clover note

徒然なる日々の覚え書き。

柳の下にドジョウは多いか?

2008-09-11 02:15:58 | ニュース記事より
【事故米の転売、新たに2社で発覚…食用に流用の疑いも】


 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が、発がん性のあるカビ毒や残留農薬に汚染された工業用の「事故米」を食用と偽って転売していた問題に絡み、農林水産省は10日、別の2業者が、国から「工業用糊(のり)の加工用」として購入した事故米を目的外の用途で転売していたと発表した。

 同省では食用に流用された疑いもあるとして調査している。

 同省によると、契約に違反して転売などしていたのは、名古屋市瑞穂区の接着剤製造会社「浅井」と愛知県小坂井町の肥料製造会社「太田産業」。

 浅井は2003~07年度、国から事故米計1297トンを購入。このうち、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された中国産モチ米570トンを含む計862トンを三重県四日市市の米穀仲介業者に転売していた。

 一方、太田産業は03~07年度、国から、メタミドホスに汚染されて工業用糊に使途が限定された中国産モチ米718トンを含む計1136トンを購入。うち、計1000トンは自社で肥料に加工して販売し、残り136トンは米穀仲介業者など2社に無償で譲渡したという。

(2008年9月10日19時08分 読売新聞)




先日の記事でこんな事を書きました。


>事故米混ぜて利ざやを稼ぐまでは行かないでしょうが・・・
>こういう発想はここだけじゃなくて、まだまだ隠れてやってる企業がたくさんあるはずだ。


さっそくお仲間が出て来たようですね。(苦笑)
まだ確定ではないみたいですが、まず間違いなく事故米を食用に流用してるはず。
未だ発覚していないだけで、他にももっともっと手を染めてる企業がいるだろう。
その全部が摘発される事はないでしょうが、これを機に悪徳企業がある程度白日の下に晒されると良いのですが・・・




三笠フーズ、解雇で説明会「日本一モラルない会社で…」

(2008年9月10日14時36分 読売新聞)


「日本一モラルのない会社」なんて、今の段階で自嘲するのはまだ早いのでは?(笑)
第二第三の三笠フーズがこれから出て来そうなんですからね・・・
もっと巧妙で大胆な手法を用い、汚い商売してる所が出て来るかも知れませんよ。
「日本一」を名乗るにはまだ早過ぎる。




昨今流行の「食品産地偽装」も、もちろん許されざる行為です。
でも、「非食用」の危険物を「食用」として流通させるのはもっと性質が悪い。
偽装が可愛く思えるほど。
何でここまでモラルがないのかと思う・・・
さらに気になるのは、不祥事を起こした会社の人間が堂々と顔を晒して釈明している点。
その表情がどれも恥じ入ってる様子は微塵もなく、下手すれば開き直りのようにも見える。
少なくとも自分にはそう見える。
よくもまあ恥ずかしくもなく衆目に顔を晒せるものだと、その点には感心しています。



「信頼」や「信用」などという概念は、所詮砂上の楼閣なのでしょうか???
綺麗事だけでは世の中成り立たないのは当然ですが、最近耳目を集める食の不祥事は、どれもこれも余りに酷い。
一応食に携わる生業をしている身として、今回のような事件を起こす輩には激しい怒りを覚えます。
そこまでして「利益」を上げたいか?
そこまでして「金儲け」がしたいのか?
品性が下劣なのにも程がある。
必ずや司法によって厳罰を科してもらいたい。
今後の見せしめの為にも。


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岡本 浩一
PHP研究所

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