
ハリウッドへの進出も果たした現代のロシア映画界を代表するベクマンベトフ監督「スラヴャンスキー銀行」のCM「詩人シリーズ」第3弾です。
おそらく「スラヴャンスキー銀行」のCM「詩人シリーズ」の中でも最も胸を打つ作品であるといえるのが、グルジアの詩人バラタシュヴィーリ原作の『空の色、青色』をロシア銀の時代最後の巨匠パステルナークがロシア語に翻訳したものを題材としている作品でしょう。
動画はこちら。(動画:1分39秒)
この作品の中で使用されている映像を担当したのはグルジア出身のレオ・ガブリアッゼで、詩の朗読をしているのはガブリアッゼの父親で有名な作家・演出家・画家のレゾ・ガブリアッゼさんです。
レオ・ガブリアッゼは現在、ロシアのCM業界を代表する監督となっています。
ニコロズ・バラタシュヴィーリは、1817年に生まれ1845年に亡くなったグルジアの「ロマン主義派」詩人です。

(肖像はこちらから)
生前は一切出版されることなく、最初に彼の詩作品のいくつかが印刷されたのが死後7年たってからのこと。
そして1876年に彼の最初の詩集が出版されたのですが、それ以降バラタシュヴィーリはグルジアで最も人気のある詩人となったとのこと。
バラタシュヴィーリの詩が最初にロシアに入ってきたのが1922年、つまりソビエト政権になってからのことで、ボリス・パステルナークによる詩作品『空の色、青色』のロシア語訳が出てからはロシアでも爆発的に人気が出ました。
ちなみに、昨日(1月12日)で触れたブロークの詩を題材とした映像ですが、日本でも大変人気のある映画『ドクトル・ジバコ』をどことなく思い出させます。
その映画『ドクトル・ジバコ』の原作(長編小説)を書いたのが、ロシア銀の時代の最後の巨匠ボリス・パステルナークです。

(写真はこちらから)
パステルナークは優れた作家(1958年ノーベル文学賞(受賞を辞退))、詩人(銀の時代の中の「未来派」に属します)であったばかりでなく、大変優れた翻訳家でもありました。
特に、シェークスピアの『ハムレット』やゲーテの『ファウスト』の翻訳は、名訳中の名訳であるとされています。
そしてこのグルジアの詩人バラタシュヴィーリ原作の『空の色、青色』も、パステルナークの翻訳によって第二の生を受けたと言っても過言ではないでしょう。
『空の色、青色』
Цвет небесный, синий цвет
空の色、青色が、
わたしは幼い頃から好きだった。
子供の頃、空色は、
異郷の青さを思わせたもの。
そして今、わたしは人生の
折り返し地点に達した。
でも、だからといって、水色よりも
他の色が好きだなんていうことはない。
空色、まったくもって美しい色。
それはわたしが愛しているあなたの眼の色。
それは青さを存分に吸った
あなたの底なしの眼差しそのもの。
空色、それはわたしの夢の色。
それは高峰の色。
この水色の溶液の中に、
大地の広がりがどっぷり浸かっている。
それは、日常の喧騒から
未知の世界へわたしを導く色。
そしてわたしの葬式で涙を流す身近な人と
わたしをつなぐ色。
それはわたしの墓石に
薄っすらとはった霜の蒼色。
それはわたしの名前の上に広がる
灰青の冬の煙の色。
Nikoloz Baratashvili = Boris Pasternak
ちなみにこのロシア広告業界の歴史に残る一連のCMを生んだ「スラヴャンスキー銀行」のHPはこちらです。
おそらく「スラヴャンスキー銀行」のCM「詩人シリーズ」の中でも最も胸を打つ作品であるといえるのが、グルジアの詩人バラタシュヴィーリ原作の『空の色、青色』をロシア銀の時代最後の巨匠パステルナークがロシア語に翻訳したものを題材としている作品でしょう。
動画はこちら。(動画:1分39秒)
この作品の中で使用されている映像を担当したのはグルジア出身のレオ・ガブリアッゼで、詩の朗読をしているのはガブリアッゼの父親で有名な作家・演出家・画家のレゾ・ガブリアッゼさんです。
レオ・ガブリアッゼは現在、ロシアのCM業界を代表する監督となっています。
ニコロズ・バラタシュヴィーリは、1817年に生まれ1845年に亡くなったグルジアの「ロマン主義派」詩人です。

(肖像はこちらから)
生前は一切出版されることなく、最初に彼の詩作品のいくつかが印刷されたのが死後7年たってからのこと。
そして1876年に彼の最初の詩集が出版されたのですが、それ以降バラタシュヴィーリはグルジアで最も人気のある詩人となったとのこと。
バラタシュヴィーリの詩が最初にロシアに入ってきたのが1922年、つまりソビエト政権になってからのことで、ボリス・パステルナークによる詩作品『空の色、青色』のロシア語訳が出てからはロシアでも爆発的に人気が出ました。
ちなみに、昨日(1月12日)で触れたブロークの詩を題材とした映像ですが、日本でも大変人気のある映画『ドクトル・ジバコ』をどことなく思い出させます。
その映画『ドクトル・ジバコ』の原作(長編小説)を書いたのが、ロシア銀の時代の最後の巨匠ボリス・パステルナークです。

(写真はこちらから)
パステルナークは優れた作家(1958年ノーベル文学賞(受賞を辞退))、詩人(銀の時代の中の「未来派」に属します)であったばかりでなく、大変優れた翻訳家でもありました。
特に、シェークスピアの『ハムレット』やゲーテの『ファウスト』の翻訳は、名訳中の名訳であるとされています。
そしてこのグルジアの詩人バラタシュヴィーリ原作の『空の色、青色』も、パステルナークの翻訳によって第二の生を受けたと言っても過言ではないでしょう。
『空の色、青色』
Цвет небесный, синий цвет
空の色、青色が、
わたしは幼い頃から好きだった。
子供の頃、空色は、
異郷の青さを思わせたもの。
そして今、わたしは人生の
折り返し地点に達した。
でも、だからといって、水色よりも
他の色が好きだなんていうことはない。
空色、まったくもって美しい色。
それはわたしが愛しているあなたの眼の色。
それは青さを存分に吸った
あなたの底なしの眼差しそのもの。
空色、それはわたしの夢の色。
それは高峰の色。
この水色の溶液の中に、
大地の広がりがどっぷり浸かっている。
それは、日常の喧騒から
未知の世界へわたしを導く色。
そしてわたしの葬式で涙を流す身近な人と
わたしをつなぐ色。
それはわたしの墓石に
薄っすらとはった霜の蒼色。
それはわたしの名前の上に広がる
灰青の冬の煙の色。
Nikoloz Baratashvili = Boris Pasternak
ちなみにこのロシア広告業界の歴史に残る一連のCMを生んだ「スラヴャンスキー銀行」のHPはこちらです。