2回目(8/9昼の部)に行きました。
2階の下手側廊下に、楊さんの衣装の展示がありました。
これ皆さん観た方が良いと思いますよ~
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1回目観たとき、『90年誌』の大谷先生の言葉を思い出しました。
一人一人の(特に、スターでは無い)劇団員さんが、
ファンの方やご家族、ご友人に
「〇〇の場面、一瞬だけセンター踊るから観てね」
「妖精が一人ずつ出てくるところのX番目」
「殺陣でトップさんに斬られる時、ピンスポ当たる」
「ラインダンスでソロパート貰った」
「花道で踊る」
「客席下りで、どこにいる」
…
と劇団員さん一人一人の人生と
無数の「観てね!」があるんだなあ、
と思うと、箱推しの私としては
ジーンと来てしまいました。
民謡メドレーの後半で、まさかの号泣です。
(客席下りで近くに来た某娘役さんに、見えたかも。すごく感動していることが伝われば嬉しい)
晴れの大劇場公演で、
身近な人に「観てね」って言えるのが
本当に大切だと思うんです。
OSKの「風通しが良さそう」なイメージも
トップになる、以外の活躍の道が
沢山開かれていることも、その理由だと思います。
(イメージ、だけでなく本当にそうあって欲しい)
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【第1幕】
やはり、日舞のせいらさんが、
精悍で粋で爽やかな日本男児、という感じが
すごく良いです。
『深川マンボ』の最後の掛け合いは、
アドリブなんですね。昨日と微妙に違いました。
『河内音頭』は、空耳なんだけど
「空よりOSK」に聞こえて、
青空とOSK讃歌のような気持ちで聞いてます。
【第2幕】
幕開き、椿さんが「背中で語る」
つまり後ろ姿で、お顔も帽子で隠してるけど、
どこから観ても椿さんと分かるんです。
長身でスラッとしていて魅力的です。
椿さんは、ちょっとニヒルな感じを
持ち味にしてるのでしょうか?
違う感じも観てみたいと思いました。
殺陣は、改めて観ると、
沢山の若手男役(モブ)が
楊さんや翼さんと対峙することで、
その一瞬、ピンスポットが当たるんですね。
楊さんへの惜別の意味でも、
皆さん気持ちが入るシーンだと思います。
ラインダンスは手拍子すると分かりますが、
今回も(≒いつも)かなり高速です。
その中でも機敏で長身でスタイルの良い娘役
華蓮さんがよく目立ちます(上手側2番目)。
他の場面では、ここまで目立たないので、
シンプルな髪形・衣装が似合う方なのかも。
かつての恋羽さんのように、
いつかラインダンスのセンターに立って欲しい
と思いました。
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と、ここまで書いて、荻田先生や桜花さんSNSより
大谷盛雄先生のご逝去の報に接し、大変驚きました(8/9夜)。
私が初めて観たOSK公演も、
大谷先生の手によるものでした。
(→2007年当時の感想)
「商業演劇と違う優しさ」が
これからもOSKに残ることを願います。
素敵な作品をありがとうございました。
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以下『90年誌』大谷盛雄氏インタビュー
p81より引用
初舞台の子とか、普段は後ろの方で全然顔が見えないことが多いですからね。歌劇なんだから、顔が見えないというのはおかしい。一生懸命踊っていても、客席から「いてた?」なんて言われたら⋯。
「あ、あそこにいてたから素敵やった⋯」とか、お母さんが「見てよ、うちの娘があそこにいてる〜」とか言ってもらうことも大事やと思います。ほかの商業演劇とは違って、歌劇はそれが絶対大事。その優しさが、僕はあったらいいと思うんですよね。若い女の子が「ここで仕事したい」と憧れて入ってくるというのは、ものすごく夢のあることですから。