幹事さんのひとりごと

秋田市 土崎港 壱騎町一区 壹友会 非公式ブログ 語ったもん勝ち

日誌その2

2008年07月26日 | 土崎港祭り
21日いよいよ本祭り。
朝から蒸し暑い。
曲がった外題札も直し、落ちてきた馬も張りなおし。
あとは馬落ちようが人形の手が折れようが人形屋がうちの責任だからと言う。
そういえば前日、上野人形の兜が電線に引っかかって脱げた。
電線の責任者がトイレに行ってる間のできごとで電線のやつらを叱った。
いやいやそんなこと気にするなと。
人形も暑くて汗拭いてもらいたくてヅラ脱いだだけだよとみんなで笑う。

中央通りで交差するときも電柱の旗に岩がひっかかり切れた。
振り棒がそのことも謝りに来た。
いやいやそれも中の柳を見せることができたからいいよと。
怪我人出たわけじゃないんだから、曳山が厄を吸い付けてるんだからいくら
壊れてもいいよと。

究極として、
曳山は壊すために練り歩いてるんだ

とにかく暑くて給与が追いつかない。
土崎の街中のジュース類は全て売り切れで手に入らないと給与が泣く。
水もってこいと空きペットボトルに麦茶作って水汲んで。
話を聞いたらわざわざ給与が何度も会館に戻って水汲んでくるって。
近くの家からもらえと言ったけど知り合いがいないからと。
どこでもいいのに水くらいわけてくれるだろ。
「会館の天然水道水じゃないと呑めない」
って言ったの誰だ?

11時30分に穀保町到着。
弁当食えと言われたけど食える状態でもないし、1食くらい食わなくても死なない
って言うと委員長が倒れたら大変だからって。
そんじゃと副委員長の天ぷらをつまむ。
御神輿が来てくっついてお旅所に向かう。
途中、同級生の○三の委員長、首に氷当てて支えられてようやく立ってるみたい。
そういえば熱出してダウンしてたと言ってたな。

お旅所の神事。
巫女の舞。
その間、炎天下。



戻って準備始めたけど、なかなかのろし上がらないし、御幸がスタートしない。
相○の1号車、委員長がお旅所で倒れたとの情報。
ようやくスタートしても前がなかなか進まない。
ホテル大和の前で演芸?
今までなら五十嵐病院前まで一気に行けという指示だったのに。

まぁいいや。
踊りながらゆっくりね。
振るときは振る。
振らないときはまっすぐにといううちの町内の伝統。
今年はきちんと指示通り、波打つように振るからうねるように進んでくる。
いいじゃん。かっこいいよ。

給与が小さい缶ビール欲しがって人が多いと。
なに贅沢こいてるんだよ。
特殊なもの欲しかったら自分で探して買って来いと言えと。
しかも自分の分だけじゃなく他の人の分も買って来いと。

50分遅れてますから
と総括。
前が進まないとどうにもできないってば。
うちは一気にでも進めるぞ。

をいをい顧問。
前日振り棒にいちゃもんつけてたな。
棒かえば曳山が動かないからと。
止めるために棒かってるんじゃないんだってば。
向きを調整してるんだって。
二日目もまだ言ってるよ。
飲みすぎだって。
誰かとしょりを黙らせろ。

ようやく相染に到着。
晩飯は囃子だけ弁当。
としょりと三役、振り棒、警護数名は焼肉、残りは着替えに戻るんで会館で。
って居残りの警護が来ない。
給与が居残り警護の弁当がないと買いに走ったらしい。
なんだよぉ
警護長!!
何年給与、総務やってたんだよ。
弁当は囃子の分しか頼んでないのを知ってるだろ?
それにしても毎度のことながらとしょりはここぞとばかりに焼肉屋で贅沢三昧。
こっちはろくに食えたもんじゃない。
予算が心配で焼肉に何年も行ってるけど、今年初めて肉を数切れ食っただけ。
いつもキャベツひとつかじる程度で。
「♪赤提灯」か?

戻りおスタート。
俺、一応8時集合って言ったけど、知らないうちに9時集合に変更されてた。
まぁその通りだけどね。
9時半過ぎても動けないし。



さぁていよいよ戻り曳山のスタートだ。
波打つように振れてるじゃねぇか。
いいぞ!
ってをいをい振りすぎだろ?
横の電柱にぶつかってるんじゃねぇか?
怪我すんなよ。
ってあんなにめちゃくちゃ振ってちゃんと進むなんてやればできるじゃん。

振動するたびに角灯篭が消える。
電気担当から報告で、どうやらインバーターが振動で切れるらしい。
スイッチを入れなおすと点くんだそうで、発電機に切り替えたと。

途中止まって動かない。
情報が入る。
本○町がどこかにぶつかって警察が来て委員長が連れて行かれたらしい。
ようやく動いて交差点付近まで来ると、あれ?信号機が曲がってる?
これか!

駅入口から曲がって町内に入る。
そのときに副委員長がなにやら熱くなって相談役ともめてる。
また前回の二の舞のようだ。
綱まくれば問題ないんだからせっかく出迎えて見送ってくれる町内の方に
じゃまだからどけと言えるわけねぇだろ。
前回それで大喧嘩して俺は会館に帰ったんだった。

「壹騎町一区曳山は無事に町内に戻ってまいりました」
って今年は後ろから菻町も入ってくるから囃子の共演やってくれと言われてる。
神明社の前でぐるっと向きを変える。
そして菻を待つ。
ヤリつき合わせて囃子の共演。
囃子聴いてるだけ?
お前ら騒げと。
囃子の前で恒例の「ジョヤサ」の大騒ぎ。
あれ?菻は見てるだけ?
はいはい、そこまでね。
ってこんどは菻が騒ぎ始めた。
こっちはジョヤサをかけてやる。
一緒に騒げばいいのになと。

町内を回る。
以前、何度も町内を回る予定であったのに中止している。
今年は土砂降りだろうが行くぞと。
時間的にも予想より早いんで小路に入る。
町内のとしょりが今年こそは回ってくれるかもと待ってたよと。
ありがとうとハグされる。
女性のハグの方がいいな・・・

旭三が山田小路に入ってきていたんで見送る。
隣町内での交流・・いいね。
さすがに夜中につき、ホイッスルとマイクを止めさせる。
菊の前で踊り披露。
うちの前でもやるという演芸。
師匠とのコラボで連続3曲やるんだと。

そして無事会館到着。
1時半。
「壹騎町一区ばんざ~~~い」



終了・・・・


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
羨ましいな (Kawagon)
2008-07-26 09:38:14
囃子が聞こえてきそうな臨場感たっぷりのレポート。
昔の記憶を思い出しながら読ませていただきました。
楽しかった思い出しかありませんが、委員長はじめ、役員方々の支えがあってこその祭りだったんですね。

上京直後は毎年曳山のために帰っていましたが、15年ぐらい前に長男を連れて行ったのが最後ですね。
曳山の話題今後も楽しみにしてます。
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15年も (幹事)
2008-07-26 12:07:29
そんなに遠ざかってるっすか。
ずいぶん様変わりしちゃったかもしれないね。
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そうですか (Kawagon)
2008-07-26 15:08:32
今でも7月になると、頭の中では囃子の音が聞こえてきます。前に帰省した時、細川さんで囃子のCDを購入しました。田舎を離れて26年。祭りもご無沙汰してますが、土崎で育った祭りの血は永遠ですよ。
旭三の曳山に参加できればいいのですが、幹事さんのところにお世話になるかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。
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それそれ (雲板)
2008-07-26 18:33:49
戻り山車が納まった瞬間に、「バラバラッ!」と壊れてくれれば良いなって、毎年思うよ
バラすのに楽だろうなぁー、って
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ハラハラ (太陽)
2008-07-26 21:59:51
初めまして☆
今年は子供が生まれたので出れませんでしたが、見に行きました。
臨場感たっぷりのリアルなレポをありがとうございます♪
各町内の笠納めの時は外に出てお囃子を聞いて今年の祭りを終わらせたいと思います。
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どうぞ (幹事)
2008-07-27 08:57:00
うちの町内は参加希望者を拒むことはほとんどありません。
みんなが集まって町内を結成してるようなものですから。
参加者全員町内の一員扱いっすよ。

解体ってあっけないよね。
一ヶ月かけて組立てて、1時間で解体。
台車そのままだからね。

太陽さん、はじめまして。
子供ですか。
そりゃおめでとうございます。
今年参加できなくても、祭りの血を受け継ぐ者ができたのは
めでたいことなので。
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