いよいよJリーグの再開日が決定しました。今からちょうど一か月後の4月23日です。アルビレックス新潟の試合は翌24日、我らの聖地、東北電力ビッグスワンにて13:00から。相手はジュビロ磐田ですね。
先の地震で大きな被害を受けたクラブも、リーグ戦がいつ再開されるかわからない状態よりもわかっていたほうが動きやすいと思う。大変だと思うけど、1か月という時間は長いようで短い(逆に短いようで長い)。1か月後、すべてのスタジアムが笑顔で満たされることを切に願います。いや、勝手に盛り上がってきました。ようやくホーム開幕戦を迎えられるんだね。
こんなときになんだが、ここぞとばかりに秋~春制を言い出す奴がいて頭にくる。こういうことを言う奴らは、相変わらず物事の本質が見えていないと言わざるを得ない。
いつ試合をやるかが問題じゃねえんだ。
たしかに仙台を始め、鹿島、水戸、栃木と国立競技場ではすぐに試合ができる状況ではないようだが、本当の問題はクラブごとに生じる格差にどう対処するかだ。
もしも今すぐにJリーグを開催するなら、おそらく代替の会場さえ手配できればやってやれないことはない。
でも、選手の練習場の確保はどうする?ファンはこの交通事情でどう移動する?結局、被災地のクラブとそうでない地域のクラブとでコンディションに大きな差が出てきてしまう。フェアじゃなくなる。
冬開催でも同じことだ。今の被災地クラブが降雪地クラブに置き換わるだけ。降雪地クラブの練習場所はどうやって確保する?大雪が降ってもサポーターはいつもと同じようにスタジアムに通えるのか?スタジアムにたどり着いたとして、最低90分間寒さをこらえる覚悟を客に強いるのか?
いまのJクラブのインフラで冬開催に踏み切れば、降雪地のクラブとそうでない地域のクラブの間に選手のコンディションの差や観客動員数に大きな格差ができるだろう。
試合をやるだけならできるんだよ、いつだって。雪が積もろうがなにしようが。
問題はそこじゃねえんだ。
試合が開催できるかできないかなんて些細なこと。問題の本質はそこじゃない。秋~春制を言っている奴らはいつになったらそのことに気付いてくれるのだ。