先週から始まった デサフィオス・マエストロス
今回の対決は
ダミアン&セリーヌ オラシオ&セシリア
それにしても先週から場所が変わったX。
細長くなって狭くなって床が悪くなって踊りにくくなって最悪。
ただでさえCITA前で外人いっぱいでコミコミの時期なのにどうよ?
これデサフィオス終わったら客減りそうだなー。
オレもこれが終わったら他のプラクティカに行こうかと検討中。
今回はフランスに住んでいて一回もクラスを取ったことのなかったダミアン&セリーヌとタンゴ界最高の音楽センスを持つ男オラシオ&セシリアの組み合わせだということでクラスから取ることにした。
昨年は1回も取らなかったし先週は時間がなくて行けなかったのでデサフフィオのクラスを取るのは今回が初めて。
主催者のパブロ・インサがやってきてコインを投げてどちらのパレハが先に教えるかを決める。
持ち時間は各組、最初30分ずつ、その後15分ずつもらえる。
今日のテーマはもちろん ミュージカリティー
先に教えるのはダミアン&セリーヌになった。
まず簡単なシークエンスを覚えさせてメロディーに合わせて踊れ。
というのが最初の課題。
先生達がやって見せるのだが踊ってるのは音楽のメロディーではなく自分達が感じたように表現してる。
つまりそれっぽく踊れ、ということ。
その後は普通に踊ってるときにダミアンが「シークエンス」と言ったらシークエンスをやる。
そのほか「スローモーション」「ストップ」「オープン・エンブレイス」「クローズ・エンブレイス」
などというので踊りながら即座に対応するというものだった。
つまりまったくミュージカリティーのクラスではなかった。
オラシオはやっぱり教えるのむちゃくちゃ上手い。
まずは男女を向かい合わせに2列に並ばせる。
この時点で「?なにやるんだろ?」って感じになる。
実際ここでやったのは
「口でゆっくり5カウント数えながら1歩だけ前に進む」
というもの。
実際には一列にならなくても出来るけどわざわざ生徒の気を引くためにこうやるのだ。
そのあとサロンを4つのエリアに分ける。
各エリアは「水」「火」「風」「土」の4つのエレメントに対応している。
ミロンガのように回りながら踊っていくのだが各エリアではそのエレメントにあった踊り方をしなければならない。
「水」のエリアではさっきのゆっくり一歩進むを使う。
身体が水の中に浸かってるように強いがゆっくりと動く。花を踏むようにつま先から柔らかく踏む。
「火」のエリアでは同じ場所から動かずに身体の中に熱いエネルギーを流しお互いを感じあう。
「風」のエリアでは風のように軽く、自由に踊る。
「土」のエリアは「水」と似ている。ゆっくり強く動くのだが嫌いなやつを踏みつけるように踵から力強く踏む。
これがTVゲーム世代には楽しくてたまらん。
おっさん、「風」を説明するときは椅子の上に乗って「I'm Freee!!」って叫びながらパタパタ鳥みたいに飛んでるし。ほんまアホやわぁー。
つぎは
「ここにこれから踊る曲の楽譜があるから見に来い」
と言って紙を出してきた。
50人以上いる生徒達が集まってきて小さなレポート用紙を覗きこむ。
すると、、、
そこには黒のサインペンで細い線が棒グラフのように並んでるだけだ。
???
そしておっさんが説明を始める。
一番上の段には棒が、長い、短い、長い、短い、長い、短い、、、、
と均等に並んでいる。
棒を順番に指差しながら
「ズン!、チャン!、ズン!、チャン!、。。。」
つまり長い棒は強拍、短い棒は弱拍を表していたのだ。
長い棒だけを指差しながら
「ズン!、、、ズン!、、、ズン!、、、。。。」
などよく知ってる曲に合わせて説明する。
他にも棒が細かく連続しえるものは
「タラララララ、、、」、、、、、
のように16分音符の羅列を表していたり、
強拍のすぐ後に細い線があると、
「ズンチャッ、、、、、ズンチャッ、、、、」
4分音符32分音符だったり、
よく知ってる曲のメロディーに合わせて音の鳴ってるタイミングと音のイメージを絵にしてあるのだ。
これはすごく分かりやすい説明だ。
鳴ってる音の位置や長さ(音符の種類)、音の強さ、感じ(踏むときのイメージ)を視覚で確認できるのだ。
あと、「バイオリンの音だけ取って踊れ」とかあったけど全然できなかった。
よく知ってる曲なのにメロディーが静かに鳴ってるときは聞こえるけど全部の楽器が鳴ってるときは強い音に隠れてバイオリンの音が聞き分けられなくなる。
昨年の猛特訓で楽器を結構聞き分けれるようになったつもりだったが全然ダメ。
しかも音を聞いてからリードしてたら間に合わないので1歩も動けなかった。
もちろん出来てるやつなんて一人もいなかったけどあまりの出来なさに自己嫌悪
しかしこんな素晴らしいクラスは今まで受けたことない。
オラシオのクラスを大分前に何度か取ったことあるけどここまで面白くなかった。
おっさん説明も上手いし生徒の気を引く方法も知ってる。
やっぱおっさんすごいよ。
クラスではデサフフィオ(対決)はオラシオ&セシリアが完全に圧勝。
ダミアン&セリーヌのクラスはほんとつまんなかった。
あまりのクラスの出来の差に生徒達の表情もまったくちがった。
そしてプラクティカが始まりガンガン踊ってほんとのデサフィオの時間になった。
先攻は
ダミアン・ロセンタル&セリーヌ・ルイス Damian Rosenthal & Celine Ruiz
曲は2つともすごくよくミロンガでかかる曲だった。
観客が選べるのはオーケストラ(と歌手)だけ。
踊りやすい曲をわざとDJが選んでいるのだ。
彼らのデモをナマでみるのは始めて。
ビデオでは何度か見たことあっていい身体の動きをしてるので一度見たかった。
しかし即興は全然ダメだった。
ま、クラスの時点で音楽センスはないだろうと思ってたがやっぱりダメ。
曲は知ってるので普段どおり踊ってるのだろうが
テンポに合わせてなんとなくイメージに合わせて踊ってるだけ。
得意技のコルガーダ、ボルカーダを入れるのだが音楽のイメージに合ってない。
しかも何か魅せないといけないと思って焦ってるのがダミアンの顔にはっきり出てる。
ビデオでは振り付けのやつしか見たことなかったがもっと柔らかい動きをしてたんで期待してたんだけどセリーヌは結構カクカクしてた。
リード&フォローは問題ないが身体の使い方がイマイチ。
結局2曲目も同じようなことやって終わり。
そのへんのミロンガで踊ってるただの人だった。
まぁ、完全即興だからこうなるのが普通なんだけどね。
長くなってきたんで次回に つづく。
今回の対決は
ダミアン&セリーヌ オラシオ&セシリア
それにしても先週から場所が変わったX。
細長くなって狭くなって床が悪くなって踊りにくくなって最悪。
ただでさえCITA前で外人いっぱいでコミコミの時期なのにどうよ?
これデサフィオス終わったら客減りそうだなー。
オレもこれが終わったら他のプラクティカに行こうかと検討中。
今回はフランスに住んでいて一回もクラスを取ったことのなかったダミアン&セリーヌとタンゴ界最高の音楽センスを持つ男オラシオ&セシリアの組み合わせだということでクラスから取ることにした。
昨年は1回も取らなかったし先週は時間がなくて行けなかったのでデサフフィオのクラスを取るのは今回が初めて。
主催者のパブロ・インサがやってきてコインを投げてどちらのパレハが先に教えるかを決める。
持ち時間は各組、最初30分ずつ、その後15分ずつもらえる。
今日のテーマはもちろん ミュージカリティー
先に教えるのはダミアン&セリーヌになった。
まず簡単なシークエンスを覚えさせてメロディーに合わせて踊れ。
というのが最初の課題。
先生達がやって見せるのだが踊ってるのは音楽のメロディーではなく自分達が感じたように表現してる。
つまりそれっぽく踊れ、ということ。
その後は普通に踊ってるときにダミアンが「シークエンス」と言ったらシークエンスをやる。
そのほか「スローモーション」「ストップ」「オープン・エンブレイス」「クローズ・エンブレイス」
などというので踊りながら即座に対応するというものだった。
つまりまったくミュージカリティーのクラスではなかった。
オラシオはやっぱり教えるのむちゃくちゃ上手い。
まずは男女を向かい合わせに2列に並ばせる。
この時点で「?なにやるんだろ?」って感じになる。
実際ここでやったのは
「口でゆっくり5カウント数えながら1歩だけ前に進む」
というもの。
実際には一列にならなくても出来るけどわざわざ生徒の気を引くためにこうやるのだ。
そのあとサロンを4つのエリアに分ける。
各エリアは「水」「火」「風」「土」の4つのエレメントに対応している。
ミロンガのように回りながら踊っていくのだが各エリアではそのエレメントにあった踊り方をしなければならない。
「水」のエリアではさっきのゆっくり一歩進むを使う。
身体が水の中に浸かってるように強いがゆっくりと動く。花を踏むようにつま先から柔らかく踏む。
「火」のエリアでは同じ場所から動かずに身体の中に熱いエネルギーを流しお互いを感じあう。
「風」のエリアでは風のように軽く、自由に踊る。
「土」のエリアは「水」と似ている。ゆっくり強く動くのだが嫌いなやつを踏みつけるように踵から力強く踏む。
これがTVゲーム世代には楽しくてたまらん。
おっさん、「風」を説明するときは椅子の上に乗って「I'm Freee!!」って叫びながらパタパタ鳥みたいに飛んでるし。ほんまアホやわぁー。
つぎは
「ここにこれから踊る曲の楽譜があるから見に来い」
と言って紙を出してきた。
50人以上いる生徒達が集まってきて小さなレポート用紙を覗きこむ。
すると、、、
そこには黒のサインペンで細い線が棒グラフのように並んでるだけだ。
???
そしておっさんが説明を始める。
一番上の段には棒が、長い、短い、長い、短い、長い、短い、、、、
と均等に並んでいる。
棒を順番に指差しながら
「ズン!、チャン!、ズン!、チャン!、。。。」
つまり長い棒は強拍、短い棒は弱拍を表していたのだ。
長い棒だけを指差しながら
「ズン!、、、ズン!、、、ズン!、、、。。。」
などよく知ってる曲に合わせて説明する。
他にも棒が細かく連続しえるものは
「タラララララ、、、」、、、、、
のように16分音符の羅列を表していたり、
強拍のすぐ後に細い線があると、
「ズンチャッ、、、、、ズンチャッ、、、、」
4分音符32分音符だったり、
よく知ってる曲のメロディーに合わせて音の鳴ってるタイミングと音のイメージを絵にしてあるのだ。
これはすごく分かりやすい説明だ。
鳴ってる音の位置や長さ(音符の種類)、音の強さ、感じ(踏むときのイメージ)を視覚で確認できるのだ。
あと、「バイオリンの音だけ取って踊れ」とかあったけど全然できなかった。
よく知ってる曲なのにメロディーが静かに鳴ってるときは聞こえるけど全部の楽器が鳴ってるときは強い音に隠れてバイオリンの音が聞き分けられなくなる。
昨年の猛特訓で楽器を結構聞き分けれるようになったつもりだったが全然ダメ。
しかも音を聞いてからリードしてたら間に合わないので1歩も動けなかった。
もちろん出来てるやつなんて一人もいなかったけどあまりの出来なさに自己嫌悪
しかしこんな素晴らしいクラスは今まで受けたことない。
オラシオのクラスを大分前に何度か取ったことあるけどここまで面白くなかった。
おっさん説明も上手いし生徒の気を引く方法も知ってる。
やっぱおっさんすごいよ。
クラスではデサフフィオ(対決)はオラシオ&セシリアが完全に圧勝。
ダミアン&セリーヌのクラスはほんとつまんなかった。
あまりのクラスの出来の差に生徒達の表情もまったくちがった。
そしてプラクティカが始まりガンガン踊ってほんとのデサフィオの時間になった。
先攻は
ダミアン・ロセンタル&セリーヌ・ルイス Damian Rosenthal & Celine Ruiz
曲は2つともすごくよくミロンガでかかる曲だった。
観客が選べるのはオーケストラ(と歌手)だけ。
踊りやすい曲をわざとDJが選んでいるのだ。
彼らのデモをナマでみるのは始めて。
ビデオでは何度か見たことあっていい身体の動きをしてるので一度見たかった。
しかし即興は全然ダメだった。
ま、クラスの時点で音楽センスはないだろうと思ってたがやっぱりダメ。
曲は知ってるので普段どおり踊ってるのだろうが
テンポに合わせてなんとなくイメージに合わせて踊ってるだけ。
得意技のコルガーダ、ボルカーダを入れるのだが音楽のイメージに合ってない。
しかも何か魅せないといけないと思って焦ってるのがダミアンの顔にはっきり出てる。
ビデオでは振り付けのやつしか見たことなかったがもっと柔らかい動きをしてたんで期待してたんだけどセリーヌは結構カクカクしてた。
リード&フォローは問題ないが身体の使い方がイマイチ。
結局2曲目も同じようなことやって終わり。
そのへんのミロンガで踊ってるただの人だった。
まぁ、完全即興だからこうなるのが普通なんだけどね。
長くなってきたんで次回に つづく。
これはイスタンブールのタンゴフェスティバルのときの映像です。
プールサイドみたいですね。
最近のタンゴ界ではこういう高いヒールが流行ってます。
8cm~10cmくらい。
バランスのいい靴だと高さやヒールの細さはあまり関係ないようです。
前回、歯の日記への感想を書いたけれど、きえちゃったかしら?
めげずに書きます。
踊り拝見しました。いつも、踊りのことってみてもわからないけど、女性、しなやかでよかったです。
黒いドレス、下着みたい。(私って、変わった見方しちゃう)あのヒール、すんごく高いけど、けっこうだいじょうぶなものなんですね。
先日、あのくらいのヒールの靴を買って、履いてみましたが、はきやすくて、けっこう楽に動けておどろいてます。
あれは、プールサイドかしら?
ごめんね、違うとこばかり見て。。。
踊り見て、癒されてました。