★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

FF10で『ライラの冒険』を思い出す。

2010年08月30日 | 徒然なる日常
昨日、『題名のない音楽会』で久しぶりに「ザナルカンドにて」を聞き、そして、FF10のムービーを見て、物凄~~~くFF10が恋しくなりました。
あう~っ。
やっぱり、何度も何度も繰り返しプレイしたいと思えるRPGって、私にとってはFF10なんだよね(^^)b

PS2版ももちろん良いけど・・・出来ればPSPで出直してくれないかなぁ~と、常々思っていますです、はい。
ダウンロード版でも良いんだけど、それだと容量とか大変そうだし。いっそUMDで出てくれたらなぁ~と、願わずにいられない。
来年の10周年記念日にでも、どうでしょうか、■エニさん(^^)b

と。
昨日から、脳がFF10仕様になっちゃっているのですが。

FF10と言えば、またまた、思い出したことがあって。
語ってもよろしいかな? byメイチェン
・・・と言っても、FF10とはあまり関係ないお話なのですが。

2008年に映画化されて公開となった『ライラの冒険』。
そう、私が、シツコク、FF10にソックリだ~と言ってた小説の映画版。

これ、原作も3部作構成で、映画公開当初は、全3部作の第1部として、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』というタイトルで映画になったのですよね。
つまり、当然、「続き物」な訳で。もちろん、第1部も、スッキリハッキリした所では終わらず、いかにも、「続く」という感じの終わり方。

がしかし。

昨年、この映画の続編制作が無期限延期され、その後、制作サイドは、続編制作は完全に断念したと発表しているのですよ(;;)
サブプライムローン問題から端を発したリーマンショックや世界的経済恐慌の影響による物という理由ですが・・・実は、この映画、アメリカでは宗教的な問題から、ボイコット運動なども激しくて、とにかくアメリカでの興行成績が激悪だったとのこと。もしかしたら、そこらへんも、続編が作られなかった原因かもしれないなぁと、思います。

まあ、日本でもね、興行成績はどうか分からないけど、評判はあまり良くなかったと思う。
原作小説ファンの私としては、映像的な面では、凄く原作通りなイメージを再現してるなぁと思ったけど。でも、まあ、確かに、原作の魅力を100%出せる映画ではなかったかもしれない・・・っていうか、原作読んでないと分かりづらい部分もあったと思うし。
それと、この作品は、3部で1つの物語な訳だから。第1部は、物語の序章に過ぎないわけで。2部、3部に入ってからこそ、面白い・・・というのはある。

なので、わたし的には、この映画の続きが作られなくなったというのは、非常に残念なですよね(>_<)
映画の第1部だけしか知らない人に、「つまらない」とか言って欲しくないというか。

っていうのも。この小説、ラストまで読むと、ビックリするくらいFF10と被るところがあって(もしかして、そう思うのは私がFF10脳な所為?)。
だから、映画化も楽しみにしていたので・・・実は、そっちの意味でも、映画化断念は残念だったという私です。

うん。
ホント、似てる・・・と思う。
つか、ここだけの話だけど、初めてこの小説読み終わったとき、双方に対して失礼な話ではあるけど、「これって、FF10とどっちが先だったの?」と思ってしまったくらい・・・という(笑) 
あっ!
でも、双方が、丸ごと似てる~というのではなくて、ある1つの謎だけがちょっと似てるというだけの話なのですがね。

でも、昨日から、FF10とか「ライラの冒険」とかを思い出して。
ちと、切ないモードです。


『ライラの冒険』はね、第1部は映画になったので、知ってる人も多いと思いますが。
舞台はイギリス。
と言っても、私達の知ってるイギリスとは、少し違うパラレルワールドのイギリス。
そこは、魔法や精霊が当たり前に存在する世界。人間と守護精霊が普通に交流したりする世界。
そんな世界に住んでいる、ライラという女の子が主人公で、まあ、色々冒険をするのが第1部のお話。
で。
映画では、ラストが違ったのですが。
原作では、ライラは、世界にいくつも存在するというパラレルワールドを自在に行き来できる能力を手に入れるのですよ。そして、最後は、パラレルワールドへと旅立って行くわけですが。

そこでライラがやってきたのが、第2部の世界。
ここは、私達がよく知っている世界。そう、私達の住んでいる世界のイギリス。
魔法も精霊も居ない世界。その代わり、車やコンピュータという物が存在している世界。
ここで、ライラは、ウィルという少年と知り合って。一緒に冒険の旅に出ることになります。
んで。
このウィルという少年。
私の中では、ティーダのような感じがするのですよね。

というのも。

ウィルは母親と2人暮らしなのですが。
ウィルの父親というのが、探検家で。ウィルがまだ母親のお腹の中に居るときに、探検に出たまま、行方不明になっちゃっているのですよ。
・・・父親が行方不明・・・。
誰かさんを思い出しませんか?(笑)

で。ウィルの母は、最愛の夫が探検中に行方不明になったという事実を受け入れられず、ウィルを産んだ後、心の病にかかってしまい。子育てもままならないような状態なのですよね。だからこそ、子供のウィルが、とてもシッカリした子になっている訳ですが。

そんなこんなで、ウィルとライラは、一緒に、パラレルワールドに旅立つわけで。
舞台は、またまた違ったパラレルワールドへ。

んで、詳しいことは忘れたけど、ウィルとライラが新たに行った世界で、その世界を救うような冒険をする訳ですが。それには、その世界で「伝説の人」となっている勇者を捜さなくてはいけなくて。
その伝説の勇者さんは、今では、生死も不明だけど、とにかく、凄く偉大な人らしい(何をやった人なのか、詳細は忘れた・爆)
そして、最終的に、ウィルとライラは、その伝説の人物に会える訳なんですが。

その伝説の人というのが、なんと、ウィルの行方不明になってる父親だったという!
貴方、ジェクトですか!?(笑)

ウィルの父親は、昔、探検中に、なぜか分からないけど、パラレルワールドに来てしまって。
最初の内は、妻子のいる、元の世界に帰ろうと努力したけど、結局、帰れなくて。
仕方ないから、そのパラレルワールドで生きていく覚悟を決め、そして、伝説の勇者になるようなこと(具体的なことは忘れた)を成し遂げたのですよね。

まるで、ザナルカンドからスピラに飛ばされたジェクトのようではないですか(*><*)
最初は、妻子の待つザナルカンドに帰ろうとしたものの、帰れなくて。そして、スピラを救う覚悟を決めた。

そう思うと、ライラとウィルの出逢いも、なんか、ユウナとティーダの出逢いっぽく感じるし。

ティーダはユウナと出逢うことによって、行方不明だったジェクトに会えた。
ウィルはライラと出逢うことよって、行方不明だった父親に会えた。

ティーダとユウナは、もともと出逢うはずもない違う世界で生きてきてた。
ウィルとライラは、出逢うはずもないパラレルワールドの住人同士。

ジェクトは、海でブリッツの練習中にスピラに飛ばされ、帰れなくなった。そして、スピラで伝説のガードとなった。
ウィルの父親は、探検中にパラレルワールドに飛ばされ、帰れなくなった。そして、飛ばされた先の世界で、伝説の人物となった。

そして、ジェクトにしても、ウィルの父親にしても。
突発的に、本来自分が生きている世界とは違う世界に飛ばされ、そして、戻れなくなったわけだけど。
長い目で見ると、そのことこそが、世界を救う運命というかキッカケとなったわけで。

ティーダとユウナを、また、ウィルとライラを結びつけた運命でもあるのですよね。


物語の詳細が似ている訳ではないのですが、こういう所が、すごくFF10チックだなぁと思ったのですよね。

なもんで。
FF10ファンとしては、「ライラの冒険」も大好きでして。
是非、第3部まで映画化して欲しかっただけに、淋しかったという。

・・・・・・・・・・と。
なんか、FF10とあまり関係ないお話になっちゃったけど。
でも、FF10で思い出したので語ってみたですA^^;;


因みに。
異世界・・・というか、厳密には、ティーダは夢のザナルカンドの住人だったわけだから、そんなティーダとユウナの結末は。あの、号泣物のFF10のラストですよね~。まあ、10-2のベストエンドをプレイすれば、別ですが。

一方、「ライラの冒険」で、淡い恋心から、冒険を通して、強い絆で結ばれた、幼い恋人達のウィルとライラ。
この2人も、元々は、文字通り住む世界が違う、異世界の住人同士であって。
そんな2人が、最後に下した決断も・・・・・・切なかったのですよね(>_<)っ

あう~。
やっぱり、そのラストまで映画で見たかったな・・・。