東日本大震災,福島第一原発の事故から4ヶ月が過ぎ,この間にわたしたちは,これまで取り組んできた学校図書館に関わる教育実践について,問い直しを迫られていると感じてきました。この大きな災害の後の混乱の中で,情報リテラシーを教えるという役割を担うわたしたちは,自らのリテラシーをじゅうぶんに発揮してきたでしょうか。さまざまなメディアをとおして大量に行き交う情報、とりわけ政府や東京電力、原子力や放射線の専門家たちから発信される情報を適切に評価し,自らの判断と行動につなげてきたでしょうか。また、日常的に接している児童・生徒や学生に対して、今、世の中で起こっていることを的確に感知し判断するための指針を与えることができたでしょうか。このような自らへの問いをふまえ、自立した市民を育てるリテラシー教育という原点に立ち返って、これからの情報リテラシー教育のあり方を考える連続講座が下記のとおり開かれます。講師陣には、リテラシーにかかわる問題をさまざまな角度から提起していただき、それを手がかりにして、参加者が意見交換を重ねながら学びあい、各自の今後の活動につなげることを目指します。ご関心のある方は、ご参加くださいますよう、ご案内申しあげます。
(緊急企画)情報リテラシー教育に携わる人のための連続講座 詳しい内容と申し込み方法は、ファイルをダウンロードしてください。 主催:立教大学 学校・社会教育講座 司書課程 会場:立教大学池袋キャンパス プログラム 第1回 2011年9月24日(土)15時~17時 テーマ:「知性の自由」を求める教育 講師:中尾ハジメ氏(京都精華大学教授) 第2回 2011年10月29日(土)15時~17時 テーマ:メディアとメディアリテラシー論者と図書館 講師:影浦峡氏(東京大学教授) 第3回 2011年11月26日(土)15時~17時 テーマ:読書の歴史から学ぶ・教える 講師:和田敦彦氏(早稲田大学准教授) 第4回 2011年12月17日(土)15時~17時 テーマ:情報リテラシーとシティズンシップ 講師:小玉重夫氏(東京大学教授) 第5回 2012年1月28日(土)13時~17時 テーマ:(まとめ)受講者によるディスカッションを中心に構成する ◆ 申込方法:3回以上まとめて申し込まれる方は、リアクションペーパー提出などの参加条件を確認の上、下記までお申し込みください。 (各回ごとの申込受付は、開催日の一か月前の同日からです) mailto:ile2011fall@gmail.com 本文に、氏名、連絡先(メールアドレスと電話番号)、所属と職種、出席希望回を明記のこと ◆ 下記のブログでも、順次、案内と講師紹介などを行っていきます。
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