★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『STAND BY ME ドラえもん』

2014年09月08日 | 映画鑑賞記
先週の水曜日に見に行きました、映画『STAND BY ME ドラえもん』。
今日は、その感想を♪

物心付いたころから、ドラえもんが大好きだった私としては、絶対に見逃せない作品だ!と思い、早々と前売り券を買っていましたが。なんか見に行ったのは、9月に入ってからと、遅くなっちゃったですA^^;;

でもでも、たまたまなのですが、私がこの映画を見に行ったのが、9月3日!!

そう、ドラえもんのお誕生日の日だったのですよね~。

それって、ちょっと嬉しくないですか?(*^^*) 私だけかな(笑)

これは、どーっっうしても3Dで見たくて、3D上映の時間帯に拘って見に行ったのですが、3D版で見て良かったです。

凄く綺麗でした。


■映画『STAND BY ME ドラえもん』予告編


・・・アカン、映画を見たあとだと、予告編だけでも、もうウルウル来る(;;)


予告編で見た時から、色々知っているエピソードが満載で、どんな感じで一本の映画、一つのストーリーに繋げていくのかなぁと興味がありました。

そしたら、もう、見事なほど、綺麗に一つのストーリーにまとまって感動。

まず、未来の国からセワシとドラえもんがやってくる所から始まり。

ドラえもんとの生活が始まる。その中では、ドラえもんの秘密道具が色々と出てきたりして(*^^*)

そして、のび太の未来を見に行く~~~というのが、かの有名な『雪山のロマンス』と『のび太の結婚前夜』。

こうして、使命を果たしたドラえもんは、22世紀へと帰らなくてはいけなくなり、のび太との別れが訪れる。

・・・という感じで、エピソードとしては、『未来の国からはるばると』、『たまごの中のしずちゃん』、『しずちゃんさようなら』、『雪山のロマンス』、『のび太の結婚前夜』、『さようなら、ドラえもん』、『帰った来たドラえもん』と、主にこの7つのお話が一つに纏まっています。

どれも小さな頃から知っている話で、大好きなお話。

凄くツボりましたです。

笑えるポイントも沢山あったのですが、それ以上に、感動して泣けるポイント多々でした。

私、ポロポロいやボロボロと泣いて、マスカラと鼻水が本当にヤバかったです。

まさに、ドラ泣き・・・しちゃいました。

なんか、わたし的には、『さようならしずかちゃん』の辺りが凄く泣けて泣けて。

ドラえもんの力に頼らず、あれだけ一生懸命勉強したのに・・・。

のび太が勉強していたのは算数。でも、テストは漢字テストだった・・・ということで、結局0点。

落ち込んだのび太は、こんな自分と将来結婚するかもしれないしずかちゃんが可哀想だ・・・と思って、しずかちゃんに嫌われようとするのですよね。
「虫スカン」に続いていく、一連のエピソードです。

しずかちゃんに嫌われようとしたのび太は、ワザと、しずかちゃんのスカート捲りをするんだけど。。。。
でも、しずかちゃんのスカートをめくった瞬間、のび太は顔を背けて目を瞑ってるんですよ。

あのシーン、なんか、凄く泣けちゃって。
そこがのび太の良さなのですよ。答案に自分の名前を「のび犬」と書いてても(笑)
のび太って、凄く優しい子なのですよね。

「虫スカン」を飲んで、ママやドラえもんですら逃げ出した時も、必死でのび太を助けようとするしずかちゃんにも泣けました。

なんか、言葉にすると安っぽくなっちゃうかもしれないけど、「友情」とか「絆」とか、そういうのが感じられて。

そういえば、大人になってから、ここまで友達の為に何かをしたことってあったかなぁ~って思うと。

のび太達が羨ましいような、自分も子供の時代に戻りたいような、そんな甘酸っぱい気持ちになりましたです。

あっ、そうそう。

この「虫スカン」に続く、前のエピソードは大爆笑でしたよね。

「刷りこみたまご」の話。

確か、ドラえもんって、同じエピソードでも、読者の年齢層に分けて、若干、結末が違う何パターンかのお話があるのですよね。

私、「刷りこみたまご」に関しては、ジャイアンが入ってしまうバージョンの話と、しずちゃんが出木杉君を見ちゃうバージョンと、2パターン読んだことかある気がします(もしかしたら、どちらかはアニメだったのかも、ですか)。

なので、最初、「刷りこみたまご」が登場した時は、どっちのエピソードになるのかなぁと思ってたら。
見事に、2つのバージョンを組み合わせた面白い話になってて。

ここは、シアター中が湧いてました(*^^*)


それから、それから。

のび太が未来に行く話。

これも、良かったです~。

雪山での、「未来の自分に記憶よ届け!」っていうのは、映画オリジナルのエピソードかな?

でも、少年のび太と青年のび太の交流、感動的でした。

公園でドラえもんを見つめる青年のび太・・・切なそうだったね。

そして、あの有名なエピソード、『のび太の結婚前夜』も好き。

しずかちゃんのお父さんの言葉。

「あの青年は、他人の幸せを喜び、他人の不幸を悲しむことが出来る人間だ」

っていう言葉。

まさに、そう。
それって、人として、一番大切な事だと思うんです。
ごく当たり前なことなんだけど、世の中、この当たり前がなかなか難しくなってるんじゃないかなぁ。
頭も悪いし、どんくさいし、要領も悪いのび太だけど、心は凄く純真なままで。
それがのび太の良さなのですよね~。

そして、そんなのび太の良さを、ちゃんと見抜き、そののび太を選んだしずかちゃんを誇りに思う・・・っって言ってたしずかちゃんパパ素敵です。
凄く心が大きな人なんだろうなぁって。


あっ。
そうそう。

そんな、のび太達が大人になってる未来の世界。

すっごくワクワクしましたね~。

っていうか、私もドラえもんの影響でしょうか、小さい頃って、自分が大人になったら、街はドラえもんの世界みたいな、SFみたいな凄い世界になってると信じてました。

空中に通路みたいなのがあって、そこを車が走っていたり。

そう!
『スターウオーズ』みたいな世界っっ。

・・・でも、2014年になっても、私達が子供の頃と、そう変わっては無いですよねA^^;;

もちろん、ネットとか、ケータイ・スマホ等々、色々便利な物は増えたけど。
でもでも、空飛ぶ車とか電車とか、不思議な形の建物とか・・・そういうのは無いもんね~。

3Dで見た未来の世界、凄く奥行きがあって、綺麗で、本当にワクワクしました。

子供の頃、ドラえもんを読んで、

「私が大人になった時には、こんな世界になってるんだ~」

って思った、まさに、そのワクワク感を思い出しちゃいました。

一方で、のび太達がいる現在は、今と比べて、ちょっと古い感じがしてました。

ケータイとかも出てこなかったし、この時代設定は、原作が書かれたときに忠実にしてあるのかな?

凄く「昭和」な感じがして懐かしかったです。

そういえば、普段、アニメなどで見るときは、あまり気か付かなかったですが、3DCGで見ると、のび太の家って、凄く「昭和の一軒家」って感じがしますね!
外観や、間取りなど。

レトロな、懐かしいような、そんな感じ。

のび太の部屋も凄く良かった。

これは、CGではなく、ミニチュアでセットを作ったそうですが、細部の細部まで作り込んであって。
凄くリアルでした。

そして、のび太の部屋もまた、昭和な感じがしてて。
どこか懐かしさを感じるお部屋でした。


それから、それから。

物語もいよいよ終盤に入った、ドラえもんが未来に帰っていくエピソードも号泣必至。

ボロボロになりながらも、ジャイアンに立ち向かっていくのび太とか・・・。

原作を知ってるので、この後、「嘘エイト・オー・オー」でドラえもんが帰って来るのも知ってるのに。

なのに、なぜ、「ドラえもんが居なくなって、部屋がガランとしちゃったよ。でも、きっとすぐに慣れるよ」っていうのび太のモノローグでこんなに泣けるんだろう~~~~(>_<)

もう、ラストのラストまで、泣けるポイントが多々で。
ずっと泣いてました。

だけど、エンドロールで、ちょっとホッコリしちゃった。

メイキング風なNGシーン集、可愛かったな。



この映画を見て、改めて、ドラえもんを読み返したくなりました。

子供の頃は当たり前だったのに、大人になって無くしてしまった「大切な何か」をもう一度見つけてみたくなる・・・そんな作品だったと思います。