メタリックアルビ

アルビとメタルと時々山

常念岳~大天井岳~燕岳②

2020-09-25 22:30:11 | 山行
9月23日の朝、常念小屋前です。

山の下には雲が広がっていますが上はなかなかの天気、これなら予定通り燕岳まで縦走できそうです。
今日も5時半スタート、長い行程となりますがまずは大天井岳を目指します。

大天井方面も登り坂からスタート、常念岳ともここでお別れです。


今日はちょっと急ぎますよ、中房温泉の最終バスは16時15分ですが、その1本前の14時15分発を狙います。
そのためにはコースタイムの8割、燕岳まで行こうとすれば7割のタイムで歩く必要がありますね。
  
進め進めーい。

ちなみに槍も穂高も今日も良く見えています。
 
涸沢カールの底は山の陰になってまだ暗いな。

常念もだいぶ離れたぜー、そして雲が上がってきたぜー。
 

槍ヶ岳手前の尾根から雲があふれてくる。
  

目の前の東天井岳を越えれば大天井もすぐなはず。

大天井岳(おてんしょうだけ)と大天荘(だいてんそう)キター!読み方紛らわしくね?

大天井岳山頂到着!標高は今回の山旅で最高の2922m。

常念小屋からCT3:40のところ2:20で到着。昨日ののろのろ歩きとは雲泥の差よ!
昨日の疲れは残っているけど、調子は今日のほうが全然いいね。リュックの重さにももう慣れた(多少軽くもなっているしね)。

大天井岳からの景色はこちら。
奥穂高・上高地方面。

山頂部分が横に広いこの山は立山ですね、その右は劔岳か。

このかっこいい山は針ノ木岳らしい。

目指す燕岳は雲に飲み込まれました。。。奥のちょっと雲の上に出ているのは鹿島槍ヶ岳でしょうね。


さ、小屋前のテーブルで少し休憩して燕山荘目指してイクゾー。
でもだんだん雲が多くなってきます。


途中から完全に雲の中に入りまーす。

時期的に花はないですが、この区間は比較的高山植物が多いようです。
 

見通しは利かないけど、白い岩が多くなれば燕岳が近い合図ですね。
あの岩の割れ目がコースになっています。


燕山荘到着~。大天井岳からここまでの縦走はかなり長く感じました。

でも時間はだいぶ余裕ができたので、往復1時間の燕岳まで行ってきまーす。

これがかの有名なイルカ岩ですか。写真だとほぼわからないけど、ちゃんと目もあるんです。


燕山荘から20分くらいで燕岳到着。

ガスにまかれて視界が無いので、すぐ戻りまーす。
天気が良ければ燕岳は美しい山容の山なんですがね、ちょっと残念。
 
1輪だけコマクサが残っていました。

燕山荘まで戻ったらあとは下山するだけ。
コースタイムよりちょっと早く歩けば14時15分のバスに間に合います、これはもらったな。

常念岳の方はハイマツばかりで紅葉ってほとんどなかったのよね。

こっちはそれなりに色づいていますが、よく見るとシミの多い紅葉になってしまっていますね。

途中の合戦小屋に到着。
 
ここでちょっと休憩して味噌煮込みうどんを注文。おいしゅうございました。
麓からこの小屋までは索道がつながっています。合戦小屋名物のスイカはこの索道あってのものでしょうな。
(スイカは販売終了していました)


ナナカマド。


ここからは一気に下りますぞ、北アルプス三大急登の合戦尾根の本当に急なところはこの下です。
実際結構急で、ここあまり登りたくないなーと思いながら歩き続け、13時55分無事に中房温泉登山口へ到着しました。


朝5時半に常念小屋をスタートして歩行時間約8時間、この日の歩行数は34000歩を越えていました。
大天井岳以降はガスの中を歩くことになりましたが、それまでの天気ができすぎなので大満足です。
今年はこれが最初で最後の遠征登山になると思いますが、来てよかったよー。


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2 コメント

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Unknown (大白鳥)
2020-09-27 10:59:49
北アルプスですか!いいですね!
今年は行こうと思ってましたが、コロナで諦めました。
見てるだけでも、清々しくなるほど写真の数々、懐かしく思い出させてもらいました。ありがとうございました。
来年こそを楽しみに衰えないように、近場で。。。
何ですが、地元長岡では人が熊に襲われるニュースが今週2件、秋の実が少なく山を降りてきているんです。それも怖い!
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Unknown (かんりにん)
2020-09-27 22:15:23
このコースは昨年予定したのですが、その時は台風で諦めざるを得なかったので今回行けてよかったです。
とはいえコロナも怖いので、連休最終日という人の少ない日を選びました。このブログにUPしている以外にも高尾山とか少しは歩いていましたが、特に初日は体力の低下を痛感しましたね。
大白鳥さんも早く山に戻れることを祈っています。ただ、クマは心配ですね。特にこれからの時期は冬眠に備えて行動が活発になるだけに。
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