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山里便り

都会から東北地方の豪雪地帯にあるカミサンの故郷に移住して民宿を営むロバと呼ばれる人間の雑記帖です。

キツネが国道を渡った!

2016-05-24 23:59:01 | 動物・昆虫の記録
鶴岡市街の整形外科に行った帰り道。夜、交通量の多い国道112号線を1頭のキツネが車の前を横切って消えた。場所は櫛引町。まさかこんな場所で見かけるとは思わなかった。
ロバは移住して十数年たつが大鳥の山中で山を駆け下りて目の前を横切る姿を一度見たきりだ。

ヤマネ戻る

2016-04-11 23:34:26 | 動物・昆虫の記録
山形の専門家に預けておいたロバが保護したヤマネが冬眠から覚めて、昨日我が家に帰ってきた。
大鳥の山に花が咲き虫が現れ自然の中に帰れる日を待っている。


今日は朝雪が数センチ積もって山も庭も雪化粧、日中も断続的に降り寒い日だった。
ブナの芽はだいぶ膨らんできたが芽吹きはもうしばらく先になりそうである。


ヤマネにハリネズミの餌が良いとのことで買って与えてみたが食べていないようで、幼虫のミルワームやリンゴなどの果物類、室内に取り込んで咲かせた桜の花を枝ごと与えている。桜の花は気に入ったようでよく食べている。
写真を撮ろうとすると素早く巣箱に隠れてしまい、なかなか写させてくれない。衣装ケースのプラスチック越しに何とか撮れた写真が上のもの。

山に放すときには昼間の内に巣箱を木に縛りつけて活動する夜に巣箱から出ていってもらうので、あり合わせの材料で午前中かかって作った。ヤマネが出た後は鳥用に使えるように細工もしてみた。
山桜のつぼみが膨らんできた頃が放す適期かもしれない。



アナグマ家族の行進

2016-03-22 23:59:35 | 動物・昆虫の記録
夜の8時半過ぎ、連れを迎えに行った帰り道でのこと。
大鳥の集落に近づいたところで前方に道路を渡りダム湖方面に向かう動物の行列を発見。
先頭の尾に二頭目の鼻先が触れるように全部で五頭のアナグマが数珠つなぎに歩いていた。
思わず車を止めて見守る。
大きさから見て親子連れのようだった。
ドライブレコーダーがあれば良かったのにと思ったロバであった。

アナグマのプロフィール

ヤマネとお別れ

2015-11-29 23:45:03 | 動物・昆虫の記録
今まで我が家で保護してきたヤマネを春の放獣時期まで預かってもらう「やまがたヤマネ研究会」へと運ぶため野生動物獣医師の東さんがやって来た。
ヤマネはこの3日間餌を食べておらず冬眠に入った模様。一応姿を確認してから引き渡す。
野生動物保護についての行政の対応に矛盾があることなど様々な話を伺う。

そして、放獣に立ち会わせてもらうことを約してヤマネとお別れした。

キジの死骸を発見

2015-11-25 21:04:49 | 動物・昆虫の記録
ロバが東大鳥川でキジの死骸を発見した。
キジと言ってもヤマドリの雄である。拾い上げると一緒にいたマタギのE.K氏が羽をむしって状態を見、「喰える」と曰う。脂がのって肥えていることから、病死ではなく川を渡る電線のどれかに接触して川に落ち流されてきたものと推測していた。
今日はアルバイト先の給料日で人が集まるので里芋の汁で軽く飲む予定だったのだが、キジ汁も味わえることとなったのであった。
福島県産のヨモギそばを入れたキジ汁は美味であった。

ヤマネその後

2015-11-24 23:05:32 | 動物・昆虫の記録
 

 
先日保護し市役所に連絡して保護を継続しているヤマネだが、久しぶりに体重を計ると22gと当初の12gからほぼ倍増し丸々と太っていた。
冬眠には足りるだけの体重となったが、あいにく夜間の外気温はヤマネが活動するには低くなりすぎて放獣は来春の雪解け後に持ち越しとなった。
ブナの実が大好物なのだが、食べ残した無傷の実を調べるとシイナや悪い実が多い。どうやって見分けているのだろうと思うが、持ってみて軽いのは囓らないと言うことか?

深夜ロバの寝ている間に起き出して食事をしているので、たまの体重測定の時ぐらいしか姿を見られないのはちょっと寂しい気がする。でも余計な接触を避けるのが保護の趣旨であろう。

この間は野生動物獣医師の方がヤマネにクルミとサルナシの実を差し入れに持ってきてくれた。感謝!


モモンガの受難

2015-11-16 23:59:59 | 動物・昆虫の記録

我が家の猫ミューが夜中に何とモモンガを捕まえてきた。気の毒なことにすでに死んでいた。
美しい毛並みをしばらくの間撫でながら冥福を祈ったロバであった。
同じ集落の別の猫は過去2回捕まえてきたと言うことだったが、まさかミューが捕まえてくるとは思わなかった。いやはや……


ヤマネ現れる

2015-10-31 23:59:21 | 動物・昆虫の記録
30日の朝、アルバイト先でお茶を飲もうとしていたら右の後ろ首筋に何かが触れた。上着を脱いで見てみると探していたヤマネがいた。29日の夜、リビングの柱にかけておいたこの上着も調べたのだがその時はおらず、ロバが寝ている間にポケットに潜り込んでいたようだ。
事務所の人にダンボール箱とプラスティックの書類カゴをもらってヤマネを中に入れ、現場に行く途中家に立ち寄ってトドに託した。
餌はクルミのむいたものや梨、コクワ(サルナシ)、我が庭で採ったブドウの残りなど。

31日の夜には幾分元気を取り戻した様子で、その写真が下。
  

今夜の青嵐舎のお客様はヤマネの写真集も持っているという女性二人連れだったので見てもらったら、とても喜んでいた。

ヤマネは準絶滅危惧種に指定されており、捕獲も飼育も禁止されている動物。
ロバの立場は飼い猫のミューが狩って持ち込んだ傷ついたヤマネを一時保護しているというもの。
どのタイミングで何処に放すのが良いのか難しい問題である。
何しろ何処にいたのか知っているのはミューでロバには分からないのだ。
それによその家の猫もいるし、イタチやテン、キツネ、ハクビシン、タヌキなど天敵も多い。
さて、どうしたものやら…

智恵をお持ちの方はぜひ教えていただきたい。

ヤマネに関してはこちらが参考になります。
ヤマネに会いたい