ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

64.西武ライオンズの不祥事を切る(991字)

2007-04-11 | Sports&Health
日本のプロ野球でジャイアンツに次ぐ優勝回数(日本一)20回を誇るライオンズが不正の波に飲まれています。

プロ野球ファンの一人として、非常に残念であり、また野球協定違反が常習化していたことに対し、憤りを感じています。

今日は協定違反の深層に迫り、エゴと危機を考えてみたいと思います。

これまでライオンズは、20年来にわたってパ・リーグで連続Aクラス入りを果たしており、常勝チームと言われて来ました。

しかし、その裏で、いつ頃からか、球団から多くのアマチュア関係者に金銭が流れ、不正取引の上で入団の駆け引きが行なわれていたようです。

もちろん、プロ野球は強くなければ、ファンも離れて行き、興行的にも収支を悪くしてしまいますので、どの球団も勝つために色々な方策を立てて臨んでいます。

巷では、この事件に対し、「他の球団でも同様に行なわれている筈だ」と手厳しい声が聞かれます。この先プロ野球機構にライオンズの調査委員会から提出される最終報告書が元になり、全球団に調査が及ぶことも考えられます。

不正に手を染めた球団はエゴイストで、弁解の余地はないと思いますが、他に原因はなかったのでしょうか。

私は、長年、ジャイアンツとセ・リーグ中心に展開してきた歴史が、災厄となったことも否定はできないと思います。

それが証拠に、パ・リーグはセ・リーグに比べて球団経営が不安定で、保有するオーナーが変遷し、本拠地を移すケースも目立ちます。

またマスコミにも一因が考えられます。NHKやホームタウンの放送局を除き、ジャイアンツ中心の放映が続き、パ・リーグはあまり日の目を見ず、閑古鳥が鳴く球場で、プロとして技を磨き、打倒セ・リーグを掲げて熱戦を繰り広げて来たのです。

しかし、過去30年を振返るとき、日本のプロ野球は人気球団オーナーのワンマン経営だったとさえ言えそうに思えます。

そして、最近はその成功モデルでさえ崩壊して来ました。スター選手の相次ぐ大リーグ移籍で、国内リーグは二軍化の様相を帯びて来たからです。

ドラフトも、FA制度も、そしてリーグ編成の在り方も一度、リセットして再構築する必要性を感じます。

過去に類を見ない危機の時代を迎えた今シーズン、二年目の交流戦、両リーグで新しく始まるクライマックス・シリーズの開催は楽しみですが、オーナー層の改革意識からも目を離してはならないと思います。
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2 コメント

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こんにちは (とくダネ!!お小遣い稼ぎ)
2007-04-11 20:11:14
はじめまして^^

私のブログで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/ko4602/archives/50780237.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
返信する
こちらこそ (ウォームハート)
2007-04-13 17:30:37
はじめまして。

野球がお好きな方のようですね。

これを機会に野球談義で盛り上がれば幸いです。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!

追伸
ベイスターズも疑惑が浮上して来ましたね。。。

返信する

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