散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

初詣は、誕生寺

2014年01月02日 | ☆千葉県

初日の出を拝んで、折り返しのきかない旧道を進んでいくと小湊の誕生寺に至る。
地元の人にとってお決まりの年中行事なのか、旧道を徒歩で誕生寺に向かっている家族連れが多く見受けられた。

誕生寺は、日蓮宗の宗祖・日蓮が生まれた場所に因んで建てられた。
解説によると、
自ら「安房国長狭郡東條郷片海海人が子」と称していた。
没後50年に書かれたものには「出生の処は安房国長狭郡東條小湊の浦の釣人権頭の子也」とあるという。
もともと祓崎にあったが、明応7(1498)年の地震による津波で流されたため、現在地に再建された。
元禄16(1703)年に再び地震と津波で流出、宝暦8(1758)年の大火でことごとく焼失したが、そのたびごとに再建を遂げた。

ねまき、どてらでお参りに来る人が絶えないらしい。
今どき、どてらを知っている人がどれくらいいるのだろう?


お正月らしく、露店が並ぶ。
「日本エネルギー(株)」が、ダルマを生産して売っているのだろうか?

誕生寺の横、道を隔てて、三十番神をまつる神社があった。

明治の神仏分離で寺から切り離されたものだろう。
参拝する人影がない。
しかし、もともと神仏習合の時代は長く、この三十番神をまつることが神仏習合の始まりだといわれている。
中でも法華経を第一義とする日蓮宗は、三十番神を取り入れて布教につとめた。
日蓮宗の荒行は有名だけど、修行を終えるごとに、龍神や大黒天などまつることができる神が増えていくことも関係しているのだろうし、いわゆる本尊とされる「お題目」の掛けものをよく見ると、さまざまな仏や神の名が書かれていることに気づく。

この神社の狛犬は、アウンではなく、どうも親子のようだ。


古びた賽銭箱の両脇には、なぜか「鯛丸屋」の名がある中華どんぶりが置かれていた。




和泉川と富士山を被写体として、定点観測中です。


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2 コメント

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うーむ (酔華)
2014-01-03 08:05:24
不思議なテント、
どてら姿、
親子の狛犬、
ラーメンどんぶり、
なかなか面白い寺ですね。

今年もよろしく。
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よい年でありますように (メタ坊)
2014-01-03 10:50:08
テレビで、
秘密のケンミンshowをときどき目にするたび、
驚いたり、感心したり。
横須賀生まれ、南房総育ち、横浜暮らしといっても、
知らなかったことがいろいろあります。
どてらを買わなくちゃ、探しに行こうっと。
ところで、千葉は竹の産地らしく、
露店の骨組みは竹でできています。
返信する

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