音次郎の夏炉冬扇

思ふこと考えること感じることを、徒然なるままに綴ります。

民主党代表選

2009-05-17 11:02:05 | 時事問題
選挙というのは四方八方に目配りせにゃならんので、候補者に質問しても、何かを言っているようで何も言っていないに等しいことしか出てこない。だから愛だの幸せだのという、どこかの新興宗教のパンフみたいなお話になってきます。

議員だけの投票というのはいかがなものか? とか、選挙期間が短いのはせっかくの党の宣伝の機会を活かしてない、なんていう声がありましたが、そんなことをいってるのは馬鹿なマスコミと政治業界の住人だけでしょう。国民はいい加減うんざりしてるんですよ、毎度の大騒ぎに。毎年メディアジャックで延々見せられる自民党総裁選ショーと、民主党だって郵政選挙後に4年弱で3回党首が代わっているわけですから似たようなもんです。1週間でちゃっちゃと終わらせるのは正解です。

何はともはれ民主党は鳩山代表を選出したわけですが、今朝の読売が全体的に優しい論調だったのは、いかにもわかりやすくて可笑しかった。

昭和28年頃に鳩山家を訪れた番記者の述懐では、

芝生の上では色の白い、若い男が四つん這いになり、鳩山の孫の由紀夫や弟の邦夫を背中に乗せて遊び戯れていた。小学校入学前後の幼い兄弟はずいぶん男になついているらしい。遊んでもらえるのがうれしくて仕方がないという様子だった。(魚住昭著『メディアと権力』より)

若き政治記者だった読売新聞の渡邉恒雄が最初に食い込んだのが鳩山一郎だったんですね。

またぞろこの老人フィクサーが、大連立だなんだと暗躍しそうですね・・・。

老害といえば、今朝のサンプロ(鳩山インタビューの終わり5分ちょっとくらい)を久しぶりに見ました。鳩山由紀夫も老けたなあと思いましたが、田原総一郎もそろそろ公共の電波に乗せるのがヤバクなってきましたね。フガフガという典型的な老人口調が聞き取りにくく、司会者としてはもう限界なんじゃないでしょうか。思い込みも激しくて、新しい潮流についていけてると思えません。

故筑紫哲也にしても田原翁にしても、自分たちを脅かす後進の人材が出てこないから、まだまだ頑張るんだみたいなことを言いますが、これはどうなんでしょう。

ニワトリが先か卵が先かという問題なんですが、彼らが20年以上も席(有限)に居座っているから、新しい人材が育たないということもあるんじゃないかと思います。討論番組であれば、政治家達と丁々発止やるのはセンスや胆力とともに、経験も必要ですから、いつまでも俺が俺がといっていないで、若手に席を譲るという発想はないのかな。

もちろん月刊現代の休刊後に仲間を集めて「田原総一郎ノンフィクション賞」を創設するなど、活字の世界では若手のサポートに尽力しているのは評価できますし、ご意見番的コメンテーターとしてはまだ出番があると思いますが、TVでメインの座からは退いた方がよいでしょう。


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