鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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モエレのオジロワシ 3/27-③ 一郎の雷魚との熱い戦い 五六蔵も来る? 実は一二郎だった

2022年03月30日 | オジロワシ
2022/3/27 その3となります

その1はこちら モエレのオジロワシ 3/27-① 新規幼鳥(九次郎2号)と一郎か?
その2はこちら モエレのオジロワシ 3/27-② 中の橋の東側 志乃の捕食

前回は中の橋の東側 D-水門の前で志乃の捕食シーンを見たのですが
その後いつもの水門の前に現れた一二郎を追いかけた後になります
結局一二郎は姿を消してしまいましたので また中の橋まで引き返してきたところで
時刻は午後2時を回ったあたりになります

このまま何事も起こらなければ 退散することになるのですが
橋の上で思わねことが待ち受けていました…!
今回はそこからのお話となります


橋の上から漁場を確認するのはいつものルーティンになりますが
そこにこんな写真が飛び込んできます


水の中に 逆ㇵの字型に広げられてバタついている鳥の姿がありました!



一瞬目を疑いましたが
たしかに

水の中に飛び込んで 大物を捕まえて戦っているオジロワシの姿に見えます

ちょっと前までは何もいなかったのですがいつの間にやって来たのでしょうか…?
この時期漁場の広がった状態で雷魚を捕るのは珍しいのですが
その理由の一つは
漁場が広がり過ぎて足場がないということです
氷の縁も緩んで柔らかくなっていますので大物を引き上げる足場がしっかりしていないのがその理由です
ライギョのような暴れる魚を引き上げるのは 足場がしっかりしていないと難しいのかなと考えていました


漁場に向かうのは時間がかかりますので 
どうなってゆくのかこの橋の上から少しながめることにしました



右の灌木の中にカラスが1羽写っていますが それが目印になります


最初にオジロワシを見たのは この写真の一番左の水の中あたりになりますが
今この写真を見ると ずっと右の方にオジロワシの姿があります
どうやら獲物を足につかんがまま 右の灌木のある岸の方へ運んでいるように見えます
獲物を掴んだまま泳いで行っているように見えますね



右手の岸の近くまで近づいているのが見えます






頭の白いオジロワシの成鳥の姿が見えます
もう少しで岸に到着します

何故近くの氷の上に獲物を上げないのかと思いましたが
その理由は おそらく足場が緩くて力が入らないのだと考えました
その為回り道になりますが こうして泳いで木の生えている岸まで運んでゆくのだと思いました



ここでようやく カラスのいる木のすぐそばで




獲物を無事引き上げることが出来たようです


そこで 

獲物にとどめを刺しているのだと思うのですが
なにせ遠くて暗いので ここからではどうにもなりません…
なのでここで 急ぎ漁場へ向かいます




漁場に近づいたときに ようやくオジロワシの顔が見えました





雪の上に獲物を引き上げ とどめを刺しているオジロワシの姿になりますが
足元の雪の上には 青黒く光っている獲物の姿が見えます
この色合いと光り具合はおそらく雷魚に見えます


そしてこんなライギョを泳いでここまでもってきて余裕で引き上げるオジロワシは

一郎であると考えるのですが 
そう見えてきますから不思議です
昨日より一郎の姿を見て 今朝も最初に現れたオジロワシは一郎だっとと後で思い当たるのですが
すべてが一連の流れのように思います…。



ライギョをまた食べ始めるオジロワシになりますが
もっと近い場所まで行ったとき




先ほどのオジロワシが
雪の上に移動しています

漁場の左端の雪原の上ですが
何事が起ったのかと先ほどのところを見ると
土手の上を人が歩いてくるのが見えます(散歩の人になります)

その人を見て警戒したオジロワシが 獲物を放り出していったん避難したようです
この警戒感は一郎を思わせます
大物を獲ったすぐ直後でも人が現れると獲物を放棄するのが一郎です
その強い警戒感が一郎の特徴となります




こちらがその一郎と思われるオジロワシになりますが



横顔を見ると一郎に見えます 少しラテン系の顔をしていますね
この顔は 一二郎にも 五六蔵にもよく似ています
胴体脇 大雨覆いの翼基部側に白い縁のある羽が5枚ほど並んでいるのが一郎になりますが
この写真からでは微妙です…

一郎と五六蔵は親しくよく似ていますし 一二郎ともよく似ています
しかし一番頭が白いのは一二郎で 体は小さいです
一郎は富江の様にもっとスラっとして大きいのですが 単独ではよくわかりませんね

この3者 尾羽の●●●に特徴があって
一郎は小さの●●● の形が真ん中にあり
五六蔵は 小さめの●● があるのですが 少し離れて見えます
一二郎は やはりこれも極小さい●● があるのですが 両端に離れて点在します

いずれの● も他のオジロワシに比べて小さいのですが
その中でも一郎のが一番大きく見え 真ん中にかたまって見えます

あと一郎は 翼の傷が 右翼は翼角の下あたりに小さな割れ
左翼は 胴体から少しのところに小さな割れがありますが 大きいものではありません

一二郎が一番わかりやすいのですが
一郎と 五六蔵の区別がわかりにくいです
どちらもラテン系の顔をしていて 横顔が似ていますが少し違うようです

実はこの後五六蔵も現れるのですが 
一郎の陰の様に時折見かける五六蔵は 性格も一郎とよく似ており
一郎とは兄弟の関係なのかと勝手に思っています…。



おいてきたライギョには




カラスがたかっています



その時 一郎と思われるオジロワシの右手前少し離れたところに
いつの間にかオジロワシの成鳥がもう1羽現れます それがこちらの





このオジロワシこそが 五六蔵ではないかと思うのですが
当初は さくらではないかと思っていました…

かつて一郎とよく一緒にこのモエレに現れたさくらは 食べやすい状態に準備された雷魚を
一郎からもらいます
実はこのオジロワシも一郎の食べのこしを引き継いで食べるのですが
そうなのでさくらかと思ったものですが どう見てもさくらには見えません…

そして雰囲気が五六蔵かと思ったのですが
この段階ではまださっぱりわからん状態でした



こちらは


一郎になりますが 尾羽の位置がさっきの鳥とは違います



土手の上の人もいなくなりましたが
ライギョの方を見ると


ライギョはまだ生きており 傷をむき出しの雷魚が水の中に逃げてゆくのが見えます…ああ…




一郎はようやく



先ほどの雷魚のところへ戻るのですが すでに雷魚は水の中に逃げてしまっています…



それを見ている

もう1羽のオジロワシです



しかしそんなことで諦める一郎ではありませんでした
水の中に目を凝らし

翼を広げる一郎は


どうやらまた

深手を負った雷魚を見つけたようです


ここからまた 一郎とライギョの二度目の戦いが始まりました!



浅瀬を追う一郎は
  


またライギョに襲い掛かります!


そして掴んで引き上げようと



力を入れますが









ライギョも掴まれた足を振りほどきます!



宙に浮いた一郎は

再度水の中の雷魚に狙いをつけ






掴みかかります!


今度は外れなかったようですが




足元で雷魚が暴れます




懸命に




ライギョは逃れようと
暴れるのですが



一郎もまたしっかりと

踏ん張ります!
ライギョのなんという生命力でしょうか
深手を負いながら 何とか逃げようとするライギョになりますが



さすがに一郎の鉄の爪にかかっては逃れることも出来ず





ようやくその足元に

しっかりと捕まえられたライギョのお腹が見えました!



ここから一郎は雷魚を引き上げにかかるのですが








なんとも足に力が入りますね…!



そして背中側が見えてくるのですが







ひっくり返された背中側は







ぐんにゃり曲がって 青光りしていますね


なんともゾクッとするような




再度雷魚を引き上げたシーンになります
木の枝ではカラスが見入ってますね ああ…怖ろしや…凄いな…なんてね



力を入れて逃れようとするライギョを無理やり拡大してみると








目が見えますね




雪の上に雷魚を引き上げた一郎は雷魚の頭を奥に寝かせて




ようやくまた

食べかけていたところからかじり直すのですが




ここでようやく



力を込めて最後のとどめを刺しました




ここからようやくライギョをまた食べ始める一郎になりますが







なんという雷魚と一郎の壮絶な戦いでした
にしても 一郎のハンターとしてのスキルは目を見張るものがあります
彼の武骨な黒い足の指がそれを物語っているようですね





一郎はこれから時間をかけてライギョを食べるのとになりますが
ここでようやく 待機していたオジロワシが飛び上がります
当初はこの様子からしてつがいのさくらかと思っていましたが
どうやらそうではなかったようです

ズバリこの成鳥が五六蔵だったのではないかと思ったのですが
それにはこれが参考になります
オジロワシプロファイル⑨

顔つきがまず一番になりますが ラテン系の顔つきで一郎によく似ています
翼指の傷はもう全く参考にはなりませんね(傷は癒えてます)
ただ胴体脇のまだら模様と 尾羽の●●が参考になります

大雨覆い中ほどの白めの羽と その上の中雨覆いの2枚の白い羽
これが五六蔵のまだら模様の特徴になりますが 特別はっきりした特徴ではありません…

小雨覆い背中横の白い羽が一応の目印になりますが すべて左側のまだら模様になります
右側はプロファイルに載っていませんので それは各記事を見ないとわかりませんが…



こちら側から五六蔵は向こうに飛んで行くのですが



漁場の水の上をホバリングしながら




翼を開きます この時の左翼のまだら模様が参考になりますね(難しいけど…)
なんか少し違いがあるような気がします……


水門の上をふわりと通り抜け




この写真がすべてを物語っていました
すなわち 尾羽の左基部の白いほつれ
右翼指6枚目と7枚目の先と根元にある小さな傷
ズバリ一二郎であることを物語っていました







一郎のいる右上の方の 細い木の枝の上に降りたのですが
この一二郎の顔は ラテン系の顔つきで 一郎ともよく似ておりますが(クラークゲーブルみたいだな)
セニョール五郎蔵を思わせます
今は廃版になったかつてのこのアイテムは 一郎かこの一二郎 あるいは五六蔵だったのだと思いますね

また話は変わりますが プロファイル⑧にのっている 歌右衛門という鳥は今考えると
一郎だったようです(訂正)



さて一二郎の姿を見ていた一郎ですが

右の奥の木の枝のところに




一二郎がいて あちら側から来る通行人の番をしているみたいです



そして一郎は 左の方を向いてます




一二郎は

木の枝の上の方にいますが




カラスが一郎のそばで騒いでます
時間が経過しているのですが



ここで一二郎が近づいてきたのがわかるのですが




この一瞬のスキをついて







一郎と一二郎の入れ替わりが起きていたようです
今ライギョのそばに見えるのが一二郎で
斜め上に見えるのが一郎になります

餌を一二郎に譲った模様です
実はこの時点までも この一二郎がさくらなのかと思っていました
かつて見た光景になるのですが その違いがすぐに分かります



一二郎と入れ替わった一郎はすぐに

カラスとともに






左側へ飛んで行きます



土手の斜面の上をカラスと一緒に

飛びながら左へと



旋回しながら













夕日を浴びながらカラスと一緒に

南東の空へと立ち去ってゆくのですが

もし魚を譲ったのがさくらだったなら 一郎はずっとそばにいたはずです
しかるにすぐに立ち去った一郎ですので 譲った相手がさくらではなかったという結論になり
それを考えると 一二郎だったということになります

もちろん顔や翼を見ればすぐにわかることですが それは後で検討してのお話になり
現場ではよくわからないのが実情となりますね



一郎の飛んで行く様をじっと見ている

一二郎になりますが


ここでようやく




魚を食べ始めるのですが
20分位は食べていたようです
一郎と合わせると 1時間近くの雷魚にまつわるお話ですが



一二郎の周りの木の枝の上には

カラスがたくさん寄って来てます



一二郎はとうとう




頭の方まで食べ進んでゆき


ようやくここで

獲物を離れ




後ろに低く飛びさて行きました
何処へ行くのかはわかりませんが あちらの方へと帰ってゆきましたね
そんな一郎とライギョの戦いのお話となりますが
この時期のライギョ獲りの様子は珍しいと思います
その原因は足場が緩んでいるからだと思いますが
ベテランオジロワシにとってはあまり関係ないようですね

今回のお話では 一郎の後から現れたオジロワシを
当初はメスのさくらかと思っていたのですが 実際の写真をよく分析すると
五六蔵であったのだと思い込むことになったのですが
それをさらに見返してゆくうちに 確信が持てないのもあったのですが
ついにこのオジロワシが 少し前に現れたばかりの一二郎であったことがわかります


なんともあっちに行ったりこっちに来たりの頼りないお話ですが
今は確信をもって 雷魚と一郎と一二郎のお話だったことを確信するに至りました
五六蔵は出てきませんでしたね お騒がせしました。(-.-)

それでは また

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