地球を守れ

環境破壊などの地球上での破壊活動はいろいろ論議や検討が行われている。
自分の身近なこととして目に見えるし、実際に自分の生活にかかわることなので
関心も深くなる。
だが、地球外からの脅威に対しては一般的には関心は薄い。
かといって、それは一般庶民の手では防ぐことはできないもので。
天変地異などの比ではないことなのだ。

http://www.sakigake.jp/p/news/science.jsp?nid=2007022701000149

国連宇宙空間平和利用委員会は将来的に地球に異常接近したり、
衝突したりする可能性のある小惑星への対策を検討することになった。

地球や惑星が宇宙を漂う塵や隕石が集まってできたものとされるが、
重力を持ち隕石や惑星、彗星が飛び交う宇宙上で衝突は避けられないもの。
小さな隕石が地球に接近して大気で燃え尽き、
「流れ星に願いを」
と言ってるうちはかわいいものだが、実際、隕石として地球上に落下することもある。
それが数百m、数十ｋmという単位のものとなれば話は違う。

恐竜が絶滅した原因が隕石落下説だってあるくらいだから。
でかい隕石や小惑星が地球に衝突した場合の影響。
石を投げたら昆虫が潰れたっていう規模じゃないんだ。
地球内部はマグマの海。
そのバランスが崩れて火山噴火から噴煙による大気の変化で生物の危機さえ
ありえることで。
北極・南極の氷が溶けて洪水も考えられるし。

そこでとりあえず発見された小惑星が地球に衝突する前にどうにかしようと。
そんな計画を世界的規模で話合うのはもっともなことだろう。
ただ、どんな回避方法があるのかが最大の問題だろうね。
現在の地球上での方法とすれば惑星を破壊してしまうことが考えられるはず。
最大武器として核爆弾だろうか。
核廃絶を訴えながら地球を守る目的としても核開発ではどうしても矛盾があるし。

そんな点は日本の「憲法九条」問題と似てるかもね。
戦争をしないと決めてるから武装しない。
確かにごもっともだけど、攻められた場合にどうするか。
戦争しないから誰も攻めて来ないと言い切れるのか。
攻められたらなにも抵抗しないからどうぞ勝手に侵略してくださいって？
日本はみじめにやられっぱなしだからそれをかわいそうだと思う国が
助けてくれるだろうって？
戦争に向けて武装しろとは言わないが、仮に攻められた場合にどうするのか、
そんな議論があってしかるべきと発言した議員に大賛成だよ。

って話は飛んじゃったけど。
小惑星の衝突を回避する映画もあった。
アルマゲドンやディープ・インパクト(馬じゃないよ）がそんな映画の代表作とも言えるか。
昔、アニメでロケットを打ち込んでその噴射で軌道を変えるというのもあったし。

結局古くからそんな危機感はあったことに間違いなく、人間が生活するようになって
そんな大規模な危機はなかったから、これからも起こらないだろうという安易な
考えは捨てるべきか。
何が起こるかわからない現在。
明日の平和を作っていくのは今日の自分達だという自覚が必要かも。