わが家の食育…「お家で作ろう! 食べよう!」

家族の健康づくりは、わが家で作る食事から…。信濃毎日新聞発行「週刊さくだいら」「週刊いいだ」特集掲載をまとめます。

楽しくおいしいお弁当づくり

2008-04-11 | 「料理を見直そう」シリーズ
           信濃毎日新聞社「週刊さくだいら」特集
               食生活を見直す Part3
               <2008.3.20号掲載>

昼食は一日の活動源
一日の中で体のリズムが整いフル活動する昼の食事は、重要な活力源。
忙しい朝におろそかにした朝食を補ったり、夕食でカロリーをとり過ぎに
なりそうな日の調整など、昼食は一日の栄養バランスのキーポイント。
毎日続くことだからお弁当づくりの達人になって、家族の健康管理を
しましょう。                           


バランスを考えて食べる
ライフスタイルによって大きく変わる昼食の取り方。たとえ規則正しい
暮らしであっても、昼食は短時間で簡単に済ませてしまいがちです。
家族それぞれが一日3食の食事で必要な栄養をとるために、各自自分の
食事の傾向の再確認を。

【給食】栄養のバランスは安心。家庭でも給食の献立を参考にして
子供の食生活改善を。

【外食】カロリーが高く、乳製品や野菜が不足。定食等の豊富な
食材を使ったメニューを選ぶ。

【テークアウト】不経済で栄養が偏りがち。野菜ジュースやフルーツを
用意して栄養補給。

【お弁当】経済的で個性的。手づくりを感謝して食べる愛情のキャッチ
ボールは心の栄養にも。

【家事の合間】単品や残り物、インスタントで済ませてしまう主婦。
自分のための食事にも時間を。



毎日、健康を考えて…
普段づくりのお弁当 
毎日続くお弁当づくり。ついつい面倒になったり、マンネリ化して
しまいます。でも何といってもお弁当の利点は、経済性と栄養価。
揚げ物や添加物の多い市販のお弁当を毎日食べ続けるのは考え物
です。
小さなおかずをバランスよく組み合わせた、お弁当箱の中にある
わが家の食卓。一回ずつの冷凍や残り物の上手な活用が、お弁当
達人への近道です。

■残ったおかずを使って 
<おにぎり> 
アジ開きはほぐして、刻み野沢菜との混ぜごはんで。明太子は刻み
たくあんとの混ぜごはんに。白ゴマ少々は欠かせない香味。

<コロッケ> 
肉じゃがはつぶしてグリーンピースやコーンを入れ、小さく丸めて衣
をつける。
カレーライスは冷凍にして一口大に切り、衣をつけて揚げる。

<肉詰め> 
おでんのちくわの穴やダイコンをくり抜き、刻みネギを入れて練った
ひき肉を詰めて電子レンジで加熱する。

<野菜炒め> 
食べ残しのハンバーグや肉団子をほぐして野菜と炒め物に。

■作り置きする
<マッシュポテト> 
ゆでたジャガイモをつぶし、バター、塩コショウを混ぜラップでロール状
に包んで冷凍する。解凍してサラダに。
半解凍を輪切りにして揚げ物、ソテーなどに。

<薄焼き卵> 
ほぐした卵を裏ごしし、片栗粉(1個に小さじ1)を混ぜて薄焼きに
し、一枚一枚ラップを挟んで冷凍にする。錦糸卵、巻物などに活躍。

<パスタ> 
パスタメニューの時、余分にゆでて短く切り少しずつ冷凍にする。
ケチャップやマヨネーズで味付けする。

<肉団子> 
ハンバーグを作る時に同時に小さなものをつくり、衣をつけて冷凍に。
ギョーザの具は、大葉で包んで冷凍に。それぞれ揚げる。



楽しさいっぱい盛り込んで…
おでかけのお弁当 経済性が大切な普段のお弁当はケ型のお弁当。行楽やハイキングなど
のいつもと違うお弁当は、ハレの日らしい豪華さを盛り込みましょう。
素材の切り方や盛り付け方、簡単な料理でも目先を変えると華やかな
印象に。
アウトドアでダイナミックに食べたり、紙皿で食べ分ける楽しさも
おいしさアップ。容器は楽しく手軽で、片づけが楽なものを使って。


■包む
大きなフライパンで薄焼き卵やクレープを焼いて具を包みます。
薄焼き卵はちらし寿司を巾着結びで包み、クレープはクリームチー
ズにフルーツを混ぜたものや様々なディップを包んで。

■巻く
<ロールサンド> 
いろいろな具を芯にしてサンドイッチ用薄切り食パンをロール状に。
模様を切り抜いたクッキングペーパーをパンに重ねて、模様の部分
にマーガリンをつけ、粉砂糖に食紅を混ぜたものを振って色付けを。
ココアや抹茶でも可。

<信田巻き> 
味付けした油揚げや高野豆腐を好みの具を芯に巻いてかんぴょう
縛りに。

パック入り調味料で
使わずにたまっていく少量パック調味料は、小さなおかずの味付け
にぴったり。        
                   

<うなぎ蒲焼のたれ> 
ショウガ汁を加えて、鶏ひき肉を丸めたつくねのたれに。
さつま揚げや鶏肉をいためて味付けに。

<納豆のたれ> 
刻み大葉を混ぜて、シメジやはんぺんの炒め物に絡める。

<練りわさび> 
マヨネーズとしょうゆ少々を混ぜ、蒸した鶏ささみをほぐしてあえる。

<練りからし> 
みそ、砂糖、酢を混ぜてボイルしたイカ、ホタテ、アサリをあえる。
   

楽しく描いて芸術品
コンビニ弁当は手軽ですが、アイテムは限られたもの。
世界でひとつだけの手づくりで、お弁当づくりを楽しむのも役立つ
趣味のひとつです。
「明日はどんなお弁当かな」なんて、食べる楽しみと家族の思い出に
残る力作を。
毎日デジカメで残してお弁当ワールドを展開するのも素敵な暮らし方
ですね。
早速、道具を揃えてアイデア発揮!
                      

●マヨネーズ容器……きれいに洗い底を切り取ってマッシュポテトなどを
        詰めて絞り出す。
●しょうゆ容器……のりの佃煮を吸い込ませて、線を描く。

●オーブンペーパー、クリアファイル……カッターで切り抜いて型紙に


キャラ弁に挑戦!
                      
人気のアニメや童話のキャラクターを描くキャラ弁(キャラクター弁当)
が話題。お弁当箱をキャンバスにして、肌の色は、ほぐしたタラコや
ハムを切って形づくります。刻みのりや刻み昆布、錦糸卵、野菜を
使って思考を凝らした楽しい描画を。

【立体派】
ごはんをラップで握ってキャラクターの形をつくり、お弁当箱に詰め
てから回りにおかずを詰める方法。
ごはんの色は、タラコ、ふりかけ、ケチャップ、しょうゆ、桜でんぶ
などを混ぜて、味も同時にプラス。

【ステンシル派】 
クリアファイルにキャラクターを下書きし、黒い線の部分をカッター
で切り抜くと型紙に。
パンにはバターを塗ってココアなどを振る。
                  
コメント
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