ポイ捨て・不法投棄天国のミクロネシア連邦チューク州で日々奮闘している僕ですが、
一体人々のメンタリティーはどうなっているのか?
ほんとにゴミが気にならないのか?
ゴミが好きなのか?
何なのか?
ちょっと調査してみました。
調査方法を少し考えていたのですが、他の業務の合間を縫って出来る簡単なやり方でと思い、乏しいアイディアの中から考えたのが、落ちてるゴミを観察して、そこから人間の行動や心理を探ってみようというものです。
チューク州の本島であるウェノ島を自転車でほぼ隅から隅まで回り、
道路沿いのゴミをじっくり観察しながら写真もとりながら調べてみました。
ちなみに山奥や海岸近くに多くのゴミがポイ捨て・不法投棄されているということは分かった上で、今回の調査は、南北に走るメイン道路沿い限定で行いました。(メイン道路以外はほぼ自転車では行けないので)
結果、面白いことが分かりました。
自分の目分量ですが、全体の約80%のゴミが、道路沿いの大きな木の元や生い茂っている草木の中、動いていない廃車の周りにまとまって捨てられていました。
残りの約20%のゴミは、道路沿いのちょっと目立ちにくいところにちょこちょこ捨てられていました。しかもそのゴミも同じ箇所にいくつかのゴミがまとまって捨てられている状態がほとんどで、一つのゴミが単体で落ちているというケースはほとんど見かけませんでした。
そして、道路上には一つもゴミは落ちていませんでした。
この結果から推測される人々の行動心理は、
きれいなところにはゴミは捨てにくい。
捨てられているゴミがあればそこに捨てやすい。
大きな木や、草木や、廃車など、隠すものがあるところにゴミを捨てやすい。
ゴミを道路沿いに捨てるという行為を堂々と出来にくい。
こういった最低限の道徳心がチューク人にもあるということが分かり、改善の可能性は少しはあるなと思いました。
現在、チューク州のウェノ島には、ゴミ箱がないですし、ゴミ収集サービスもありません。
ゴミ箱を設置し、定期的な収集サービスをはじめてから、また同じような調査を実施したら、興味深いことが分かるかもしれません。
宮城 匡志
一体人々のメンタリティーはどうなっているのか?
ほんとにゴミが気にならないのか?
ゴミが好きなのか?
何なのか?
ちょっと調査してみました。
調査方法を少し考えていたのですが、他の業務の合間を縫って出来る簡単なやり方でと思い、乏しいアイディアの中から考えたのが、落ちてるゴミを観察して、そこから人間の行動や心理を探ってみようというものです。
チューク州の本島であるウェノ島を自転車でほぼ隅から隅まで回り、
道路沿いのゴミをじっくり観察しながら写真もとりながら調べてみました。
ちなみに山奥や海岸近くに多くのゴミがポイ捨て・不法投棄されているということは分かった上で、今回の調査は、南北に走るメイン道路沿い限定で行いました。(メイン道路以外はほぼ自転車では行けないので)
結果、面白いことが分かりました。
自分の目分量ですが、全体の約80%のゴミが、道路沿いの大きな木の元や生い茂っている草木の中、動いていない廃車の周りにまとまって捨てられていました。
残りの約20%のゴミは、道路沿いのちょっと目立ちにくいところにちょこちょこ捨てられていました。しかもそのゴミも同じ箇所にいくつかのゴミがまとまって捨てられている状態がほとんどで、一つのゴミが単体で落ちているというケースはほとんど見かけませんでした。
そして、道路上には一つもゴミは落ちていませんでした。
この結果から推測される人々の行動心理は、
きれいなところにはゴミは捨てにくい。
捨てられているゴミがあればそこに捨てやすい。
大きな木や、草木や、廃車など、隠すものがあるところにゴミを捨てやすい。
ゴミを道路沿いに捨てるという行為を堂々と出来にくい。
こういった最低限の道徳心がチューク人にもあるということが分かり、改善の可能性は少しはあるなと思いました。
現在、チューク州のウェノ島には、ゴミ箱がないですし、ゴミ収集サービスもありません。
ゴミ箱を設置し、定期的な収集サービスをはじめてから、また同じような調査を実施したら、興味深いことが分かるかもしれません。
宮城 匡志