鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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Kramer's Pipe and Tobacco Shop - Father Dempsey

2018年06月13日 | パイプタバコ
2018年 6月

Kramer's Pipe and Tobacco Shop - Father Dempsey

このタバコは ロシアから移住してきた 先代のKramer さんの父親が Beverlyhillに
店を構えたところ 
そのすぐ裏にあった教会の神父さんである Dempsey さんがタバコを買いに
頻繁に訪れるようになり、神父さんとお父さんは親友になったらしい。

そして 神父さんの要望で その時にいつも喫っていた ダンヒルの(おそらく MM965 かと思われる)の代わりになるようなハウスブレンドのタバコをつくることになります。
試行錯誤の結果 神父さんのお墨付きをいただいた このブレンドを
この 店のハウスブレンドとして 神父さんの紹介で店を訪れた人たちに売ることになります。

それが人気になり この店の一番のハウスブレンドとして 今に至る訳です。

オリジナルの MM965 に似た味で 美味いという評判なので 気になりました。

2㌉缶と バルクがありますが 今回は缶入りをレビューします

比較といっては何ですが
最近のレビューから まだ全部喫っていないので
Presbyterian と Plum Pudding が残っていました





こちらが 今回の缶です



左が Presbyterian 右のが Father Dempsey となります
ラタキアが多いのが後者ですね
バージニアの色が幾分赤いのが 後者です
オリエントは黄色ですね



こちらですね カットは同じようなリボンですね


参考までに
 
プラムプディングも 半分残っていますが 湿り気は問題なしです


ダンヒル MM965 との比較

レビューを読んでいると みなさん MM965 に似ていると言いますが
似ているのは 配合比率でしょうか ラタキアの感じはこんな感じかと思うのですが
MM965 の方がもっと多いような気もします というかラタキア感が強い様です。
でも ほぼ同じかな・・・。

決定的に違うのは 甘さでしょうか。
こちらのブレンドは かなり甘さがあります
その甘さは まずバージニアが違う様です こちらのはレッドバージニアのこってりとした甘さがあります。 ダンヒルの MM965 は これほど甘くはないですねキャベンディシュの甘さ
もありますが むしろさらっとした甘さで ラタキアを強く感じる気がします。

そして ここが一番のポイントなのですが
ややホロずっぱい甘さを感じるのですが それと同時に フローラルな べたーっとした
甘さを感じますね。
おそらくこれは オリエントによるものなんだと思うのですが
マケドニアのオリエントではなく トルコ中部の 黒海沿岸の
Samsun によるものではないのでしょうか。


以前マクレの Classic Samsun を喫ったときと同じような味がします・・・。
そんなこと 何処にも書いてはないのですが そう感じました。
トルコとオリエント 両方入っていると思われるのですが 酸味はオリエントの方から
来るのではないかと思います。

今のダンヒル MM965 に あまり甘さを感じない事を考えると それだけで
ダンヒルより美味いタバコといえるかもしれませんが

この私の場合 少しこの甘さが気になるところです

レビューを読むと 皆さん一様に MM965 の昔バージョンにそっくりでうまいと
おっしゃります、そして 自然な味で 何のトッピングもしていない と 言っています。
だとすれば とんでもなく甘くて美味いタバコといえるのではないのでしょうか。

でもね 最初はピ~ンとこなかったんだよね 少ししつこい感じがしてね・・・
しかし 何回か喫ううちに 印象が変わって来ました
いま ダンヒルの63年物の シェルでやっているのですが
まさに綿菓子を舐めているように甘いですね 久しぶりですねこんな甘いのは・・・
最初から最後まで甘い味がしますね ラタキアが上手く飽きさせないように調整している
感じです。

でもね 私的には こんなに甘く無くていいから もう少し例のオリエントによる
空に突き抜けるような清涼感が欲しいところです。


Presbyterian との比較

ラタキアは FD の方がきいてます
しかし オリエントとバージニアが違いますね
P のほうは マケドニアのオリエントを使っているので オリエントが哭きますね
そこはすきなところですね しかし FD の方は 酸味こそあるものの 哭きの部分が
足りない気がします
また FD がレッドバージニアなのにたいし P の方はブライトバージニアでしょうか
なので 甘さ控えめですが上品な香ばしさがありますね(タイムのようなね・・・)
そこに違いがあります。
プラムプディングに関しては 甘さというよりペリクの塩味が甘さを強調しているという
感じで BC の黒砂糖の様なあまさがあり もちろんオリエントも違いますね。

好みは分かれますが 一番甘いのは FD ですね
PP は甘いですが甘さの質が違い べつものです

やはり比較の対象としては P ですが
P はオリエントに特徴のある ややバルカン寄りのイングリッシュタイプ
FD は甘さの強く出ている 典型的イングリッシュタイプ
といえるのではないでしょうか。

ここに ランサースライシーズ を参加させるならば
ラタキアとバージニアの甘味を伴に存分に出した スモーキーでバブリーな
わかりやすいイングリッシュタイプ という事になるかと思います。


以上 缶入りの Father Dempsey の感想をまとめて見たのですが
バルクの方も気になるところです 今熟成中なのですが いずれそのうちに
比較してみたいと思います。

私にとっては 少し甘すぎる ようにも思えるのですが
美味いタバコだと思いますし 常喫出来るタバコだと思います
おすすめします

それでは また


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