p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

お上任せ

2011-11-24 09:00:00 | 金融市場・経済全般
《一昨日の日経平均》
前日終値:8,348.27円
寄付き :8,265.58円( -82.69円 )
前引け :8,337.52円( -10.75円 )
後場寄付:8,324.56円( -23.71円 )
大引け :8,314.74円( -33.53円 )

ジェットコースター。
GDで寄付いた日経平均はすぐに上げへ。ソレが落ち着いたと思うとすぐに急上昇へ。ソレが一時間ちょい続きヨコヨコへ。
後場寄りから上海の急落に付き合って急落しましたが、寄付き近くなったところで反転、前場高値近くまで戻し、と。
最後は休み前の手仕舞い売りに押されたものの、寄付きからはだいぶ上げた結果となりました。
TOPIXは僅かですがプラ転までいきましたしね。

相変わらず出来高が少ない中で、年金資金の買いが指摘される状況。本質的な投資家不在は変わりません。
それでも一日の値幅が90円近く出て、しかも上を下への行ったり来たりなので、相場としては面白い展開でした。

《今日の予想》
欧州債務危機が更に高まり、独国債までもが大幅な札割れとなる異常事態。
当然、欧州米国ともに大きく下げ。欧米ともに、引けにかけて売られているのが、嫌な感じです。

これを受けて日経平均先物は8,180円と大きくGD気配。板はさすがに売り↑厚めですが、8,150円の買いが厚くなってるのが気になるところです。(8:45時点)
日足チャートは、やはり開くボリバンの-2σに沿った下落傾向が見えるようになってしまった中で、その-2σで跳ね返された上髭陽線という一昨日の形は悪くないのですが、GDによって、ソレも帳消し。今日もまた、-2σに絡んだところで始まることになりそうです。

GD分が大きいので予想は↓となりますが、ザラ場の浮揚力にも、あまり期待できそうにありません。
日銀介入期待で、下値も限定的であろうかとは思いますけどね。

一昨日の予想検証》
当たり(予想:↓/結果:↓)。
しかし当然、“介入”は読めません。
ソレが市場の主役になってしまった現状が、投資家のヤル気をなおさら削いでしまったというところはあるでしょう。
かといって放置しておけばよかったかというと、それもまた日本経済全体の縮小ムードを強めたでしょうし。
そうなれば、震災からの復興需要に水をさしていたでしょう。
副作用はあれど、やってよかったのだろうと、ワタシは思います。

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