恵理の日記帳

平凡な日々の中で、ささやかな出来事を書いています。

床の間に鎮座

2008-08-26 23:58:48 | Weblog
約20年前から、座敷の床の間に飾ってあるものがあります。

それは・・・



この挽き臼です(座敷に通ずる廊下で



凄く重みのある挽き臼で、普段の仕事で重いものを持ち慣れて(?)いる私でも「(持ち上げて移動させるのが)大変でした」

              

挽き臼には、懐かしい想いがあるのです。

私がまだ幼稚園にも入らない幼い頃のこと・・・
祖母は、時々、自宅の畑で収穫した蕎麦を挽いていました。

私は、挽き臼の間(真ん中)から少しずつ出てくる粉を眺めていました。

祖母は私に語りかけながら、ゆっくりゆっくり挽いていました。

そして、その粉で「蕎麦を打ってくれました」
祖母が茹でてくれた蕎麦は、本当に美味しかった

              

写真の挽き臼は、妹の(今は亡き)お義父さまが作ってくれた貴重な品なのです。

祖母が挽いていた石臼は「一体何処へ行ってしまったのでしょう?」

懐かしい・・本当に懐かしい遠い日の思い出

              

もうひとつ、床の間に飾ってあるものがあります。
(父が生前・・今から約30年前、購入したものです)



この石の置物も、挽き臼に負けないぐらいの重みがあります。

父は、よく「凄いだろう」と自慢をしていました


















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4 コメント

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挽き臼 (のらしろ)
2008-08-27 07:26:41
半世紀以上の歴史を物語る臼、臼は粉にする為で、
蕎麦の実の殻をとるのは?
美味しい香りの蕎麦になるまでは幾通りかの行程を手間をかけて口に入る、大変な作業ですね。
此れだけ大きいのを挽くのはきっと重いのでしょう。

信州に出かければお昼はご当地の蕎麦を戴きます。
新そばの粉を少し分けていただき、帰阪後そばがきを楽しみます。
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のらしろさんへ・・ (えり)
2008-08-27 20:05:57
挽いた粉をふるいにかけ、殻を捨てていたと思います。
その粉をもう1度挽いて、それで蕎麦を打っていました。
大きな四角い包丁でトントンと切っていた祖母の姿を覚えています。
祖母が茹でた「田舎蕎麦」は、モソモソしていてツルツルと食べるものではなかったのです。
蕎麦粉たっぷりで美味しかったです。
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( ゜▽゜)/こんばんわ (tokkocyann)
2008-08-28 00:49:59
 もう夜中です
ボランティアの仕事がやっと一段落です
お父様の石は、何か特別な石なのかもしれませんね
そんなに重いというのは、成分が影響してるのかな?

 えりさんはおじいちゃんやおばあちゃん、そしてご両親とも良い思い出が沢山有るのですね
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tokkocyannへ・・ (えり)
2008-08-28 23:44:12
凄く重い石ですが、何の成分なのでしょうか?
何処かの山を模ったもの・・?

祖母はキスの刺身や手作りの団子・ミョウガ餅・魚の干物も作っていました。
昔は(昭和30年頃)今で言う「スローライフ」を実践していたのでしょうか(?)

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