この「おジャガたち」に出会った頃、我が家の家族は一同で。
「とんでもないモンに出会ってしまったぁぁぁ!」とビックリギョウテン慄いたもんです…。
ことの始りはかれこれ、4年前。
父が旅先の北海道は帯広で。相も変わらず、見ず知らずのジャガイモ農家の方に声を掛けたことから始り(笑)
気の良い、ジャガイモ農家のおじちゃんはお土産に大量のジャガイモたちを車に積んでくれたそぉで。父の図々しさというか、物怖じのなさというか、愛嬌というか(笑)の賜物たちを食べた瞬間…。それは、ホントに瞬間で。
「なんじゃぁ~、このじゃがいも!!!」な驚きと共に、みんな無言で、それこそ「貪り食った」って表現がこの場合は適切ね、みたいな意地汚さで綺麗に完食したのでした。
おジャガに番付があったとしたらば、コレは間違いなく、おジャガの中のおジャガ「ジャガイモの横綱」でしょうねぇ…。しかも、長らく西の横綱不在の時期が続いた1人横綱級!!!
ホクホク、甘くて、煮崩れせず、食感がジャガイモじゃないの…。
私達、一体今まで、どんな野菜をジャガイモって思って食べてたんだろぉ~ねぇ…。と暫し沈黙で。これを食べてしまったら、スーパーで買うなんてありえない…。と。
美味しすぎて、近所中に御裾分けをしちゃったらば。残りも少なくなってきて。この御時世にだよっ!ジャガイモを大切に、それはそれはホント愛しむようにして減っていくおジャガを数えながら(笑)
図々しいのは百も承知で「すみません、もっと送ってください!」と恥?恥なんてこの場合はかなぐり捨てて、でも、あたしたち、ジャガイモが食べたいのっ!って勢いは、帯広のおじちゃんにしっかり伝わったようで(笑)年に数回、定期的にジャガイモを送り続けてくださってるのでした!
その後も、北海道好きな父は北海道に出かける度に、おじちゃんの所に寄っては親交を深めている様子なので、父が亡き後も、さらにはおじちゃんが亡き後も…。どうにか、どうにか、このおジャガ達を送って頂きたいと切望する限りデス(笑)
ジャガバターってあるでしょ?このおジャガはね、バター要らずなのっ!
蒸かして、そのまま食べると極楽の味なのですよ♪美味しいものを食べる時、人間は無言になりますが…。本気の無言で無心に頂けるこの子たちは、それこそ押頂くって言葉がぴったり当てはまる絶品ですっ!
話によると、ポテトチップスに加工するために卸してしまうそうで、市場に出てスパーなんかで買えるってことはないらしく。だからこそ、ご縁を感じる一品だったりするのでした^^