clover note

徒然なる日々の覚え書き。

「カワセミ」からふと思い出した一冊の本

2009-02-18 00:41:51 | 映画やTV、本などの話題
この歳になってくると(?)、何かのはずみにふと昔の記憶が蘇る事があります。


先日、姪のハルちゃん(5歳)とテレビを見ていたときの事。
ちょうど鳥の「カワセミ」が映っていてですね、ハルちゃんから質問されたんです。
「この鳥はどんなお家に住んでるの?」と。


確か、繁殖期には水辺の崖のような所に横穴を掘って巣を作ってたはず・・・
なので、小さい子供にも分かるように噛み砕いて説明してあげた。
・・・そこでふと思い出した。
この事を最初に知ったのは小学生の時に読んだ児童小説が元だったなぁ・・・って。


小学生の時によく読んでた本の中で、「ぽっぺん先生」と言うシリーズがありまして。
とても好きなお話でした。
そのシリーズの中でも特に好きな二冊があって、その一方が「ぽっぺん先生と帰らずの沼」というタイトルだった・・・
検索してみたら、今は文庫になってるんですねぇ~
・・・何だかもう1度読みたくなって来ましたよ。(笑)




ぽっぺん先生と言うのは大学の助教授。
記憶が確かなら、独活大学とか言ったかな?
そこで生物学を教えていたはず・・・
冴えない中年のおっさんで、古い洋館の実家で「ばあさん」と呼ぶ母親と二人暮らし。
「つっかけ」を履いて構内をぺたぺた歩くその音が「ぽっぺん」と聞こえるので、このあだ名がついたようだ。
まあそんな様な主人公です。
自分は小さい頃、昆虫学者になりたかった夢がありましたので・・・(苦笑)
この主人公にとても親近感を持っていたんですよ。



『大学構内の沼のほとりでお昼を食べようとしたとき,ぽっぺん先生の腕時計が突然止まった.その瞬間から,先生はウスバカゲロウ,鼻長魚,カワセミと変身しつづけ,奇妙な冒険がはじまった』
(Amazonの商品説明より)


「帰らずの沼」の食物連鎖に巻き込まれてしまった主人公、果たして元の人間の身体に戻れるか
・・・簡単に言うと、こんな感じの内容です。


カワセミはこの話の中の一部に出て来まして。
変身(転移?憑依?転生?)した主人公がカワセミとして生活する場面で、巣作りするんですよ。
そこで、崖に穴を掘って作るというのを初めて知ったんです。


今回、ふとしたきっかけで懐かしい本を思い出しましたが、まだ絶版になっていないようで何だか嬉しかったです。


ぽっぺん先生と帰らずの沼 岩波少年文庫
舟崎 克彦
岩波書店

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