先日買ったCDを聴いた.M.ホーネック指揮+ピッツバーグ交響楽団による,ベートーヴェン・交響曲第9番「合唱」.
やや速めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団&合唱団は,ライヴに起因するラフさがないではないが,充実の技術とアンサンブルで,ベートーヴェンの力強い音楽を率直に伝えている.ヴィブラートを抑えた清新な響きが魅力であるいっぽうで,内声の動きや旋律美への眼差しも十分にある.録音は鮮明だが,強奏時に音が割れるのと,編集点と思しい僅かなノイズが残っているのが遜色.使用楽譜は,ブライトコプフ,ベーレンライターの両新版を参照・折衷したうえで,慣例的な改変のいくつかを踏襲したもの.
BEETHOVEN - SYMPHONY NO. 9 (SACD-Hybrid)
Mendelssohn Choir of Pittsburgh,
Pittsburgh Symphony Orchestra,
Manfred Honeck (conductor),
Reference Recordings,FR-741SACD
やや速めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団&合唱団は,ライヴに起因するラフさがないではないが,充実の技術とアンサンブルで,ベートーヴェンの力強い音楽を率直に伝えている.ヴィブラートを抑えた清新な響きが魅力であるいっぽうで,内声の動きや旋律美への眼差しも十分にある.録音は鮮明だが,強奏時に音が割れるのと,編集点と思しい僅かなノイズが残っているのが遜色.使用楽譜は,ブライトコプフ,ベーレンライターの両新版を参照・折衷したうえで,慣例的な改変のいくつかを踏襲したもの.
BEETHOVEN - SYMPHONY NO. 9 (SACD-Hybrid)
Mendelssohn Choir of Pittsburgh,
Pittsburgh Symphony Orchestra,
Manfred Honeck (conductor),
Reference Recordings,FR-741SACD
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