雲板さんが排水凍ったと言うんで思い出した。
以前業務用の機械の修理をやってたころのこと。
製氷機は水を凍らせて氷を作る(当たり前だな)。
店では冬でも氷を使うんで氷点下になるときにも機械は動いている。
給排水があるんで、一応機械の使用気温範囲は5度から30度ほどとはなってる。
ただ、雪国につき氷点下に下がることもあるわけだ。
もちろん、氷を作る機械なんで凍らせる部分は-20度ほどにもなってるんだけど。
給排水が0度以下になっちゃまずいんだな。
常に流れてる水ならば0度じゃ凍らないんだけどね。
まず氷点下になって厄介なのが水道管の破裂。
行き場のなくなった水が凍って膨張して給水管を破裂させるんだ。
その点、排水は傾斜つけただけでオープンで流れて行くから普段は多少凍っても
水が流れると融けちゃう。
給水管は鉄や金属の場合が多く、熱が伝わるんでお湯かけたり、電気で融けやすい。
排水はエンビ管が多いんで厚さもあり簡単に融かせない。
冬に製氷機の故障の修理は大半が凍結によるものだ。
ある日、飲食ビルの1階のスナックから電話。
製氷機が壊れて水浸しだと。
設置リストを探したが見当たらない店。
とりあえず修理に向かってみる。
店に入るとカウンターの下から店の中の一部のじゅうたんが水浸しで。
とりあえず原因を探す。
シンクの隣に置いてる製氷機から配水管が出てる。
それを店の中を這わせた配水管の口に差し込んである。
そこから製氷機の排水が溢れてる。
そうやらその配管が凍ってるようで。
通常製氷機の配管は製氷機の入口と排水の出口のところだけしかメーカーでは
やらない仕事。
そこから先の店の中の配管など水道屋の仕事だ。
しかもうちの設置リストに載ってないということはどこか他から持ってきて勝手に
設置した機械だ。
機械から水が溢れたんだから店の内装を全部弁償しろと言い出すママ。
ハイわかりました・・って言うわけないじゃん。
手抜き工事で水道屋がやった配管が凍って他から持ってきた中古の機械。
メーカーが保障するわけもなく。
所長を呼べって騒いでるから所長など呼ぶまでもなく俺が主任だと。
百万はかかるからって騒いだってそんなの関係ねぇ・・
社長に電話するって言うから「おおどうぞ電話しろ」と。
不動産屋が経営者だから事務所に来いって。
おお、不動産だろうが組み事務所だろうがどこでも行くぞと。
早速、その足で近くの不動産事務所へ。
年老いた社長が出てきて応接室へ通された。
飲食ビルのオーナーだった。
その飲食ビルでも自販機タイプの製氷機が設置してあり、修理でよく文句
つけられた経験のある不動産屋だった。
応接室で待ってると事務のおばさんが対応。
「あんたのところは店を使えなくするような製品を勝手に売りつけるのか」と。
ちょっと待てよと。
勝手に売りつけたんじゃなくて、どこぞに捨ててるような使えない機械を勝手に
持ってきたんじゃないのかよと。
メーカーに内緒で勝手に設置して外部の排水が凍ったのをメーカーが保障できる
わけないだろと。
あんたじゃ話にならないなと言うと、奥からよたよたと社長登場。
「まぁ、あんたのところじゃ弁償できないって言うんだね」
「当然ですね」
「わかったよ」
話はこれで終わり。
おばさんがまだ、真っ赤な顔して怒ってるのを尻目に「さようなら~」。
会社に戻ってその話を報告すると、
「あの事務員もスナックのママも社長のめかけだから」
と所長。
温厚な俺が切れるほど激怒したのを初めて見たと言われた。
以前業務用の機械の修理をやってたころのこと。
製氷機は水を凍らせて氷を作る(当たり前だな)。
店では冬でも氷を使うんで氷点下になるときにも機械は動いている。
給排水があるんで、一応機械の使用気温範囲は5度から30度ほどとはなってる。
ただ、雪国につき氷点下に下がることもあるわけだ。
もちろん、氷を作る機械なんで凍らせる部分は-20度ほどにもなってるんだけど。
給排水が0度以下になっちゃまずいんだな。
常に流れてる水ならば0度じゃ凍らないんだけどね。
まず氷点下になって厄介なのが水道管の破裂。
行き場のなくなった水が凍って膨張して給水管を破裂させるんだ。
その点、排水は傾斜つけただけでオープンで流れて行くから普段は多少凍っても
水が流れると融けちゃう。
給水管は鉄や金属の場合が多く、熱が伝わるんでお湯かけたり、電気で融けやすい。
排水はエンビ管が多いんで厚さもあり簡単に融かせない。
冬に製氷機の故障の修理は大半が凍結によるものだ。
ある日、飲食ビルの1階のスナックから電話。
製氷機が壊れて水浸しだと。
設置リストを探したが見当たらない店。
とりあえず修理に向かってみる。
店に入るとカウンターの下から店の中の一部のじゅうたんが水浸しで。
とりあえず原因を探す。
シンクの隣に置いてる製氷機から配水管が出てる。
それを店の中を這わせた配水管の口に差し込んである。
そこから製氷機の排水が溢れてる。
そうやらその配管が凍ってるようで。
通常製氷機の配管は製氷機の入口と排水の出口のところだけしかメーカーでは
やらない仕事。
そこから先の店の中の配管など水道屋の仕事だ。
しかもうちの設置リストに載ってないということはどこか他から持ってきて勝手に
設置した機械だ。
機械から水が溢れたんだから店の内装を全部弁償しろと言い出すママ。
ハイわかりました・・って言うわけないじゃん。
手抜き工事で水道屋がやった配管が凍って他から持ってきた中古の機械。
メーカーが保障するわけもなく。
所長を呼べって騒いでるから所長など呼ぶまでもなく俺が主任だと。
百万はかかるからって騒いだってそんなの関係ねぇ・・
社長に電話するって言うから「おおどうぞ電話しろ」と。
不動産屋が経営者だから事務所に来いって。
おお、不動産だろうが組み事務所だろうがどこでも行くぞと。
早速、その足で近くの不動産事務所へ。
年老いた社長が出てきて応接室へ通された。
飲食ビルのオーナーだった。
その飲食ビルでも自販機タイプの製氷機が設置してあり、修理でよく文句
つけられた経験のある不動産屋だった。
応接室で待ってると事務のおばさんが対応。
「あんたのところは店を使えなくするような製品を勝手に売りつけるのか」と。
ちょっと待てよと。
勝手に売りつけたんじゃなくて、どこぞに捨ててるような使えない機械を勝手に
持ってきたんじゃないのかよと。
メーカーに内緒で勝手に設置して外部の排水が凍ったのをメーカーが保障できる
わけないだろと。
あんたじゃ話にならないなと言うと、奥からよたよたと社長登場。
「まぁ、あんたのところじゃ弁償できないって言うんだね」
「当然ですね」
「わかったよ」
話はこれで終わり。
おばさんがまだ、真っ赤な顔して怒ってるのを尻目に「さようなら~」。
会社に戻ってその話を報告すると、
「あの事務員もスナックのママも社長のめかけだから」
と所長。
温厚な俺が切れるほど激怒したのを初めて見たと言われた。
今じゃ社長も代わっちゃったみたいだけど。
この記事の登場人物に温厚な人はいるの?
その社長って何が良くて妾が付くのだろうと考えなくても良いっすね。
むさん、さすがにあの歳では絶倫は無理かとw
やっぱ**の切れ目は縁の切れ目ってやつかな?