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山里便り

都会から東北地方の豪雪地帯にあるカミサンの故郷に移住して民宿を営むロバと呼ばれる人間の雑記帖です。

以東岳から戻る

2012-07-28 23:59:38 | 日々の記録
 
ヒメサユリ  以東小屋

例年よりも遅く7月26日の朝から登山道の草刈りのアルバイトに行き、
今日夕方無事に戻ってきた。
会社のデジカメから仕事外の画像を移すまもなく16時半から打ち上げとなる。
今年はヘリコプターによる荷揚げが間に合わず、刈り払い機も背負い上げたので
しんどいことであった。
二人一組で我々は直登コースを担当。
ロバは荷物と燃料、替え刃を背負い、相棒が薙いだ枝や草の始末を受け持つ。

初日は以東小屋まで荷揚げするのが仕事。
雨時々曇りで気が重くなるがやがて天気も回復してきてほっとする。
大鳥小屋(タキタロウ山荘)で持参した昼の弁当を食べ一休み。
東沢を渡り急坂を登り始めると以東小屋まで足が痙らずに登れるか
不安がよぎる。

キンコウカ

途中、ヒメサユリやニッコウキスゲ、ミヤマリンドウ、キンコウカ等の花が見られた。
ヒメサユリは盛りを過ぎていて花は少なかった。

5時前に無事以東小屋に到着。
レトルトご飯と中華丼の素を温め、インスタント味噌汁としなべきゅうりで夕食。
ロバは缶ビール1本を飲み早々に寝る。

2日目は5時前に起き出し、缶詰と味噌汁と残り物の漬け物を食べ、コーヒーを飲み
6時頃に出発。
 
飯豊連峰遠望  大鳥池は熊の毛皮を広げたような形だ

11時頃に弁当を食べ、ブナの枝に足を預けて横になりしばらく休む。
今回は初のスパイク地下足袋登山だった。


昨年は遅くなったが、今年は3時頃に東沢徒渉点まで降りることができ、
湖畔の道の草刈りをしてきたチームと合流。
ロバは夕飯のカレー当番を任されて大鳥小屋に向かい、他のメンバーはオツボ峰コースの応援に向かった。

カレーに入れる青い野菜がなかったので青ミズを採って行く。
8人分のカレーを作るのでタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、豚肉を大量に切り、
缶ビールを飲みながらタマネギをじっくり炒め青ミズも投入して作る。
ご飯はガス炊飯器で五合炊く。

皆の帰りが遅くなり7時頃にようやく夕食開始。
我々は小屋の一階を使わせてもらい、一般登山者は二階を使用。

最終日は小屋の周囲やキャンプ場をみんなで除草して早お昼のインスタントラーメンを
食べてから下山。

 
ノウゴイチゴがキャンプ場にたくさんあったが、食べられることを知らない人が多い。
少し熟しすぎで残念だった。

ブナいろいろ
 
女とでくの坊 (右)三者会談

 
(右)七曲がりは美味しい水場が多い

 


エゾアジサイ


天ぷらで暑気払い?のお誘いが… 

2012-07-21 23:59:21 | 日々の記録
今日は4時からIさんのところで天ぷら名人の揚げる天ぷらを食す飲み会があると
いうので楽しみにしていた。
ところが、何と昨夜名人が熱中症になり来られなくなったので急遽イタリアンに変更である。

とはいうものの久しぶりの宴会?で運転手のためアルコールは飲めないけれども連れと出かける。
途中明日の釣りグループのお客さんたちのための食材を買い求める。

4時ちょっと前に会場のライスセンターに到着。
先日お土産をたくさんいただいたのでお礼にロバ特製のジャム(ソース)を2種類差し上げた。
アンズとイチゴの黒コショウ風味のものである。

急な誘いだったのにたくさんの人たちが集まってきたのに驚く。
主催者のご人徳と食いしん坊仲間の多さであろうか?
仙台から来た人もいた。

生牡蠣やローストビーフ、マルゲリータ・ピザ、揚げ物などイタリアンのシェフが作った料理や
番外のどじょう汁などを食べ、ノンアルコールのビールテイスト飲料を3本飲んで満腹となった。

7時過ぎに酔っ払いの連れとその友人、そしてお土産にいただいたたくさんのトマトとトマトジャムを
載せて一足先に帰路に着いた。

越後屋漆器店へ行く 桟敷湯に入る 他

2012-07-08 23:59:41 | 日々の記録
今日は大鳥地区の夏の運動会。
ロバは係なので7時から準備に行くようなのだが、泊まり客の朝食などの仕事があり9時頃に
会場のタキタロウ広場に行く。ちょうどラジオ体操が始まる所だった。
今回はフゴ引きリレーと宝拾い、玉入れに参加しただけで終わる。
連れが午後出かける所があるというので昼からの交流会に少しだけ参加して帰宅。

なんと鳴子町まで買い物に行き温泉に入って来ようと言うことだった。
カーナビによると片道3時間ちょっとのコースである。いやはや…
行きは連れが運転し、帰りはロバが運転することにして出発。

途中お気に入りのケーキ屋いづみやまで300m位の所に来たので
寄り道してケーキと焼き菓子を買う。

17時前に無事鳴子温泉に到着。
日曜日なので銀行の駐車場に駐めて良いとのことで車を置く。
結局連れが買ったのは、衣紋掛けと木のスプーンだけ。
ロバは近くの店でマグカップ(850円)を衝動買い?

早稲田桟敷湯(530円)に入ってからソバを食べる。
ロバは、大根おろし、とろろ、エビ天、ちくわ天、舞茸天、温泉卵、ワカメなど具だくさんの
冷たいお蕎麦(1050円)を注文。お腹いっぱいになる。手打ちではないが満足。
連れはお土産に温泉卵10個入りを買った。

18時15分頃帰路に着き、21時20分頃帰宅。
最近乗り換えたミライースの平均燃費は帰路については29kmを超えまずまずの数値であった。

山伏修行で月山登拝

2012-07-06 00:03:40 | 日々の記録


7月3日4日と一泊二日で大聖坊の星野先達のもと山伏体験をしてきた。
普通は2泊3日でやることを凝縮してやるプランのためいささかせわしない感じもあったが、
好天に恵まれてリフレッシュしてきた。

予定プランは下の通りで、先達からは「男ばかりで足並みがそろっていたので今までで一番楽だった」旨の
感想があった。総勢11人と数が少なかったのも良かったのだろう。外人さんも3名参加。

1日目
13:00 大聖坊集合 山伏装束に着替え オリエンテーション
13:30 峯中式
14:00 羽黒山とそう行、正式参拝
17:00 床固め(座禅)
17:30 壇張(一汁一采)※早飯が求められた
18:30 夜間とそう行  ※蛍が見られた!
21:30 勤行
21:30 南蛮いぶし
22:30 声聞行
23:00 就寝

2日目
4:00 起床
4:30 壇張
5:00 月山・湯殿山とそう行
13:00 湯殿山滝行
16:00 火渡り
16:30 出生式
17:30 やまぶし温泉入浴
18:30 直会(大聖坊) 随時解散

南蛮いぶしは、修行者のいる部屋に、米ぬか、唐辛子、乾燥ドクダミを炭火にくべて
煙を充満させ、しばらくの間清める?(いたぶる?)というもの…
咳き込むが、読経したりしなかったのでまだしも耐えやすかった。
10分間近く燻されてから解放された。もった方だそうである。

月山・湯殿山とそう行では高山植物のお花畑で様々な花を見ることができ嬉しかった。
滝行は冷たい雪解け水が水量豊富に流れ落ちてくるため、直接は受けられず
少し離れた場所で胸まで水につかってしばらくの間耐えるのが精一杯で、
うろ覚えの般若心経を唱える余裕もない有様だった。

滝行の場では女先達が行者とテレビの取材スタッフとともに登っていく姿を見かけた。
山ガールならぬ「山伏ガール」がちょっと注目されているらしい。

火渡りは直接踏むのではなく、飛び越えるだけだったので無事終了。

温泉では日焼けした首の後ろ側がひりひりした。
ふくらはぎは硬くなり歩くと痛む。

直会にはロバを迎えがてら連れも参加。
直会の写真 ロバは左 1人おいて右が連れ
20時過ぎに帰路に着いた。