clover note

徒然なる日々の覚え書き。

誘う廃屋

2006-01-11 01:39:59 | 日々の記憶
予想的中・・・と言っても、賭け事やなんかじゃないですよ。
言うなれば『放火』予想。


先日の日中、近所で小火(ボヤ)騒ぎがありました・・・
消防車10台くらい、パトカー数台、救急車一台。
集まってきたサイレンが、ことごとく近くで停まったので・・外出てみたら、そんな状況でした。


そこは数十年来廃屋になっている一角なのですが。
極最近、今までなかった変化が見受けられるようになりまして・・・
それと言うのも、ここ2ヶ月ほどの間に、木の塀を破壊して出来た新たな「こぶし大の穴」が作られていたのです。


廃屋の中がどうなっているか、好奇心のために開けた穴のように思われました・・初めは。
通り道なので毎日観察していると、穴は徐々に大きさを増し・・
ついには子供の顔くらいの大きさになりました。


その時、ふと思ったんです・・・
『この中に火を点けたら、さぞやよく燃えるであろう』、と・・・
もちろん実際にはそんなことしませんが、私は。(笑)
でも、そう思わせる「何か」が、その空間に漂っていたんですよ。
そこで、小火の起こる1週間ほど前、家族達に言っていたもんです。
「近い将来ここは放火されるだろうよ」って。
いわゆる、【破れ窓理論】を地でいっている様な場所に見えたんですよね。


その予想は見事的中。
近所の人の通報が早かったようで、幸い延焼もなく。
今回は塀の一部を焦がしただけで事なきを得ましたが・・・
廃屋は依然としてそのままです。
・・・犯人は、あの程度で欲求を満足させられたでしょうか??
多分、答えは否ではないかな。
もっと派手に燃え盛る光景を見たいと思ってるのではないかな?
人々が慌てふためく光景をもっと見たいと思ってるのではないかな?
放火犯の感じる快楽は、性的興奮に近いものだということです。
・・・そんな簡単には止められないでしょうねぇ~(苦笑)


そう遠くないうちに、また放火されるんじゃないかと言う気がします。
今度は、人目に付きにくくて炎の映える・・
おそらく深夜にでも・・・
この予想が当たらないでくれると良いのだけれど。
でも、何故か、けたたましいサイレンの音で目覚めさせられる気がしてならない・・・
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