清浄の地
糺の森
木々は山城の原野だった頃から此処に立ち、
その大半が落葉樹である。
晩秋に披露した錦の幕を降ろし、
いまは静寂の中、白銀の姿でひっそりと佇んでいた。
白雪によって失っていた輪郭を取り戻した森を抜けていくと・・・
鮮やかな楼門にハッと現実の世界へと引き戻される。
雪は朱を染めず
紅梅の傍らに添い
禊の泉へと消えて逝く
古社の輪郭を愛しく表しながら
この冬の最後を飾る、雪という名の幕を降ろす。
2月24日の雪シリーズ、これにて終了です。
未明からの動きをまとめてみますと・・・
八坂神社→清水寺→東福寺→平安神宮→哲学の道→法然院→下鴨神社
となりました。(東福寺と平安神宮の紹介は見送りました)
これだけ楽しんで、出費は清水寺の拝観料300円とバスカード500円のみ。
お財布に優しい雪めぐりです^^
本当は下鴨神社の次に大徳寺へ移動するつもりでしたが。
な~ぜ~か、目的地に着くと激しい降雪に見舞われ続け、すっかり冷え冷え。
それも、実はここまで飲まず食わずだったんです
下鴨神社で既に私の脳裏には「ひだまりさんのこたつ」しかなく。
バスでひとっ飛び
運良くあいていたこたつ席でじんわり足を温めながら、カレーとほうじ茶オーレ
大好きな「arune」を読みつつ、ときおり格子の向こうに舞う雪、坪庭に降りる雪に感動。
心地良いお昼を過ごしました。
そしてすっかり賑やかになった河原町へと繰り出し。
雑貨屋さんをめぐって、帰路に着きました。
これできっとこの冬最後の雪。
会えて良かった。
みなさま。
寒々しい記事が続いてお風邪など召されていませんでしょうか??
明日はあったかい記事を載せたいと思います。
読んで下さって、一緒に歩いて下さって、ありがとうございました。
誰も居ない哲学の道で、ひとり立ち止まる私。
ひとつだけ小さな雪だるまを作って。
ひとつの橋に、置いてきた。
ひとりぼっちでたゆたう鴨。
息をひそめて、耳をすませて、その水音を愛しくたどる。
大丈夫。
きっと、キミにも友達はいるはずだよ。
今、この場にいなくても。
私はゆく。
この、ただ白ありき凍れる道を。
あの日とは、全てが違う世界へと。
白く縁取られた空間は、黒く縁取られた空間に包まれ、再び白に包まれる。
そうしてまた、色彩が消えた。
音もなく 暖かさもない 泡沫の結晶。
記憶の中の色彩も、まるで夢のような泡沫の雫。
私は動けなかった。
空から降りる白い泡は、まるで私の記憶ひとつひとつのようだった。
だから。
動かなかった。
取り戻すんだ、記憶の葉を。。。
泡が消えたころ、私の中に双葉が芽生え。
葉となり樹となって。
あの日の色彩を。
この善気山の麓で感じた、あの日の温度を。
取り戻した。
ほら。
あれが、私の記憶。
この真っ直ぐに伸びた道の彼方に現れた一瞬の色彩こそが…。
また、会えるね。
この庵には、かけがえのない輝く季節の私がいる。
そんな私を、かけがえのないモノクロームの季節に思い出すんだ。
ただ白い、雪の降る法然院。
ただ白く、雪の降る法然院ではない。
己が感じる世界には、物語がある。
それを紡ぐために。
歩く。
<!-- 法然院 -->
朱の門は、来る者を裁く審判の砦のごとく立ちはだかる。

許しを得て懐に飛び込むと、一転して厳粛な世界。
間もなく、色彩が消えた。

立ち入ることが許されない舞台。
誰もその静寂を破るべからずと。

蒼か白銀か・・・灰か濃紺か。
導き出した答えが己の何を意味しているのか。
今朝は、目の前の景色が厳しく問いかけてくる。

見慣れたはずの堂宇から放たれる威圧感。

浮世は遥か遠く・・・

厳しさに耐え切れず、その場を逃れることしか出来なかった。
・・・逃れる?

ふと、足を止めると、時も止まった。

誰も問うてはいなかった。
永遠の沈黙がそこに在り、訪れるものがたださまようばかり。

いついかなる時も、生きているということ。
一枝一枝に降り積もった粉雪の下には、春が眠っている。
その春を追うがごとく、夏が待っている。
四季は移ろうけれども、同じことの繰り返し。
人はただ迷うばかり。
同じことの繰り返しを、恐れる。

恐れるな。
今を生きればいい。
必死に未来を生きようとせず、過去の自分を生き直さずともよい。
過去は今の繰り返し。
未来も今の繰り返し。
・・・そういうことか。

「表裏一体」
私はその中心で全てをみている。
未来と過去の中心で、今を生きている。

あぁ、色彩が戻ってきた。
ただ私は、雪の積もる鷺の蒼い羽に埋もれていただけだったのかもしれない。

審判の門なんかじゃなかった。
時を止めてくれて、ありがとう。

自分のペースで、行って来ます。















清水坂を上りきった頃からばさばさと降雪が勢いを増して視界が遮られるようでした。
傘はカメラを守るツールに変わって、私は雪だるま。
でも今日の雪は粉雪。
はたくと音もなく散っていきました。
清水の舞台は立ち入り禁止。
奥の院の舞台も同様でしたが、結界をまたいで入り込むカメラマンは後をたたず。
目的のためにマナーを逸するのはいかがなものかと。
境内を歩いているときは、上記のモノローグのようなことを考えていたわけもなく。
ただピンと張り詰めた山の冷気を吸い込んでいました。
最後の八坂の塔の写真、電線消してます

ねねの道みたいに、地下に埋められたらいいのにね。
ここで、祗園祭以来の動画、再びです。
あの場の雰囲気が伝わればいいな。
(Macユーザーの方は非対応かもしれません、ごめんなさい)
月が西へ還る頃・・・
東の空が白々と光り始める
6:05 am
ここから始まる、古都の雪化粧めぐり
静かに横たわる情緒豊かな色合いの中に
自分がいることがまるで嘘のよう
聞こえるのは、鳥の声と雪の声
夜が明けた
道に残る跡に、少しほっとしながら歴史の空間を歩いていくと・・・
冬将軍が再び機嫌を損ねた。
続く
(撮影:2月24日)
昨晩0時過ぎのこと。
ふと窓をあけると、いつの間にか雪にすっぽり。
きっとこの冬、最後のチャンス!
と思い立ち、今朝は5時に起床。
無事に早起き成功し、まず雪だるま作り。
雪質のチェックもかねて作ってみましたが、いびつ(笑)
こんなんしてたらちょっと支度にバタバタしましたが、始発のバスで祗園へ向かい、
八坂神社から雪めぐりをスタートさせました。
やっとこのブログにも京都の雪景色が登場です。
順番に載せていきますね。
大空を翔く鳥が雲によって象られ、明日へ。
「寒ぅおすなぁ」
「そうどすなぁ」
もこもこラビットファーの耳あてと、毛糸の大判ストールが最近の必携アイテム。
特に昨日今日は、寒さが目にしみるほど冷え込みました
市内中心部に積もるような雪にはならなかったけど。
今朝はうっすら雪景色の京都。
晴れているのに雪がちらつく・・・日本には、「風花」という美しい言葉があります。
風に乗って、ふわり、ちらり。
そんな風花の舞う中、しばし思案。
清水寺の舞台から、西山に沈む夕陽をぼんやり眺めるか。
ひたすら北へ行き、鞍馬と比叡の雪景色を眺めるか。
こっちを選んだよ。
だけど、向かう先の空は不安定な雲にすっぽり隠れてる。
振り返った南西の空は、こんなに明るいのにぃー。
ちょっと寄り道してくるし、北空の雲に「少しの間隠れといて~」って伝えてくれる?
鳶にお願いして。
私は河合神社でしばし無音の時間をば。
(鳥居の部分にちらつく雪が写っています)
森に差し込む光の筋に身を置いてみたり。
そろそろいいかな?
あ・・・!
北の山々が、その姿を見せてくれました。
雲が夕陽に照らされて、何とも美しい色に
そして、ひときわその雄大さを空に映していたのが・・・霊峰・比叡山
山が正面に見える賀茂川のほとりで、しばらく佇んでしまいました。
このときばかりは、通り過ぎるワンコたちより、比叡山。
あっという間に雲に包まれてしまいましたが。
ほんの一瞬でも姿を見せてくれたことに感謝。
だいぶ日が伸びて、17時の空はまだ明るい。
でも、18時にもなると気温はぐぉ~んと下がって、足元から冷気が立ち込める。
自転車に乗っているものの、感覚がどんどん失われてゆきますっ
家にたどり着く前に、限界。
前田珈琲 明倫店へ避難。
1月のおすすめ、「ストロベリーマシュマロミルクティー」でじんわり暖まってきました。
家まであと少し。
これで帰れる~
その帰りしな、四条西洞院のフレスコで友達にバッタリ遭遇しました(笑)
あぁ~いい日だった。
寒かったけど、冬らしさを感じさせてもらいました
これでいいのだ。