clover note

徒然なる日々の覚え書き。

あまり知りたくない世界

2005-08-10 14:42:27 | 日々の記憶
この時期、怪談物や怪奇特集の番組が増えますね。
・・・夏だなぁ~

今日の読売朝刊に、「幽霊とお化けの違いについて」みたいな小さな記事が載ってましたが。
改めて思うと、確かに似て非なる感じが致しますな。
私の感じでは・・

「幽霊」・・生前が人間で、何かの思い残しや恨みのために成仏できず現れる存在。
「お化け」・・生前が動物など。または、物や自然現象に魂が宿った存在。妖怪。

・・・こんな感じでしょうか。
まあ、色々な解釈があるんでしょうけどねー

個人的には、精霊みたいなモノはあまり否定しませんが、幽霊の類には懐疑的です。
人類の歴史が始まって数百万年・・・
一体、どれくらいの数の人間が命を落としてきた事か。
強い思いや恨みで幽霊になれるのなら、日常的に現れても良さそうなものだし。
そんなことになったら落ち着いて暮らしていられませんけどね・・(笑)

・・・しかし、自分も一度だけ「見て」しまったので、完全否定が出来なくなってしまったんですよねぇ・・
その日、レンタルビデオを借りた帰りに近道して河川敷を歩いていたんですよ。
右手は川、左手には堤防の斜面。
その夜は月も出ていなく、街灯のような物も少ないのでぼんやり薄暗かったのです。
でも、視力は悪くないし、暗さに目が慣れていたので、問題なく物の形なんかは分かる程でした。
ふと左手の堤防を見ると、中ほどに黄色いライフジャケットのような物を着た人が一人、腰掛けていたんです。
別に珍しくもないので特に気にもせず・・川をチラッと見てから視線を戻すと・・
もう、姿はありませんでした。
よそ見したのはほんの一秒ほど・・どこかに立ち去る余裕なんてありません。
私からの距離も10mなかったし、動いた物音も全くしなかった・・・
堤防の上の道まで脱兎のごとく駆け上がって、辺りを見回してみましたが・・
どこにも人影はありませんでした。
わき道も無し、見晴らしの良い河川敷です。
その場に突っ立って、しばし呆然・・・・・・・・
コオロギの鳴き声がひと際耳についたのを、今でもはっきり覚えています。
・・・二年前の夏の事でした。

今もベランダに出ると目の前に現場が見えるわけですが。
それ以降は不可思議な物は見ていません・・・
あれは一体なんだったんだろう・・?

コメント
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