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ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

医療廃棄物用 無煙焼却炉の到着~設置~稼動開始!

2010-02-22 07:22:55 | チューク州
ミクロネシア連邦のチューク州にある唯一の病院、チューク州立病院には医療廃棄物を焼却する焼却炉がなく、全てゴミ投棄場に毎日のように捨てられています。










そのゴミ投棄場は、近所の子供たちが遊びがてら?よくゴミを漁っていて、特に注射針や薬などをよく拾っていて、とても不衛生です。感染病等がいつ広がってもおかしくない状況です。


そういった状況から、当時チューク州立病院に勤めていたJICAシニアボランティア、ロータリークラブトラック諸島より、東京のロータリークラブへの焼却炉の寄付の申請が行われました。


足掛け3年、ようやく焼却炉がチュークに到着し、州立病院への設置が完了しました。
設置・試運転・維持管理については、この焼却炉を納入していただいた中和機工株式会社さんから前島さんが1週間チュークに滞在し、病院の担当職員に指導していただきました。


僕は、チューク州環境保護局で廃棄物管理処理を担当していることからも、活動の一環として、このプロジェクトに途中から携わり、ロータリークラブトラック諸島のメンバーにもなり、窓口としてコーディネートしながら、病院の担当職員と焼却炉受け入れへの準備、助言・指導、前島さんの通訳も担当させていただきました。


前島さん滞在の最終日、州立病院にて、前島さんはじめ、病院関係者、環境保護局関係者、ロータリークラブトラック諸島関係者が一堂に会し、前島さんより焼却炉についての説明、扱い方、環境保護局から医療廃棄物の分別の説明等がなされ、病院関係者から様々な質問があがり、今後の分別・焼却炉の維持管理について、方向性・役割等を共有することができました。




会議後、焼却炉と共に関係者で記念撮影をし、正式に、東京のロータリークラブからロータリークラブトラック諸島を通し、チューク州立病院へ引き渡されました。








今後の医療廃棄物の分別・焼却炉の維持管理については、州立病院が責任を持って行い、環境保護局、ロータリークラブトラック諸島は定期的なモニタリング、状況によって助言・指導等、又、病院関係者や患者への啓発活動を行っていく予定です。


この焼却炉寄贈にご協力してくださった 東京田園調布緑ロータリークラブ、東京成城新ロータリークラブ、東京八王子西ロータリークラブ、東京田園調布ロータリークラブ、そして、中和機工株式会社様、ありがとうございました。



宮城 匡志


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3 コメント

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焼却炉 (河西 成幸)
2010-02-27 19:45:57
今尾様より報告をいただきました。当初、ロータリー2750地区の委員長としてかかわった八王子西RCの河西です。有意義に長期にわたり活用されますことを祈っております。御苦労さまでした。
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Unknown (宮城 匡志)
2010-03-01 07:43:33
河西様

このプロジェクトにご協力いただきありがとうございました。

自分は知らない多くのロータリークラブ関係者がこのプロジェクトに関わっていただいたのだと思い、恐縮です。

しっかりと長期に渡って使用できるよう、指導・モニタリング等を行っていきます。
誠にありがとうございました。

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医療系廃棄物用焼却炉 (takayama)
2014-04-22 17:03:51
医療廃棄物処理の焼却炉の途上国への普及の調査をしています。

こちらのプロジェクトのつき、ぜひおうかがいしたいので
ご連絡させていただけませんでしょうか。

どうぞよろしくお願いします。
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