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秋田おばこ

2017年04月10日 | ひとりごと
秋田民謡として有名な「秋田おばこ」


おばこナ 何ぼになる
此の年暮せば 十と七つ
ハオイサカサッサオバコデハイハイ

十七ナ おばこなど
何しに花コなど 咲かねとや
ハオイサカサッサオバコデハイハイ

咲けばナ 実もやなる
咲かねば日陰 コの色紅葉
ハオイサカサッサオバコデハイハイ

おばこナ 何処さ行く
後ろの小沢コさ ほんなコ折りに
ハオイサカサッサオバコデハイハイ

「秋田おばこ」は「おばこ節」とも言われる?
「おばこ」とは娘や妹など若い女性を意味する東北地方の方言。
本来は処女のことを「おぼこ」と言ったのがなまったものとか。
秋田では実は「おばこ」と言う方言はない。
若い女性は「あねちゃ」「あね」と呼ぶことが多く、本来の
「秋田おばこ」も元歌は山形の「庄内おばこ」なんだそうで。
馬産地を巡り歩いた庄内馬喰が秋田に伝えた歌なんだと。

似たような歌で「ひでこ節」というのがある。

十七、八 ナ 今朝のナァ
若草どこで刈ったナァ このひでこナア
アラヒデコナァ

どこで刈った ナ
干ぼしナァ
長根の 其の下でナァ
アラヒデコナァ

その下でナ 葛のナァ
若もえ 葉広草ナァ
アラヒデコナァ

「ひでこ」さんって誰だろなと思ったら人の名前じゃないんだね。
「シオデ」という山菜のことなんだそうで。
「牛尾菜」と書いてユリ科のつる植物で野原や山林に自生してるらしい。
その若芽を食するために摘み取る女性たちが歌った歌だそうな。

やっぱり歌は女性がつきものだな。

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