幸福の芽 happy sprout みろく maitri

《心の時代へのパラダイムシフト》 自分の心をつかんで幸せになりませんか。幸福の芽を探して一歩前に出てみませんか。

Daily12/26 「自由と安全」" Return of the Demons"

2011-12-26 23:53:00 | 政治

Dailyはドラッカー氏のものです。


自由と安全が両立するという時はどんなときでしょうか。

過去の経済成長の真っ只中では
日本は国民が自由と安全がある程度確保でき、
両立してきたと考えることができるのではないでしょうか。


「自由」と「安全」で先に「自由」を選んだらどうでしょうか。
これからの時代、経済成長が滞り続ける中で
このまま主に経済という側面で「自由」という言葉を
尊重していったなら、
その「自由さ(freedom」ゆえに一部の人は「自由」を享受し、
そして多くの国民は「不自由」を感じ続けることになる。
日本において一時的に富裕層や厚い中間層が優位に
立ったように見えるかもしれません。
そしてその人たちにとってそれは永続的に進むと
思っているかもしれません。

しかし、多くの国民はやがて格差や不平等に疑問を抱き、
「自由」より「安全」を口にするリーダーの元で
全体主義を求めていくようになるのではないでしょうか。

「自由主義」は人としての「自由」か、経済の「自由」か、
人の「自由」としたらそれはどんな人のための「自由」なのか。

かつて支配層の支配に「不自由」を感じ、自らの能力を信じ
「自由」を求めましたが、「自由」はすでに時代の流れの中で
人の命を尊ぶという側面を持つそういう時代の「自由」と
いう言葉に変化してきています。

財政確保が困難な時代、
多くの国民は富裕層や中間層に強く平等を求め、社会変革を
求めるようになるのではないでしょうか。
現状を続けて行くことに固執すると、
その先は単に自由と平等の両立の範囲では済まなくなり、
統制経済、統制国家ということに成りかねないと思います。


また、逆に経済の停滞の中、
「自由」と「安全」で先に「安全」を選んだらどうでしょうか。

この時代、「安全」を選んでもやはり統制経済、統制国家に
ならないとは言えないと思います。
そしてそれを声高々にあげる人、人々が結果、
軍事力を元に人を支配したいということが起きるかもしれません。

日本という国が自国を守ることができるという大前提無くして
進んで行くと他国の支配下にならざるを得ない、
そういう時代でもあると思います。

もし、日本がそういう状態に至ったならば、
これからの経済の市場として重要なアジアは何を選ぶでしょうか。


やはり、ひとつひとつの国家が自国を守り、自国経済を守り、
自国の繁栄から他国の繁栄を導くという形を大切に考えて
いかなくては全体の繁栄は導かれていかないのではないでしょうか。

ひとつひとつの国家を尊重するということが大切と思います。






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