clover note

徒然なる日々の覚え書き。

想像力の欠如

2008-11-13 13:18:24 | ニュース記事より
【兵庫・井戸知事、批判受け「震災チャンス」発言撤回】


 関西経済の活性化を巡り、「関東大震災が起きればチャンス」と発言した兵庫県の井戸敏三知事は13日、県庁で記者会見を開き、「不適切で、不用意に使ってしまった。取り消せるなら、取り消させていただきたい」と発言を撤回した。

 井戸知事は12日夕方、「反省し、おわび申し上げたい」と謝罪したが、「一極集中が進む東京での大災害に事前に備えることが関西復興の一つの方途」と釈明するだけで発言そのものの撤回はしていなかった。

 この日の記者会見で井戸知事は、批判が相次いだことに「このようなことになろうとは夢にも思っていなかった」と述べた。辞職については、しばらく目をつぶって考えた後、「(震災復興などに)先頭に立って取り組んできた自負がある」と否定した。

(2008年11月13日12時16分 読売新聞)




さすがにこれは発言撤回せざるを得ないでしょうね。
あまりにも頭の悪さを露呈する内容であり過ぎた。



>「一極集中が進む東京での大災害に事前に備えることが関西復興の一つの方途」

真意がそうであるならば、そう聞こえるような言葉で発言すれば良いだけなのにね。
後からこじつけた下らない言い訳にしか聞こえません。



>批判が相次いだことに「このようなことになろうとは夢にも思っていなかった」と述べた。

もし本気でそう思っていたのなら、この人は本当に救いようがないよな。(笑)
自ら、「私は想像力もない馬鹿です」と告白してるようなもんです。




今朝の読売にはこんな風に書かれていました。


【11月13日付 編集手帳】

 朝鮮戦争で日本は特需に沸き、「ガチャ万」という言葉が生まれた。工場の機械をガチャと動かせば1万円が儲(もう)かると。ことほどさように、ひとの不幸を身の幸運とする「火事場泥棒」めいた非情な仕組みが世の中にあるのは事実である


◆とはいえ、隣家の丸焼けが待ち遠しいとばかりに、火事の起きる前から舌なめずりをする“おばかさん”はいない。そう思いきや、世間は広いものである


◆兵庫県の井戸敏三知事が近畿ブロック知事会議で「関東大震災は(関西経済の)チャンスだ」と述べた。一語をとらえての批判は趣味に合わないが、13年前の痛みを知る県の知事が使う言葉ではない


◆旧自治省の役人時代には、同僚が病気や事故で倒れる日をチャンスとして待ち望んでいたのかしら…と、要らぬ想像をしてみる。思惑を腹に隠しておけない正直な人らしいが、友人にはあまり持ちたくないお方である


◆東京でこれを書いている。直下型の大地震で都内の44万棟が全壊し、約4700人が死亡する、との被害想定がある。不幸にして現実になれば、兵庫の知事さんからは救援物資と一緒に祝電が届くだろう。

(2008年11月13日02時34分 読売新聞)



・・・まあ散々な言われよう。(笑)
当の知事さん、周囲からの批判に晒されて少しは恥ずかしく思うのだろうか?
自分が兵庫県民だったら、こんな知事の存在は本当に恥ずかしいと思うだろう。


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