メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

2008年NY旅行《ミュージカル編》 “劇場への道のり”

2008年05月27日 | NEWYORK
チャイナタウンでの食事後、メガヒヨと妹はグラウンド・ゼロに手を合わせに行った。
あの事件からもう数年。
事件から半年後に行ったときは爪あとが生々しかったかの地も、ただいま工事中。
周囲も新しいビルが建って、時間の流れを感じさせた。

この後リンカーンセンターに「SOUTH PACIFIC」を観にいくので、観光を続ける妹と別れて宿に一旦戻った。
部屋に入ると疲れがどっと出た。
30分ほど仮眠をして出たのだけど、日本を出てもう一日近くなので疲れ切っていた。
その上、表は雨で寒くて凍える思いだった。

地下鉄で49stから66stのリンカーンセンターに向かうつもりだったけど、
乗ろうとした駅の入り口がなぜか封鎖されているので歩いて行った。
服も持って来たものを寄せ集めて出来るだけ暖かいコーディネイトをしてきたのだけど、
しょせんスプリングコートなので本当に寒かった。
ダウンを着ている人がうらやましかった。

リンカーンセンターには開演15分前に到着した。
あちこち工事中で、一瞬ヴィヴィアン・ビューモント劇場の位置が分からなくなって焦ってしまった。
でも観客らしきご年配の集団の後についていくと間もなく「SOUTH PACIFIC」のサインが見えた。

ボックスオフィスで予め購入しておいたチケットを受け取り、座席へ。
そこは何と最前列、センター、キャストの出入り口の真横というすごい席だった。
わくわくしながら開演を待つ。周りの客層は年輩の方が中心だったけど、20~30代の方もかなり多かった。

開演時間になり場内の灯りが落とされ、おなじみのオーヴァチュアが響く。
メガヒヨはかなり興奮していた。
なにせ昔からブロードウェイでこの作品を観るのが夢だったのだから。

「SOUND OF MUSIC」に感動した少女時代のメガヒヨは、すぐさま同じ作詞作曲者のこの作品をレンタルビデオで観た。
たちまち音楽の美しさにはまり、CDを買ってきて何度も繰り返し聞いた。
映画版のミッツィー・ゲイナーより舞台版のメリー・マーティンの方が好みだったので、
本場のブロードウェイの女優さんの歌声を生で聞いてみたいと夢見るようになった。

しかし当時のニューヨークは犯罪都市と言われていたので、海外に行ったことのない当時のメガヒヨにとってはるか遠い地だった。
せめて日本のキャストで上演してくれないものかと思ったけれど、第二次世界大戦の話だし、
そうそうやってくれるものではないと諦めていた。

ところが意外や意外、今回のBROADWAY再演より9年前の1999年日本で上演した。
ビデオを観た日より数年経ったメガヒヨももちろん観に行った。
主演の一路真輝さんや滝田栄さんは素敵だったのだけど、日本人が第二次世界大戦のアメリカ軍を演じる違和感、オスカー・ハマースタインの甘~い詩をそのまんま訳した歌詞にKOされ、客席でひっくり返るような気分を味わった。
それ以来、「SOUTH PACIFIC」のことは頭から薄れ、新しい作品に夢中になるようになった。

さてこの度オリジナル版以来の再演ということで、メガヒヨは昔の憧れが甦り発売日にチケットを押さえた。
オーケストラの美しい演奏を聴きながら、今までの劇場通いライフが走馬灯の様に駆け巡った。

2008年NY旅行《チャイナタウン編》

2008年05月27日 | NEWYORK
機内であまりよく眠れなかったメガヒヨと妹は16時くらいまで部屋でだらだらしていた。
その間メイドさんが何回か部屋を訪ねて、「毛布足りてる?」「お部屋は大丈夫かしら?」と聞きにきた。
サービスが行き届いているなと思った。

そんなうちお腹も空いてきたので、チャイナタウンでご飯を食べることにした。
お店は妹のリクエストで、ベトナム料理の「Pho viet houng」。中尊寺ゆつこさんの本にも載っている。

チャイナタウンに向かう途中の地下鉄の駅で、メガヒヨ妹なにやら大興奮!!
大好きなロックスターそっくりの人を見掛けたというのだ。
しかも本人はイースト・ビレッジの住人とのこと。
でもってゲイな訳なのだけど、そのそっくりさんも男性との二人連れだったらしい。
メガヒヨはそのスターさんをよく知らないので何ともいえないけど
妹の中では「スターMとすれ違った私」となっているので、それならそういうことにしておいた方が幸せなのかも。
せっかく13時間かけてNYに来た訳なのだし。

閑話休題。
「Pho viet houng」は夕方という中途半端な時間にも関わらず混んでいた。
メガヒヨと妹はspringroll一皿と、フォーをそれぞれオーダー。
springrollはうっかり間違えて生でないのを指差してしまったのだけど、
店員さんは我々が日本人と見越して「こっちのfreshの方でしょ?」と言ってくれた。
それだけ日本人は生春巻きばかり食べているんだなぁ。
フォーは、妹はシーフード、メガヒヨはサイゴンスタイルをオーダーした。
でもいまいち違いが分からなかった。
どちらかというと、シーフードは海老、サイゴンスタイルは魚ダンゴが多かったような。
両方とも5ドルでした。

そうそう。ここって確かに美味しいのだけど、湯のみに口紅がついていたりするので要注意!
まぁ日本でもそういうお店は多いのだけどね。


2008年NY旅行《ホテル編》

2008年05月27日 | NEWYORK
13時間ほどのフライトで無事にNEWYORKに到着した。
かなり寒い!!
5月だというのに、10℃位だった。

ぷるぷる震えながら、エアポートバスを待つ。
エア・トレインと地下鉄でもよさそうだけど、スーツケースを抱えていると階段とか不安なので。

30分ほど待ってやっときたエアポートバスに乗ってマンハッタンに向かった。
バスのいいところはイーストリバー越しにマンハッタンが見えるところ。
ニューヨーク初めての妹は興奮しているようだ。
しかも今回の運転手さんはサービス精神旺盛な方で、到着までずーっと観光案内をしてくれた。
お客さんもノリノリで楽しい時間だった。

バスはグランドステーションに停まった。
ポートオーソリティも回るしそちらの方がホテルから近いのだけど、
この先は渋滞もあるしタイムズスクエアの喧騒をスーツケースを引いて歩くのも
億劫なので、グラセンから7thAVEの49stまで歩くことにした。
しかし思ったより時間がかかり、次の日二人とも見事に筋肉痛になった。

さて今回のお宿はキチネットがついた某アパートメントホテル。
最近大人気の様で、昨年10月に予約を入れたにもかかわらず6泊のうち5泊しか取ることが出来なかった。
ずっとサイトを監視をしていたら、2月にキャンセルが出たので予約を追加出来たけど。

物価の高いニューヨークでキチネットの存在は本当に助かる。
コーヒーメーカーもあるので妹は毎日飲んでいた。かなりアメリカンなコーヒーだったようだけど。
他にも食器一式、鍋、やかん、ペティナイフ、フキン、ペーパータオル、スポンジ、洗剤などが揃っていた。
これでザルとボールがあれば完璧かも。
あとは油や調味料を用意すれば一通りのものが作れると思う。

ちなみにアメニティも普通のホテル並にあった。
歯ブラシがないのはどの海外ホテルも一緒だけどね。