ゆでる 材料に火を通す
味付けを目的とせず、沸騰した湯に入れて火を通します。
材料はそのままゆでて食べる場合と、料理の下ごしらえとしてゆでる
ものがあります。
その目的には、「アク抜きや生臭み抜き」「色鮮やかにする」「軟ら
かくする」「たんぱく質を凝固させる」「脱水する」「消毒する」
などがあります。
ゆでる際に、塩、酢、重曹、米ぬか(米のとぎ汁)などを水に加えると、
それぞれの目的の効果が高くなります。
塩
野菜の繊維を軟らかくします。
緑の葉緑素を安定させるため、色鮮やかに。
酢
漂白効果がアクの黒ずみなく白く仕上げます。
軟らかく仕上がります。
重曹
水をアルカリ性にしてアクを除き、繊維質を軟らかくします。
水の重量の1.5%位の濃度にします。
米ヌカ
アクをヌカに吸着させて、材料を軟らかく白く仕上げる効果。
タケノコのエグ味はヌカの旨みで緩和されます。
焼ミョウバン
サツマイモやクリの煮崩れを防ぎ、タコを色よく柔らかにします。
殺菌、pH調整剤となり、日持ちをよくします。
卵をゆでる
ゆで卵こそ、料理の科学を知って目的のゆで加減で楽しみたいもの。
半熟卵、温泉卵は特に、ゆでる温度と時間をしっかりと把握しましょう。
最初は卵黄が中心になるように転がしながらゆで、卵白は70~80℃、
卵黄は65~70℃で固まることを利用します。
ゆでる時の基本は卵をまず室温にしておき、水から入れます。
冷蔵庫から出してすぐゆでるときは、針や画鋲を殻に刺して穴をあけ、
水に酢を少し入れて。
【温泉卵】65~70℃で25~30分加熱します。
【半熟卵】沸騰してから5分ゆでます。一般のゆで卵は10分ゆでます。むいて食べ
やすいのは7~8分。

煮込む コトコト煮る
長時間一定温度で煮続けることで、煮汁が材料にしみ込む効果と、
材料の成分が煮汁にしみ出し味がミックスされる効果があります。
煮込み料理は、低い温度で長時間煮るものですが、基本は冷めるとき
に味がしみる特徴を利用したもの。徐々に味を含ませてやわらかく
しますが、ただ熱を加えるだけでなく、火から下ろして冷まし更に加熱
を繰り返すことで、省エネしながらおいしく仕上げることができます。
【煮豆】 豆は乾物ですから、まず十分に水を含ませやわらかくしてから
徐々に味を含ませます。
びっくり水と砂糖を何度かに分けて加えるのは、なるほどおいしく上手
に煮るコツです。
【肉】 肉を長時間煮るとパサつきますので、調理に適した肉を使います。
鶏肉は骨付き肉、牛肉はすね肉、それぞれゼラチン質がしみだして旨みに
なります。
豚肉は脂身が赤身の間に程よく入ったバラ肉やロース肉を使います。
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もくじ
かんたんクッキングEX
地産地消と特産品を訪ねて
ブログ}春夏秋冬いつもそよ風
味付けを目的とせず、沸騰した湯に入れて火を通します。
材料はそのままゆでて食べる場合と、料理の下ごしらえとしてゆでる
ものがあります。
その目的には、「アク抜きや生臭み抜き」「色鮮やかにする」「軟ら
かくする」「たんぱく質を凝固させる」「脱水する」「消毒する」
などがあります。
ゆでる際に、塩、酢、重曹、米ぬか(米のとぎ汁)などを水に加えると、
それぞれの目的の効果が高くなります。
塩
野菜の繊維を軟らかくします。
緑の葉緑素を安定させるため、色鮮やかに。
酢
漂白効果がアクの黒ずみなく白く仕上げます。
軟らかく仕上がります。
重曹
水をアルカリ性にしてアクを除き、繊維質を軟らかくします。
水の重量の1.5%位の濃度にします。
米ヌカ
アクをヌカに吸着させて、材料を軟らかく白く仕上げる効果。
タケノコのエグ味はヌカの旨みで緩和されます。
焼ミョウバン
サツマイモやクリの煮崩れを防ぎ、タコを色よく柔らかにします。
殺菌、pH調整剤となり、日持ちをよくします。
卵をゆでる
ゆで卵こそ、料理の科学を知って目的のゆで加減で楽しみたいもの。
半熟卵、温泉卵は特に、ゆでる温度と時間をしっかりと把握しましょう。
最初は卵黄が中心になるように転がしながらゆで、卵白は70~80℃、
卵黄は65~70℃で固まることを利用します。
ゆでる時の基本は卵をまず室温にしておき、水から入れます。
冷蔵庫から出してすぐゆでるときは、針や画鋲を殻に刺して穴をあけ、
水に酢を少し入れて。
【温泉卵】65~70℃で25~30分加熱します。
【半熟卵】沸騰してから5分ゆでます。一般のゆで卵は10分ゆでます。むいて食べ
やすいのは7~8分。

煮込む コトコト煮る
長時間一定温度で煮続けることで、煮汁が材料にしみ込む効果と、
材料の成分が煮汁にしみ出し味がミックスされる効果があります。
煮込み料理は、低い温度で長時間煮るものですが、基本は冷めるとき
に味がしみる特徴を利用したもの。徐々に味を含ませてやわらかく
しますが、ただ熱を加えるだけでなく、火から下ろして冷まし更に加熱
を繰り返すことで、省エネしながらおいしく仕上げることができます。
【煮豆】 豆は乾物ですから、まず十分に水を含ませやわらかくしてから
徐々に味を含ませます。
びっくり水と砂糖を何度かに分けて加えるのは、なるほどおいしく上手
に煮るコツです。
【肉】 肉を長時間煮るとパサつきますので、調理に適した肉を使います。
鶏肉は骨付き肉、牛肉はすね肉、それぞれゼラチン質がしみだして旨みに
なります。
豚肉は脂身が赤身の間に程よく入ったバラ肉やロース肉を使います。
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