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S.カンブルラン+南西ドイツ放送響=ブルックナー「交響曲第7番」

2016-05-29 | 音楽 - ブルックナー
 先日買ったCDを聴いた.S.カンブルラン指揮+南西ドイツ放送響による,ブルックナー・交響曲第7番.

 やや遅めのテンポを採り,譜面の細部まで丁寧に再現した模範的演奏.なかでも南西ドイツ放送響の重厚なブラスセクションは魅力で,ブルックナーらしい迫力のアンサンブルである.またカンブルランは,輪郭の明確な曲作りを心がけており,過剰にくどくどしい音楽になることを避けている.活力ある表現の第4楽章はとくによかった.録音は鮮明であるが,残響が極端に少なく雰囲気に欠ける嫌いも.


Bruckner: Sinfonie Nr. 7
Sylvain Cambreling (conductor),
SWR Sinfonieorchester Baden-Baden und Freiburg,
Glor Music Production,GC10301

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