鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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Cornell & Diehl - Carolina Red Flake 2022 (Small Batch) 本編

2022年10月01日 | パイプタバコ
2022年 10月

今回は Cornell & Diehl - Carolina Red Flake 2022 (Small Batch)
こちらのレビューとなります

C&D お馴染みのスモールバッチになりますが 実は去年 CRFwP2021 の発売があったときに
たぶんこのCRF もいずれ発売になると考えていました その時期が去年のクリスマスあたりになるのかと
この私 考えていたものですが 期待に反してその気配はなく
Folklore Palmetto Balkan と裏切られ 今年になってからもSum Bear に引き続いて 30周年記念ブレンドの Anthology が発売されるに至り もう CRF の発売はないのかな…と思っていた次第

それが何の前触れもなくこたびの発売になったのですが
いつもなら大々的にSPDC において宣伝がなされるはずですがそれもなく
知らないうちに販売になったということになります
いつもなら 深夜の12:00の発売なのですが こたびは 午後6:00の発売ということになりましたので 
日本では日付を挟んで 翌日の午前7:15分位からの販売となったものです

販売当初は 中々繋がらなかったのはいつものことになりますが
その後は順調で 翌日もまだ買えたのは大々的宣伝がなされなかったのが原因かと思われました

15000缶のロットになりますので 数としてはかなり多いのですが
あまり宣伝がなされなかったのは この私 C&D はあまり自信が持てなかったのかと勘繰ります
しかし逆に言えば 宣伝しなくとも売れる という自信の表れかもしれません

どちらにせよ 気になるこのブレンドになりますので 買わないわけにはゆきませんでしたね…


缶の説明によりますと

TA-20 というあのチップスグレードのレッドバージニアだけを使用したブレンドということのようですので 大いに期待が膨らみます


今回はあのペリクも入ってはいませんので 純粋にこのバージニアを味わうことになります
CRFwP2021 においても使用されていたこのレッドバージニアですが
その後のAnthology においても使用されていました

その時は 2003年のBijou のレッドと 2018年のCRF のレッドも使用されており
2003>2020>2018 という使用量になっていたものですが
このブレンドのパウダーシュガーのような甘さが この TA-20 によるものだとこの私は考えていたものです 
その事が正しいのかどうかを知る上でもこたびのこのブレンドとなります
あの甘さが カナダのブライトによるものかもわかりませんのでなおさらになります

このブレンドの その1 としては
Cornell & Diehl - Carolina Red Flake 2022 (Small Batch) がやっと到着
こちらを見ていただくと良いかと思いますが
今回はもう少し詳しい感想となります


このブレンド開缶してみると



いつものCRF に比べて色が明るいと感じます
いつものもっとダークなレッドになったものですが
このブレンドのバージニアは オレンジ-レッド のチップスグレードのバージニアということですんで
この様な明るい色になっているようです

しっかりカッキリとしたフレイクになっており
予想以上に乾燥しているようにも見えますので 最初は軽くほぐしてゆるめに詰めたものです

しかし上の記事でも書きましたが 意外と燃えにくく着火を繰り返します…
味も期待していたほどでもなく ドライクランベリーの酸味と甘さ シトラスの風味は強いのですが
肝心の糖度13.53%のレッドの甘さが来ませんね…

少し期待外れの感のある当ブレンドかと思っていましたね…


しかし あまり燃えないのも気になったものですんで
今度は ある程度ほぐしたのち  10~15分くらいよく乾かしてみました
そうすると 味が一変したのは前回書いたところになります


そこからの感想を詳しく書いてみたいと思います

このTA-20 というチップスグレードのオレンジ-レッドのレッドバージニアになりますが
開缶した色を見ると レッドというより ブライトに近いレッドバージニアと言えるようです

今までのレッドバージニアは もっとブレッディで小麦の風味を醸していましたが
このブレンドのレッドにはそういった風味よりも もっとブライトに近い
シトラスの香りが満載のような気がします

グラスの明るい風味も 干し草のヘイの香りも来ますが
ノースキャロライナのレッドのドライクランベリーのような酸味のある香りと伴に
シトラスの香りに包まれます


ドライクランベリーは ダークフルーツというには明るい風合です
強めの独特の酸味と明るい色の甘さを含みます
そのせいか

このブレンドのシトラスもよくあるレモンシトラスとは違うようです


そこのところを詳しく
レモンの皮をピーラーで薄く剥いたもが一般的なシトラスの香りならば
このバージニアのシトラスはもっと刺激が少なく 甘みをたくさん含んだ風味になります

オレンジとレモンの中間のようなそういったシトラスの風味になるのですが
ここで浮かんでくるのが ジェレミーさんも言っていた グレープフルーツになります

レモンとオレンジよりも癖がなく しかしもっとさっぱりとした甘さのある
この私に言わせれば 砂糖を振りかけたグレープフルーツの果肉のような
そういった風味になるでしょうか

このシトラスの風味と ドライクランベリーの酸味を含んだ風味は表裏一体
交互にその風味が現れるのですが
どちらかというと フレイクが粗く 乾燥が不十分であると
クランベリーの酸味が強く出てくるように思われます

ですから乾燥が十分なされると グレープフルーツの香りが強く出てくるようです


このシトラスに乗って 明るい甘さにつつまれるのですが これがまたスゴイ
先にも述べたように グレープフルーツに振りかけたような砂糖の甘さになります
パウダー状の砂糖をお菓子に振りかけたような そういったさっぱりとした甘さになります

この甘さが終いまで続いてゆくのがこのブレンドになります

パフるとやって来るヘイの香りと ドライクランベリーのような酸味ですが
グラスの軽い緑の風味とともにこの香り色は明るいです

いつものレッドのような あるいはダークバージニアのような風味ではありませんね
そこにはパンも小麦もなくシチューもありません


そこにはなにがあるん…?  そこのキミ(*'ω'*)

そこにはグラスとヘイと 明るいシトラスに包まれた
ただただ甘い明るいバージニアの風味があるんよ

ドライクランベリーのレーズンとはまた違う上質の酸味が甘さを引き締めますね
飽きないですねこの甘さは

思ったよりもニコチンはありますね


たんなるブライトバージニアのように ただ甘いだけのものと違い
このノースキャロライナのレッドはドライクランベリーのような酸味が効いてますので
味にしまりがあって実に美味いと思いますね


バージニア自体に旨味とコクはまだないと思いますが
それ以上に明るいシトラスと甘さにあふれた他に類を見ないブレンドかと思いました

当然今までのCRF とも違いますし ヨーロッパのバージニアとも違いますが
今年のCRF はこの私 かなり美味いと思いました
今までにない喫煙経験かと思いますね


それでは また

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