夕暮菜日記

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柏崎刈羽原発で匿名の告発

2009年03月16日 17時15分38秒 | 社会
以下、asahi.comより転載。

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運転再開の是非が議論されている東京電力柏崎刈羽原子力発電所(全7基)で13日、相次ぐ火災に続き、「内部告発」をきっかけに新たな問題が発覚した。98年10月~99年1月の定期検査で、1号機原子炉圧力容器とつながる配管にひびを発見したが、国に報告していなかった。当時、同原発ではトラブルが相次いだほか、プルサーマル導入の是非も問題となっていた。(曽田幹東)
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 ひびがあったとされる配管は、放射能を含んだ蒸気が通過し、破断すれば原子炉を手動停止することになる安全上重要な装置だ。同原発の富森卓・広報部長は、02年のトラブル隠し後の公表基準に照らし、「今ならば、小さなひびでもしっかり調べて公表すべきだと思う」と話した。
 この事実が現場で「隠蔽(いんぺい)」されたとする内容の情報提供を受け、県は2月13日に、経済産業省原子力安全・保安院は2月19日に、当時の記録を調べるよう東電に伝えていた。
 東電によると、当時の職員は「ひびは小さく、報告する必要はないと判断した。問題はなかった」と話したという。ひびがあった部分は削り取ったといい、富森広報部長は「今は安全性に問題はない」としている。
 だが、東電には当時の記録が残っておらず、ひびの大きさだけでなく、社内で原因を調査したかすら分からなくなっているという。ひびの存在は、現場作業にあたった下請け業者の記録に残っていたというが、「業者から詳細な聞き取りはまだしていない」とした。
 今回問題が発覚した定期検査があった時期は、同原発で配線ミスによる原子炉自動停止など国へ報告義務のあるトラブルが相次ぎ、当時の平山征夫知事が「誠に遺憾」と発言していた頃。プルサーマル導入の是非も問題となっていた。
 保安院は今回、東電に対し、当時の工事記録や、当時の通商産業省に報告しなかった理由などを調べるよう命じた。保安院の原子力発電検査課は「当時報告すべきかだったかは現時点でわからない。今後の詳細な調査を求める」としている。
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●問題の情報提供 先月匿名で県に
 県原子力安全対策課によると、今回発覚した問題の情報提供は2月12日、県が設置した「県原子力発電所トラブル等内部情報受付窓口」に匿名のはがきで寄せられた。県は翌13日、東京電力に調査を依頼した。県は今後、経済産業省原子力安全・保安院などの調査結果を待った上で、東電に詳細な説明を求める。県の窓口に寄せられた情報は「98年1月ごろ、1号機原子炉圧力容器計装ノズルで検査中に亀裂が見つかった。A社は亀裂が存在しなかったと偽装を決め、B社に隠蔽(いんぺい)作業を強要。B社は亀裂を削って除去し、溶接して隠蔽作業を完成した。国への報告義務も無視した」というものだった。(三浦英之)
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以前当ブログで原発に関して議論になったとき、
「地震があっても、爆撃されても、日本の原発は安全」
というような主張があった。
しかし、隠蔽体質の治らない組織が主張する安全性を、私は信頼できない。
安全より組織維持、まず原子力発電ありき、と考える者、組織に、核を扱わせてはいけない、と私は考える。
原子力発電は、止めるべきだ。

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