お盆は、仏教の盂蘭盆会が略されたもの。旧暦の7月15日に行われていたものが、新暦の7月15日となり、7月15日が農作業の繁忙期にあたるため、1月遅れの8月15日に行われるようになった。これをあえて「旧盆」と呼んだりもして、全国的に定着し、一般にはお盆休みとして、13日のお迎えから16日の送りまで一斉に休みをとるようになった。そのため、都会では7月15日にお盆行事をし、地方では8月15日に帰省してお . . . 本文を読む
横浜で海に出るというと、ミナトヨコハマを自称しているだけに、身近なところにあるように思えるけれど、ほぼ100パーセントといっていいほど埋立で護岸され、自然海岸はない。ヨコハマ通の間では、幕末の埋立てのころの名残として、桜木町駅から汽車道を歩き始めると対岸に見える帝蚕倉庫の手前に古い石垣があり、その下にある砂だまりが当時の砂浜だといわれている。ほかに、今は護岸されてしまった鶴見区生麦の鶴見川沿いにあ . . . 本文を読む
極楽寺坂の成就院をあとにして、星の井のある岩舟地蔵を過ぎると、角に権五郎餅で有名な力餅屋がある。賞味期限改竄のさきがけとなった「赤福」に似て、餅に餡が乗せてあるやつといったら語弊があるかもしれないが、変わらぬ味を守っている。面掛行列の奇祭で名高い御霊神社の門前で商って三百年にもなろうという話だから、御霊神社の祭神「鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)」だけに「おかげさま」といってはばからな . . . 本文を読む
今が見頃。連日のようにニュースや旅行番組でアナウンスされている。あじさいは日本原産の花といわれているが、それはガクあじさいのことで、比較的に目にすることの多いあじさいのほとんどは、西洋あじさい。この時期、梅雨期に入る日本の湿度の高い気候にマッチして、また挿し木で増える花だから重宝される。気をつけたいのはその毒性。よく料理の飾りとして花びらや葉が添えられることが多く、先日も添えられた葉をツマと勘違い . . . 本文を読む
矢佐芝と書いて「やさしば」と読む。神奈川県西部・南足柄市岩原の山間部の集落に行ってきた。21世帯72人の小さな集落の神社で祭が開かれる・・・そんな記事を神奈川新聞で見かけ、物好きにも見物に出かけたわけだ。矢佐芝は、あの二宮金次郎が芝刈りにきたところで、今でも村人はそれを誇りにして、勤勉さと助け合いのこころを大切にしているという。さてさて、東名高速を大井松田インターで降り、大雄山駅の前を左折して、塚 . . . 本文を読む
大和市にある面積約42ヘクタールの緑地。位置的には米軍厚木基地の北方にあるといえば、ほぼ「ああ、あの辺りね。」とお判りになると思う。グーグルマップの航空写真で見ると確かに一塊りの緑地となっているし、東名高速の渋滞ポイント「大和トンネル」といえばピンとくるに違いない。大和市の中央を流れる引地川の水源にあたり、かながわトラスト緑地に指定されている。アクセスは相鉄線相模大塚駅から徒歩15分と歩き甲斐のあ . . . 本文を読む
横須賀に帰った。晴天なので、逗子インターで横横バイパスを降り、葉山有料からトンネルを抜け、湘南国際村に寄り道した。この山から相模湾越しに見える富士山は雄大だ。眼下は澄み渡ってはいたが、残念ながら富士は雲に見え隠れしている。しかし、見慣れた風景というのは不思議とカメラに収めないものだ。まして、期待していたほどに思った景色でなければなおさら映像に残さないのは誰しもあることに違いない。この日は何故か続々 . . . 本文を読む