の長曽我部は、昨日オフィスに人が居なかったのは、皆で昼食に出ていたから・・・とシラを切ります。
そして、繋がっていない電話も、建物の老朽化に伴う故障だと。

更に、カラッポだった引き出しを指摘し、引き出しを開けると。
そこには、きちんと、事務仕事に必要な文房具一式が揃えられており・・・・・・。

再度、色々な抜き打ち調査をするものの、不正は一切見当たらない。

それならば、松平が見た、あのカラのオフィス、違和感はなんだったのか・・・・・・・・・?


こうして、独自にOJOに関することを調べはじめた松平と旭。

すると、毎年、国から5億円もの補助金がOJOに出されている事実が分かります。
益々OJOの謎に不審を抱く松平の前に、大阪国総理大臣を名乗る真田という男が現れるのでした。

そして、真田の口から語られた、衝撃の真実とは・・・。

大阪夏の陣で殺されたはずの、豊臣の子供は、大阪町人達に匿われ、生きていたこと。
その末裔は、現代にまで続いていること。
そして、その末裔を守るために、「大阪国」という国家があり、それは、明治政府に正式に認められていること。その時の条約により、国から、毎年5億円もの補助金が、大阪国に与えられていること。

豊臣の末裔・・・プリンセスを守るためなら、大阪の男達は、立ち上がるということ。


しかしながら、会計検査院として、そんな荒唐無稽な事の為に、5億もの税金を使うのは認められないと判断する松平。

そして、そんな松平に対抗するため、プリンセスを守るため、「大阪国」は立ち上がり・・・・・・。





予め、原作小説を読んでいたので、物語の展開などは既に知っていました。

がしかし。
この物語、色々な設定や、ストーリー運び、エピソードなど、かなり、原作と違っている映画オリジナルな部分もありまして。

なので、原作小説とは別物・・・という感じもありました。
わたし的には、小説は小説、映画は映画・・・と、2パターンの「プリンセス トヨトミ」を楽しめた気分ですね。

で。

このお話の登場人物。

「鴨川ホルモー」での安倍や芦屋の時と同じように、登場人物の名前が、それぞれ歴史上の人物に由来しています。

松平元は、松平元康・・・つまり、徳川家康。
鳥居忠子は、鳥居元忠。
旭・ゲーンズブールは旭姫。
真田幸一は真田幸村。
橋場茶子は、茶々。
 漢字は違うけど、「橋場」という苗字も、秀吉の「羽柴」を想起させますよね。
因みに、映画では描かれていませんが、茶子の亡くなったお母さんは市子。これは、お市の方ですよね!

という感じで、それぞれ、歴史上の人物に由来しています。

でもでも。

映画では、鳥居は綾瀬はるかちゃんが演じる女性。そして、旭は、岡田将生さんが演じる男性なのですが。

元々、原作では、鳥居が男(名前は鳥居忠)。旭が女なのですよね。

歴史上の人物由来を考えると、映画版では、ちょっと男女が逆転しちゃってますね(^^;

とはいえ、ちょっとオマヌケなところがある鳥居。
映画では、男女が逆転してはいますが、綾瀬はるかちゃんが、原作の雰囲気そのままの鳥居を演じてくれていました。


で。
いきなり鹿が喋ったりする「鹿男」や、式神を操って、京の町を東奔西走する「鴨川ホルモー」と違って、「プリンセス トヨトミ」は、原作小説自体、少し、ストーリー運びが地味な感じがしたのですよね。
結構分厚い本だったのですが、淡々と、会計検査院の話、空堀中学校の話が描かれている感じで。
実際に、物語が大きく転機を迎えるのは、後半以降・・・というか終章でって感じで。

なので、映画では、どんな風に描かれるのかなぁと思っていたのですが。

そこは、原作と大きく変えて、違うエピソードにしてありました。

映画では、松平が無人のオフィスに行くことによってOJOに不信感を抱く・・・という展開になっていますが。
これは、映画オリジナルのお話で。
原作では、もっと、地味に淡々と、OJOの謎が明かされるのですよね。

でも、映画オリジナルのエピソードの方が、とてもミステリアスで、私は好きでした。
だって、密室から忽然と消えた20人。ダミーのオフィスって、なんだか、ミステリーじゃないですか!

ちょっぴり、怖い感じもして、このエピソードは大好きですね。


それから、松平の生い立ち・・・というか、父親の設定も、映画オリジナルでしたよね。
原作では、松平は、本当に、エリート官僚の息子で。
仕事、仕事で家庭を顧みない父親との確執・・・という感じでしたが、映画は、また違う理由での、父子の確執でしたよね。

ここは、なんで、わざわざ、変えたんだろ・・・?
エリート官僚の家庭、というのが、ちょっと共感というか、想像出来にくいから・・・かな?


そしてそして。

原作では、鳥居が男だからか、真田幸一の息子、真田大輔の方と、交流を深める感じなのですが。

映画の鳥居は女なので、女同士ということでか、どちらかというと、茶子との関わりの方がメインになっているかなぁと。
原作では、色々とヤヤコシイことになってしまった、王女拉致事件。
映画は、非常に単純に分かり易く描かれていたと思います。


そんなこんなで、いよいよ向かえる、大阪城が赤く燃えるシーン。

大阪国の存在に異議を唱える、会計検査院との闘いな訳ですが。

大阪全停止に至るまでの、アレコレは非常に面白いです。
なんというか、とても滑稽なんだけど。
でも、大阪だったら、こんなこともあるかも!?と、思わずニヤリ。

そして。
プリンセスを、大阪国を、守るために立ち上がる、大阪の男達。

私も、最初、小説を読んだ時、ビックリしたのですが。
タイトルからも、ストーリー展開からも、てっきり豊臣の末裔が立ち上がって、大阪国を正式に作っちゃう話なのかなぁ~と思っていたら・・・。
実は、そうではなくて。

この物語のテーマは、親子の絆だったり、大阪の人達の心意気だったりするのですよね。

原作を知らずに、映画を見られた方は、この展開にびっくりされるのではないかなぁと思います。

でも。

彼らが守りたいのは、もちろん、脈々と受け継がれてきた豊臣の末裔でもあるでしょう。
でも、決して、それだけではなくて。

父から子へと語り継がれる、大阪国の秘密。
豊臣の末裔を守り抜いた大阪の人達の心意気。

そういう、親子の絆や、大阪人の心のシンボル。

それこそを守りたいのでは、ないかなぁと思いました。

親子の絆も、大阪人の心根も、決して目には見えない物です。
同じく、「王女」の存在も、大阪の人、ほとんどの人は、どこのだれが王女なのかは分からない状態。この大阪のどこかに、自分たちが守ってきた、王女が居るというだけの・・・言ってみれば、目に見えない物に近いですよね。

でも、その目に見えない物を守り、大阪の誇りとしたい。

そういう想いが感じられました。

そして、それは、作者さん自身の、大阪に対する、溢れんばかりの愛情のようにも感じられました。
関西大好き、大阪大好きな人なら、この映画の根底に流れている、大阪という土地への愛情・・・分かると思うなぁ(*^^*)


万城目さんの作品って、荒唐無稽なお話が多くて。物凄くファンタジーなのですが。
でもでも、ファンタジーと分かった上で、「でも、もしかしたら、こんなこと、本当にあるのかも!?」と思わせる何かがあるのですよね。
「鹿男」にしても、「鴨川ホルモー」にしても。
で。
特に、この「プリンセス トヨトミ」は、そういう、「もしかしたら・・・!?」感が強かった気がします。

それは、小説にしても、映画にしても、大阪という土地の空気、人柄を活き活きと描いているからかなぁと。

関西好きな人には、オススメしたい映画です。


あっ。

そうそう。

昨日の日記にも書きましたが。

万城目作品、「鹿男」スタッフということで。


玉木さんが、たこ焼き屋のあんちゃんでカメオ出演p(^^)q

カメオ出演とはいえ、何度も何度も出番があって、ファンとしては、めっちゃ嬉しかったです(//▽//)
玉木さんと分かるくらいハッキリ顔が映るのは、2度目の登場シーンで・・・なのですが。
私は、最初の登場シーンから、お声ですぐに分かりましたですよ♪

関西弁を喋る玉木さん・・・良かったですよ(///)
私も、たこ焼き屋のあんちゃん玉木さんから、たこ焼き買いたい!
「ねぇちゃん、落としなや~」
って言って欲しいっ。
それにしても。
大阪城公園の風景に、見事に溶け込んでいらっしゃいましたよね。


そして。
「鹿男」の登場人物だった、南場先生もカメオ出演。
こちらも、すぐに分かりました。

南場先生は、原作小説でも出てくるのですよ。
映画では、ワンシーンだけでしたが、小説では結構、活躍しますよ(^^)b

で。

パンフを読むと、玉木さんも、最初は「鹿男」の小川先生での登場・・・という原案があったとか。
でも、原作に小川先生は登場しないので、たこ焼き屋のあんちゃんという、オリジナルな役での出演ということになったそうです。

結構、出番多いですし、綾瀬はるかちゃんとのオモロイ掛け合いもあるので。
玉木さんファンは、要チェックでありますよぉ(^o^)♪

そして。
「鹿男」のスタッフさんということで、音楽も、ドラマティックで素敵でした。

「プリンセス トヨトミ」、出来れば、もう1回見に行きた~い(*><*)


大阪国のヒミツ(^p^)

2011年06月05日 | 徒然なる日常
今日もケータイから(^O^)


昨日は、日記にも書きましたとおり、「プリンセス トヨトミ」見に行きました。


めっちゃ、面白かったですよっ。


私は、最初に小説を読んでいたのですが。
設定やストーリー運びなども、小説版とは違うところも多々で。

映画は映画、小説は小説……と二通り楽しめましたです。


なんか、映画見た後、妙に盛り上がってしまって。
最初は、すぐに帰ろうと駅まで行ったものの。
腰を落ち着けて、映画語りしたいね~ということになりまして。
結局、回転寿司屋さんに行って、ゆっくり晩御飯を食べながら、映画トークしてましたです。


そうそ!


この映画に、タコ焼き屋のあんちゃん役でカメオ出演されてた玉木さん(*^o^*)

カメオ出演だから、ちょっとしか出ないのかなぁと思っていたら、何回も何回も出てらして。

嬉しかったですワ♪
てか、一番最初の登場シーンでは、遠景からで顔もハッキリ映ってないのですが。
「おおきに! 頑張りや~」
って言う声で、すぐに分かりました(゜∀゜)

その後、綾瀬はるかちゃんとのシーンでは、ハッキリ映ってましたものね! 掛け合いも面白かったです。

そして、ラストでは、顔アップで登場!
ファンとしては、嬉しい限りです~。



万城目作品ということで。

「鹿男あをによし」のスタッフさんが集結されたそうですよ。
だから、カメラワークでも鹿男を思い出させる感じでしたね。

そして。

鹿男の登場人物、大阪女学館の南場先生もカメオ出演!
原作では、ちょっと活躍する南場先生ですが、映画での登場はワンシーンだけでしたね。
でも、すぐ解りましたよ。


流石、「鹿男」スタッフだけあって、「鹿男」メンバーがカメオ出演なのですね。

そういえば。

パンフレットによると、玉木さんは「鹿男」の小川先生役で登場する~という原案もあったそうです。
でも、「プリンセス トヨトミ」の原作に小川先生は登場しないので、タコ焼き屋のあんちゃんになった……とか。
一方、「鹿男」の南場先生は、「プリンセス トヨトミ」でも登場するので。
宅間孝行さんは、そのまま南場先生役での出演だったとか。



ホント、万城目作品、大好きな私には、大満足な映画でした。

また、PCからきちんとレビュー書きますです(*^o^*)

大阪国に行って来まーす\(^O^)/

2011年06月04日 | 徒然なる日常
ケータイから。


今から、映画「プリンセス・トヨトミ」、見て来ます!


私、この間、原作小説を読み終わったトコでして。
小説も、とても面白かったので、映画も期待大o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪

楽しみだ♪


そうそ。
「プリンセス・トヨトミ」って、玉木さんが、タコ焼き屋の兄チャン役でカメオ出演してるのですよね~(´∀`)

そちらも楽しみだ。


という訳で。

真夏みたいに暑い中、行って来まーす。

映画『GANTZ ~PERFECT ANSWER~』

2011年06月03日 | 映画鑑賞記
今日も、溜めていた映画鑑賞記をば♪

『GANTZ ~PERFECT ANSWER~』。

この冬に公開されていた『GANTZ』の後編ですね!
実は、後編が公開されてすぐの4月末に見に行ったのですが。

昨日、2回目を見に行っちゃいましたです(*><*)

お目当ては、ちょっぴり悪役の本郷奏多クン(//▽//)

そして、久々に、普通くらいの無精髭だった山田クンも格好良かったですよねっ。

という訳で。
2回も観に行っちゃった『GANTZ ~PERFECT ANSWER~』の感想です。




前作の最後。
星人との闘いで命をおとしてしまった、玄野の友人・加藤。

そんな加藤を・・・いや、加藤だけでなく、GANTZによって召喚され、命を落とした皆を救うため、玄野は戦い続けることを決意します。

「100点メニュー」でなら、生き返らせることが出来るから。

玄野が、そうやって闘う毎日を続けている裏では、GANTZの謎を調べ続ける重田という男が、1つ1つ、謎の真相に近付きつつありました。


また、一方、トップモデルの鮎川は、自分の元に送られてきた、小型のGANTZに操られ、1人、また1人と、人を殺していきます。
そして、彼女によって殺された人は、GANTZ部屋へと送られ、玄野達のメンバーとなって活躍していくのでした。

そんな中、死んだはずの加藤が、玄野の元に戻ってきます。
まだ100点メニューを実行していないのに、なぜ、加藤は生き返ったのか?


そして。
またしても、例によって星人との闘いで召喚された彼らですが。
今回の闘いは、これまでとは、かなり異なっていました。

普通の人間と見た目の区別が付かない星人。
そして、一般人の乗る地下鉄内での闘い。巻き込まれて、どんどん死んでいく一般の人達・・・。

いつもと異なる闘い・・・・・・。
それは、GANTZの寿命が近付いてきたため、星人達との闘いをGANTZが焦っているということ。
そんなGANTZが、次なるターゲットとして、玄野達に示したのは・・・「小島多恵」。玄野の恋人でした。

なぜ、星人でない多恵がターゲットにならねばならないのか?

そして、多恵を殺せば、100点が貰えるという指示に、闘争心を燃やす仲間達。
GANTZの寿命は近い。
GANTZの寿命が来てしまえば、GANTZによって生かされている自分たちも消えてしまう。
ならば、GANTZが消える前に100点を取って解放されたい・・・!
そう思い、多恵を狙う仲間達。

対立する玄野は?



今回の映画は、原作とは異なった結末だそうですね。

私は原作を読んでいないので、原作との違いは分からないのですが・・・でもでも、エンターテイメントとしては、凄く面白かったと思います!

最後まで、ドキドキハラハラして見られました(^^)b

ただ、ちょっと気になったのが。
何が「パーフェクト」な「アンサー」だったのかなぁと(^^;

いや。

そもそも、GANTZの黒い球体って何だったのでしょう?
そして、なぜGANTZは死んだ人間を召喚して、星人をやっつけ続けていたでしょう?

その目的は?

地球を守るため・・・・・・・・????????

だとしたら、GANTZとは、一体何なのか。
地球人の味方なのか、敵なのか???????

そもそもの不思議な存在「GANTZ」に関する謎自体は、一切分からないままでしたが。

う~ん。

これは、原作を読んでいないから分からないのかな?
そこは気になりましたです。

それから、最後の最後の結末も、途中で予測できちゃったかな(^^)b

でも、そもそも、そのGANTZの中の人(笑)も、一体、何なんだろ・・・とかも、スッキリしなかったかも。

そして、最後の生き返った人達の中に、どう見てもGANTZ召喚組でない人達・・・加藤の弟とか、小島多恵が居たのも不思議でした。この2人が生き返っているのは、ちょっとご都合主義的な感じかな。

・・・という感じで、「???」なままのポイントも色々ありましたが。原作だとスッキリするのでしょうか?


とはいえ、派手なバトルアクション、いつの間にか生き返ってた加藤の謎、なかなか進展しない玄野&多恵ちゃんの恋、GANTZを追い続ける謎の男・・・などなど、エンターテイメント要素は高く、楽しめましたです。

個人的には、ラストのバトルより、地下鉄内での星人とのバトルが怖かったなぁ。
地下鉄みたいな逃げ場のない密室で、あんなに銃とか乱射された日には・・・もう・・・(--;って。
地下鉄の中で逃げまどう人達のシーンとか、怖くて直視出来なかった(>_<)


そして、そして。

個人的な見所は、ちょっぴり悪役の本郷奏多クンでしたv

実は、私、最初、後編を見たとき、あまり前知識無いまま見たのですよ。

なので、てっきり、奏多クンは、もう出ないものと思ってて。

だから奏多クンが復活したときは、「キターーーーー!」って思っちゃいましたもの♪♪♪

前作の時と同様に、冷め切ったような表情、凄くシビれました。
で、一見冷めてるようでありながらも、得点を稼ごうとする姿は、なんか、ゲームを楽しんでいる子供のようで。
でも、そのゲームっていうのが、人殺しな訳ですから・・・怖いのですがね。

色々と複雑な役柄だったと思いますが、本当に、彼が演じる西丈一郎は格好良かったです!


それから、山田クン演じる重田って、刑事さんだったですね!?

原作知らないので、最初は、フリーのライターか何かかなぁと思っていましたです。

結構、真相ギリギリのコトまで追いつめていましたし。
重田には、謎に辿り着いて欲しいなぁと応援しつつ見てましたですよ。
なので、あの病院でのラストは、ちと気の毒だ(笑)

それから、多恵ちゃんは、結局、玄野クンのこと、忘れたままだったのかな・・・・・?
最後、走り去る地下鉄をじっと見つめる彼女は、切なかったですね。

大切な何かを忘れたまま生き返る・・・って、哀しいことかもしれないですね。



ツッコミ所は、若干あったけど、まあ、もともとSFチックなお話な訳ですし。面白い作品だったと思います!


「安道名津」食べたよぉ\(^O^)/

2011年06月02日 | 徒然なる日常
ケータイからこんにちは♪


昨日、mixiボイスやTwitterでは呟いてましたが。

やっと「安道名津」を入手しました(笑)


そう、「仁ーJINー」とセブンイレブンのコラボ商品。
仁先生が脚気予防のために考案した…という安道名津。


先日来、ずっと気になっていました。

でも、人気商品みたいで、いつ行っても売り切れ状態。
棚はスッカラカン。

入荷のタイミングもあるだろうし、私の行く時間帯では入手不可なのかなぁと思いまして。
仕事帰りのオットに京都市内のセブンイレブンで探して~と頼むものの…やはり売り切れ状態。


諦めてたのですが。

昨日、オットが京都市内の店舗で見つけてくれて!
初めて食べました~。


美味しかったですよo(^-^)o

ドーナツの生地は、ちょっと懐かしいホームドーナツっぽいかな。
まだ、私が子供の頃、祖母が作ってくれたドーナツを思い出しました。


で。
ドーナツの上に餡が乗っています。


和洋折衷な甘さが良かったです!


そうそ。
このドーナツね、楊枝が付いてますよね。
その楊枝を使わず、普通に手に持って食べた私であります。


……お行儀悪い……?

つか、ワイルドぉ~o(`▽´)o

映画『豆富小僧』

2011年06月01日 | 映画鑑賞記
今日は、先日見た、映画の感想を♪
実は、映画レビュー、色々溜め込んでます(^^;

という訳で。
『豆富小僧』。

これ、原作は京極夏彦さんの小説『豆腐小僧』。
でも、舞台は小説のように江戸時代ではなくて、現代!

現代の日本と妖怪・・・。
面白い組み合わせですよね!

京極作品ファンとしては、とても気になっていた作品です。


因みに。
「豆腐小僧」という妖怪は、どんな妖怪なのでしょう?

小さな男の子の姿で、豆腐の乗ったお盆を両手で持っている・・・という妖怪だそう。
何か悪いことをする訳でもなく、ただ、豆腐を持って、そこに存在しているだけの妖怪。

江戸時代には、大変人気があったキャラクターのようで、黄表紙(今で言うところ大人向け漫画)で描かれていたり、歌舞伎になったり、双六や玩具にもなっていたそう。

本当に、今で言うところの「キャラ物」って感じかな?
ピカチュウとか・・・みたいな?

そんな江戸時代に大人気だった妖怪キャラを使った物語。
面白かったですよ!



映画の物語、冒頭は江戸時代から始まります。

主人公の豆富小僧は、この世で一番怖くない妖怪。
人間を怖がらせないといけないのに、怖がらせるどころか、笑われてしまう始末。
そんな豆富小僧に腹を立てた、父親の見越し入道は、「人間に笑われるなんて、言語道断!!」と彼をキツク叱るのでした。

妖怪としても半人前、父親にもキツク叱られ・・・ショックを受けた豆富小僧は、家出を決意。

彼のお目付役の達磨と共に、既に消えてしまったという、母親を捜す旅に出るのでした。

しかし。
妖怪一族と対立しているタヌキ一族に、見事に騙されてしまう豆富小僧。
彼は、タヌキによって、お堂に閉じこめられてしまい、そのお堂にはお札を貼られ・・・外に出られなくなってしまうのでした。

とはいえ、いつかは出られるだろうと、持ち前のノンビリした性格で、お堂の中で、達磨とにらめっこをして遊んで待つことに。

すると・・・。

いきなり、ショベルカーがお堂をぶち壊し、ついに、お外に出ることが出来ました!!

・・・・・・って。
ショベルカー?????

そう。

豆富小僧と達磨は、なんと200年もの間、お堂に閉じこめられ、にらめっこをして遊んでいたのです。

で。

豆富と達磨が見た外の世界は、彼らが知っている世界とは全然違っていました。

高い高い建物。
車。排気ガス。
山や森や土の無い風景。
せわしなく動き回る人間。

そして、何より、妖怪達の姿が見当たりません。

そんな時に、かつての妖怪仲間だった死神に遭遇。
死神から、豆富が家出して200年もの時間が経ったこと、その間に人間は科学を発達させ、自然を壊し、夜も明るい世界を作り、妖怪を怖がらなくなったこと。
その結果、妖怪達の居場所がなくなり、妖怪一族達は散り散りになって隠れ暮らすようになったこと。
・・・などを教えて貰うのでした。

けれども、まだ、お母さんを捜すのを諦めない豆富小僧。

コンクリートの街を達磨と共に、お母さんを捜して、あっちこっち移動中。
妖怪を怖がらなくなった人間の目には、既に、彼らの姿は見えないのです。

そんな豆富と達磨は、彼ら妖怪を見ることが出来る少女・アイと出逢います。

そして、アイと友達になる豆富ですが・・・・・・。


私は3Dで見たのですが、3D良かったですよ~。
可愛い豆富ちゃんが、活き活きと動き回ってくれます!
もちろん、2Dでも、豆富ちゃんの可愛さは変わらないと思いますが(^^)b

原作小説とは違う、映画オリジナルストーリーということでしたし、京極さんの小説が原作という以外は前知識もないまま見ました。

なので、現代が舞台になったシーンでは、凄くビックリしました。
(でも、そう言われてみれば、予告編で現代っぽいシーンがあったかも)

まず、この映画の魅力は、豆富ちゃんが凄く可愛いこと!

小さな男の子の姿をしてて。
豆腐が乗ったお盆を、両手で大事そうに持ってます。
なので、常に、両手は塞がったまま。
ちょっと不便そうですね(^^;

因みに、この豆腐。
彼にとってはとても大切な物なのです。
なぜなら、その豆腐を手から離すと、彼は消えてしまう(人間で言うところの死)のですよ。
なので、どんな時も、一生懸命、必死に、大事に大事に豆腐を持っているのです。
時々、転んだりして、瞬間的に彼の手から豆腐が離れるときもあるのですが、そういう時は、段々半透明になっていって消えかかってる!!
なので、慌てて、豆腐を拾うのですよね(^^)

そんな豆富ちゃんが、とにかく可愛いのです。
一人称が「手前」っていうのも、凄く良い!

これだけ「可愛い」のだから、当然、人間を怖がらせることなんて到底無理。
しかも、お父さんが、妖怪一族のボスのような見越し入道なもんだから。
余計に、彼は「自分がダメな妖怪」っていうコンプレックスが強くなっちゃうのですよね。
ちょっと可哀相・・・。

そんな、妖怪として半人前の豆富ちゃんが、お母さんを捜す旅に出る。
でも、お母さんを捜すと同時に、それは、自分探しの旅でもあった気がします。

何をするのも、ちょっと間が抜けてて頼りないし、危なっかしげ。
そんな彼から目が離せません。

そして、お目付役の達磨との掛け合いも面白いです。

そんなちょっぴりダメっ子な彼ですが。

「人間にも、妖怪にも、必ず存在する意味はある。自分は何のために生まれてきたのか? 何の役に立てるのか?」

という事に気付き、最後は、人間の友達アイのために、勇気ある決断をすることになる訳ですが・・・。

あのシーンは、本当にウルウル来ちゃいました(;;)

妖怪なんだけど、怖くなくて、凄く心がピュア。
本当は人間を怖がらせなくてはいけない妖怪ですが。彼にとっては、人間も妖怪も分け隔てなく友達になれる素敵な能力があるようです。
それこそが、彼の個性で。
妖怪としては、ちょっと変わり者かもしれませんが・・・でも、だから良いのだなぁと思いましたです。


物語としては、とても単純なお話なのですが。

とにかく可愛い豆富ちゃんと、愉快な仲間達。

そして、ラストの感動シーンと。
心温まる映画でした。

そして、思ったのが。

山や森を切り開き、土をアスファルトにし。
高層ビル群を造り。
闇夜すらない世界を作り上げてしまった私達人間達。

確かに、こんな世の中なら、妖怪に遭遇する・・・とか無さそうですよね。
人間が妖怪を怖がらなくなった、というのも分かります。

でも、妖怪というのは、きっと、自然と共にあるもので。
今や、自然ですら自分たちの手中に収めたかのような人間ですが、妖怪を恐れる心=自然や動物を恐れる心でもあって。
この世界が人間のためだけにある訳ではないのですよね。
なんでも人間の思うように好き勝手出来ることはない。

自然や動物と共に、人間も生きている。

だからこそ、自然や動物とも共存しなくてはいけない訳ですし、それが出来れば、妖怪は怖い存在ではなく、人間の友達になるのではないかなぁと。

そんな風に感じました。