小さなお願い

秋田駅から鷹ノ巣駅まで汽車（電車）。途中、森岳駅で“リゾートしらかみ青池”とあう。空席は目立つが、乗客数は不明。

鷹ノ巣駅待合室。私だけ…

鷹ノ巣から米内沢まではバス。

乗客は私だけ…やっぱり…貸し切り。

運転手さんに
「冷房入ってる？さびくて（寒くて）…とめてもらっても良い？乗客、私だけだんて（だから）…」
可愛く、頼んでみた。もちろん、この小さなお願いはすぐに叶った。

実家の玄関を開ける。鍵はかけられていない。勝手に靴を脱ぐ。


母は見当たらない。しかし、テーブルの上とパラリンピックのテニスの試合が流れているテレビを見て、想像できる。外出はしていなそうだから、トイレかな？

90歳になる母の日常は変わっていない。

ここしばらくの間、熱心に取り組んでいた作品が完成したらしい。すごいなぁ…感心する。

「もう作品は作らない。これでおしまい」

何回聞いたことか…

今日の作品は“鈴木”さん。