clover note

徒然なる日々の覚え書き。

ありがた~い常連客様

2008-01-22 14:42:50 | ニュース記事より
【「船場吉兆」が営業再開、湯木佐知子・新社長が頭下げる】


 食品偽装表示問題で昨年11月から休業していた高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)が22日、約2か月ぶりに本店(同)での営業を再開した。

 偽装発覚のきっかけとなった総菜や菓子などの物販部門を廃業し、心斎橋店(同)と天神店(福岡市)が閉店に追い込まれる中での再出発。

 常連客からは「名門の味を待っていた」「また贔屓(ひいき)にしたい」などの声があがる一方、一部従業員からは、創業者一族が経営陣に居残ったことに、「主人と使用人という古い体質は変わらない」と反発の声も聞かれた。

 本店前には開店前から、約50人の報道関係者が詰めかけ、ものものしい雰囲気に包まれた。午前11時の開店時間になると、新社長で女将(おかみ)の湯木佐知子氏(70)と仲居ら5、6人が姿を見せた。佐知子氏は「大変ご迷惑をおかけしました。本日、再開させていただきますので、皆様、今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。

(2008年1月22日11時51分 読売新聞)



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大雑把に振り返ってみても色々とやっていましたね~、この高級料亭は。(笑)
こういうふざけた体質の店は、一度潰すべきだと思うのですが。
偽装指示の中心であろう創業者一族が居座ったままで、何食わぬ顔して営業再開とは・・・
『恥』という感覚が完全に欠如してるんでしょうな。
まあ、今までやって来た事の経緯を見れば、最初からそんな感覚は持ち合わせていなかったんでしょうが。(苦笑)



>常連客からは「名門の味を待っていた」「また贔屓(ひいき)にしたい」などの声が

・・・世の中色々な人がいるんですねぇ~
事実だとすれば正気を疑うようなコメントだ。
お客を平然と欺いて商いしていたような店に、よくまた行く気になると思うよ。
内部告発でばれてなきゃ、今だってまだ不正を続けてたかも知れない店にさ。


確かに、偽装していたとは言えちゃんとした食材を使ってたんだろうし、一流の料理人が腕を振るってたんだろうから、味は間違いなかったんでしょう。
一応「高級料亭」なんですから。(苦笑)
それはそれとして、だ。
偽の物や期限切れの物を、「どうせ客には分からないだろうから」と高を括り見くびって商売していた、その性根が下劣だ。
高級料亭に名を借りた「驕り」が見える気がする。
そんな所に再開と同時に期待するなどと、一体どういう神経の常連客なのか?
何も感じないのだろうか?
どんなにそれまで贔屓にしてようが、もし自分だったら二度と行かないけどね、そんな店。
どうやら開店早々予約でいっぱいだそうですが・・・
口開けは知り合いのご祝儀相場でしょ。
いつまで賑わいを継続できるかなぁ~



過ちは誰にでもあるが、許される程度と許されない程度があると思う。
今回船場吉兆がやった悪事は間違いなく後者だ。
創業者一族の影響を排して出直すならともかく・・・
癌の中枢みたいな女将を社長に据えての営業再開には、甚だしく疑問を感じる。
飲食業に携わってる端くれとしても怒りすら覚えますね。


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M.スコット ペック,M.Scott Peck,森 英明
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