内輪話１

去年の段階で統前として人形の優先権があるので
今まで乗ってない両腕を下げ槍を持った人形を希望してた。
それが人形屋が言うには新町と二区も希望してると。
3町内で話し合って決めてくれと。

仮にそれ以外としたところで5町内でも統前につき、どこかとかち合う
可能性が高い。
第一候補を譲った場合はすでに第二、第三候補は決められてしまって
いるということもありえる。
そこで冬のうちに5町内集まって人形サミットやろうと。

そう決めた時点でうちはすでに譲るつもり。

あちこち譲り合って結局集まる前に割り振りができていた。
うちが選んだのはこいつ。



本当は委員長の希望でトラを乗せたかったと。

本人が寅年生まれだと言うんでね。

それが人形のトラがどうもピンとこないと。
「トラはやめた」
と言いつつも「トラ退治は清正」。
清正だけ採用することになった。

清正と言えば七本やりの一人。
羽場秀吉の七本やりの・・・
あれ？

平成18年に秀吉に清正でやったんじゃなかったっけ？



同じような場面・・・

「秀吉は兜だべ？」と人形屋。
それって前にも乗った将二で改造したという兜だべ。
そんじゃ同じだなと「えぼし」を指定。

いざ本番スタート～～～って、秀吉なんもかぶってないねが。
人形屋大忙しでかぶりもの忘れたみたい。
まぁはげじゃないからいいか。



槍は清正の片刃の槍を作ってくれと。
最初に今回の槍を持ってきて、手はもっと太い槍に合わせてあるからと
持ち帰った。
ところが片手槍なんで太いと腕が折れるからとまた同じ槍を持ってきた。
どうやら曳山の台数が多くて人形屋もパニック状態。

なんとか間に合って形にはなった。



人形屋のせがれのセッティング。
俺の好みとしては正面に顔が向いてなくてもいいから、清正は左足を
もっと引いて横向けてほしかったな。
寝てる山口君ももっと横向けて前に足が出るほどに。
まぁ委員長が良しとすることに文句言えないけど・・・