公開から2週間すぎてやっと観ることが出来た。
話題作なだけに、今日まで結末を知らずに過ごすのは大変だった。
ネタばらしを仕掛けた同僚を「シャーっっ」と威嚇して黙らせ、
大好きなブロガーさんの記事は、涙を飲んで読むのをガマンした。
この映画の舞台は1928年のロサンゼルス。
シングルマザーのクリスティンは行方不明になった9歳の息子ウォルターの捜索願を出すが、警察の対応は鈍く、時間だけが過ぎ去ってしまう。
数ヶ月経ったある日、彼が発見されたとの知らせを受ける。
ところがその子供はウォルターとは全くの別人だった…。
立ち会った警部に「彼は私の子供ではありません。」と訴えるが、その場をとりなされて偽の子供を連れ帰る破目になってしまう。
しかし引き渡された子供の身体的特徴から、彼はウォルターではないことを確信するのだった。
教会の助けを得て警察を告発するクリスティンだけど、ふたたび陰謀で精神病院に強制入院させられてしまう。
その病院は、彼女と同じく警察に反抗した女性が数多く収容させられていた…。
あらすじだけ読んでもすごい話だなと思ったのだけど、更にそれが実話だと聞いてびっくり。
すさまじい人権軽視だけど、この事件から今日まで100年も経っていない訳だから二度驚いた。
アンジェリーナの強い母性を感じさせる演技は涙を誘う。
誘拐されたばかりの時の焦燥感、警察に対する絶望、わずかでも希望をつなごうとする気持ちが伝わってきた。
先日の『ベンジャミン・バトン』といい、ご夫婦そろっていい仕事をされていますな。
ところでこの『チェンジリング』はPG-12指定が付いている分、映像に過激な箇所があった。
病院のシーンはかなり残虐。
とにかくアンジェリーナの演じ方が上手い分、観ているこちらも寒気に襲われた。
《ネタバレ警報 OKな方だけドラッグしてお読み下さい》
それにしても、裁判のシーンで懲役2年と言われたのには一瞬驚いた!!
劇中の被告に本気で怒りを感じていたから(^-^;、血圧上がっちゃったよ。
結局2年の後に死刑だったのね。
しかし犯人は全く反省していないね。あんなに重い罪をかさねたら地獄行きって確定なのに。
懺悔すれば罪って許されるの?
許されると思うこと自体、本気で反省していない証拠だと思うけどね…。
さらに簡単に子供を何人も殺しておいて、自分が死刑になるときは往生際が悪い。
でも冷静に刑に応じるより、死にたくない~と言いながら命を絶たれる方が死刑の意味はあるか。
ラストで、同じ時にさらわれた別の子供が生きて発見されたけれど、
クリスティンは息子の生きた証に触れられただけでもよかったかもね…。
ただそのことできっかけで、事件のことから吹っ切れて新しい人生を歩みかけていた彼女が、
再び生涯をかけて息子を探し続けることになるのだけれど。
諦めて新たな可能性を探る人生と、わずかな希望をもちつつ継続を保つ人生。
どちらが良かったのだろうか。
でも彼女は自分自身で選択をしている訳だし、後者が最善だったのだろう。
劇中の神父さんのセリフで、
「いつか行き着く所で子供と再会できたときに、彼は自分の母親が探し続けてくれたことを知るだろう。」というのがあった。
子供を探し続けて一生を終えたとき、この言葉が救いになったかも…
そう思って映画館を後にした。
警察の権力濫用、犯人の非道さなど、実話なのでショックは大きかった。
でも主人公のクリスティンの意思の強さに心を打たれたので、観に行ってよかったと思う。
話題作なだけに、今日まで結末を知らずに過ごすのは大変だった。
ネタばらしを仕掛けた同僚を「シャーっっ」と威嚇して黙らせ、
大好きなブロガーさんの記事は、涙を飲んで読むのをガマンした。
この映画の舞台は1928年のロサンゼルス。
シングルマザーのクリスティンは行方不明になった9歳の息子ウォルターの捜索願を出すが、警察の対応は鈍く、時間だけが過ぎ去ってしまう。
数ヶ月経ったある日、彼が発見されたとの知らせを受ける。
ところがその子供はウォルターとは全くの別人だった…。
立ち会った警部に「彼は私の子供ではありません。」と訴えるが、その場をとりなされて偽の子供を連れ帰る破目になってしまう。
しかし引き渡された子供の身体的特徴から、彼はウォルターではないことを確信するのだった。
教会の助けを得て警察を告発するクリスティンだけど、ふたたび陰謀で精神病院に強制入院させられてしまう。
その病院は、彼女と同じく警察に反抗した女性が数多く収容させられていた…。
あらすじだけ読んでもすごい話だなと思ったのだけど、更にそれが実話だと聞いてびっくり。
すさまじい人権軽視だけど、この事件から今日まで100年も経っていない訳だから二度驚いた。
アンジェリーナの強い母性を感じさせる演技は涙を誘う。
誘拐されたばかりの時の焦燥感、警察に対する絶望、わずかでも希望をつなごうとする気持ちが伝わってきた。
先日の『ベンジャミン・バトン』といい、ご夫婦そろっていい仕事をされていますな。
ところでこの『チェンジリング』はPG-12指定が付いている分、映像に過激な箇所があった。
病院のシーンはかなり残虐。
とにかくアンジェリーナの演じ方が上手い分、観ているこちらも寒気に襲われた。
《ネタバレ警報 OKな方だけドラッグしてお読み下さい》
それにしても、裁判のシーンで懲役2年と言われたのには一瞬驚いた!!
劇中の被告に本気で怒りを感じていたから(^-^;、血圧上がっちゃったよ。
結局2年の後に死刑だったのね。
しかし犯人は全く反省していないね。あんなに重い罪をかさねたら地獄行きって確定なのに。
懺悔すれば罪って許されるの?
許されると思うこと自体、本気で反省していない証拠だと思うけどね…。
さらに簡単に子供を何人も殺しておいて、自分が死刑になるときは往生際が悪い。
でも冷静に刑に応じるより、死にたくない~と言いながら命を絶たれる方が死刑の意味はあるか。
ラストで、同じ時にさらわれた別の子供が生きて発見されたけれど、
クリスティンは息子の生きた証に触れられただけでもよかったかもね…。
ただそのことできっかけで、事件のことから吹っ切れて新しい人生を歩みかけていた彼女が、
再び生涯をかけて息子を探し続けることになるのだけれど。
諦めて新たな可能性を探る人生と、わずかな希望をもちつつ継続を保つ人生。
どちらが良かったのだろうか。
でも彼女は自分自身で選択をしている訳だし、後者が最善だったのだろう。
劇中の神父さんのセリフで、
「いつか行き着く所で子供と再会できたときに、彼は自分の母親が探し続けてくれたことを知るだろう。」というのがあった。
子供を探し続けて一生を終えたとき、この言葉が救いになったかも…
そう思って映画館を後にした。
警察の権力濫用、犯人の非道さなど、実話なのでショックは大きかった。
でも主人公のクリスティンの意思の強さに心を打たれたので、観に行ってよかったと思う。