星くず雑記

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漢字廃止運動の亡霊……

2010年09月11日 11時06分29秒 | 文化・芸能・スポーツ
隣国:韓国(+北朝鮮)では、漢字を廃して、
ハングル専用となってから久しい。
そして、その弊害も指摘されており、
近年では、「魔法千字文」なる漢字アニメが、
教育ブームも相俟って大人気だとか。

朝鮮半島は、もともと漢字専用だったのが、
20世紀初頭に漢字ハングル混用となり、
戦後、ハングル専用になってしまった。
朝鮮語の歴史を辿れば、漢字由来の語に依拠しているのは明らかで、
漢字全廃なんて、しない方が良かったはず。

エンジョイコリアというかつて存在した翻訳掲示板で、
古典をどうやって勉強しているか聞いた所、
ハングル訳されたものを読むんだそうだ。
漢字が読めれば、日本でも台湾でも支那でも、
何を書いているか理解できるのだから
観光・ビジネス・留学でも不利になることは無い。

しかし、漢字の字体を見ると、
日本は、無駄に簡略化しているし、
支那の中共も、原型をとどめない程の改悪をしているし、
漢字という、アジア圏共通の文字が失われたのは実に残念だ。

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で、我が日本国の話になると、
いつの間にか、法律は文語文から口語文になっていた。
(2004年に、民法が大改正された)

古典同様、文語文であれば
1000年経っても読解できるが、
口語文は変化するものなので、
1000年後に理解できなくなるのではないかと。
それより何より、文語文を使用しなくなることで、
古典からの断絶、ひいては日本の歴史の断絶になるのでは
との危惧が募るばかりだ。

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ところで、私は、子どもの頃からずっと
「地下 ちか」「地球 ちきゅう」なのに、
「地面 ぢめん」「地震 ぢしん」は間違いなのか
理解できなかった。

そして、「わいうえお」「やいゆえよ」では、
どうして「あいうえお」と文字が重複するのかも
理解できなかった。

その答えは、神社界の新聞である
「神社新報」社のサイト内にあった。


要するに、現代仮名遣いなる滅茶苦茶なものだから
「地面 ぢめん」「地震 ぢしん」は間違いで、
「わいうえお」「やいゆえよ」と不自然な活用をしなければいけないのだ。

現代仮名遣いの「言う」は、
"言わ"ない、"言い"ます、"言う"とき、"言え"ば、"言え"
と活用する。
ワ行とア行が滅茶苦茶だ。

ところが、歴史的仮名遣い「言ふ」とすれば、
"言は"ない、"言ひ"ます、"言ふ"とき、"言へ"ば、"言へ"
と綺麗に、ハ行だけで活用できる。

もうね、最初に「神社新報」社の説明を読んだ時、
長年の疑問が、見事に解決しましたよ。

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ということで、私の結論は、
・混ぜ書きは直ちに止める(例:晩さん会、ら致)
・歴史的仮名遣いを使用
・なるべく、旧漢字を使用("螢"など一部は旧漢字に戻すべき)
ということでせうか。

しかし、慣れとは恐ろしきもので、
どうも不自然な感じがしてしまうのが、残念だ。
ゆっくりと慣れて行きたいと思ってゐる。

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…と、そこに、
私の意見と真逆の団体が存在した

カナ専用(漢字全廃)を主張する、
・カナモジカイ
とか、
漢字制限を強めようとする(小学漢字1006字は多すぎるそうだw)
・国字問題研究会・漢字指導法研究会

サイト見た瞬間、絶対に理解し合えないと思った。
手書き・活版印刷の時代ならいざ知らず、
PCや携帯の普及で、知らない漢字も容易に使える。
冒頭で「あいまって」として「相俟って」と表記したが、
実は、今の今まで知らなかったw

ついでに、予測変換機能も充実しつつあり、
もはや漢字が多くて不便等と言うことは無いだろう。

100歩譲って、小学校で教える字を減らすとしても、
社会で使用する漢字を減らしてはいけない。
近年の増加傾向は悪く無いと思う。

とにかく、カナモジカイの存在は、大変な衝撃でしたので
また取り上げるかも知れません。

コメント
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